町中のお店が明るく過ぎると感じることはありませんか? 3月地震のあと電力消費を節約するために少し落ち着いたと思うのですが、気が付けば“明かる過ぎ”があちこちで復活しています。
なんとなくそう思っていたところ、照明デザイナーの石井リーサ明理さんが日本の店舗などは“明かる過ぎる”としている新聞記事を見ました。私の感覚が一人私だけではないと確認できた気分です。
薄暗いのがいいのではありません。もっと落ち着いた雰囲気というか、光の圧迫感のないお店、町・生活がほしいと思います。
照明デザイナーの職業と石井の名前にはかすかな記憶があります。ずーっと以前に私は『中学生・高校生のための仕事ガイド』という仕事事典を執筆しました。そのころ何かで読んだのが照明デザイナー石井幹子さんの話です。短い紹介ですが「照明デザイナー」を『仕事ガイド』の1項目にしたのはこのおかげです。
新聞記事では母親も照明デザイナーとなっており、確かめると予想通りで私は親子2代の記事を読んだことになります。