徳島県上板町はどういう町なんでしょうか。
その教育委員会からいただきました「不登校への対応」は、感動すべきレベルでした。「上板町子ども若者相談支援センター『あい』」というのが拠点のようです。町民を対象に年数回のユースアドバイザー講座を開き、受講者の1割前後が修了証書を受けるような住民参加の取り組みになっています。
不登校の子どもにはライフサポーター家庭派遣事業という臨床心理を学ぶ大学院生が出向く仕組みがあります。大事なことは「子どもの気持ちを大切にし」、この援助が押し付けにならないようにしていると思えることです。…
対象の子どもは小学校入学前から中学校卒業後までの若者です。子どもの居場所『あい』が受け入れるのは不登校の子どもとともに「社会生活を営む上で困難を有する子ども」です。担当者が独自に考えている意識を感じます。
これまで不登校や引きこもりについて行政機関にいろいろな取り組み状況を問い合わせてきましたが、徳島県上板町教育委員会からの情報提供はピカイチだと思います。本気で取り組んでいる、その本気を感じさせてくれます。
上板町のホームページを見たのですが、この様子は見つけられませんでした。不登校情報センターとして、焦点を明確にして行政機関から様子を聞いていく意味はここにあると確信できました。
11月から全国の教育委員会あてに「不登校への対応」について情報提供として様子を知らせてもらうようにお願いをしてきました。
対応のうち教育相談室と適応指導教室(教育支援センター)はそれぞれ別に書いてもらいます。教育委員会の対応とあわせ3種類の情報提供用紙を送りました。
この3種のうちどれか一つでも情報提供の形で回答をいただいたのがおよそ100か所です。さらに追加されるかもしれません。各教育委員会で参考にされることを望みたいです。
〔上板町教育委員会〕http://www.futoko.info/…/%E4%B8%8A%E6%9D%BF%E7%94%BA%E6%95%…