6人目の斜視の人から連絡がありました

斜視のメンバー(?)がまた一人増えました。私の頭の中では6人目です。
Facebookに次の投稿がありました。この人が重度の斜視かどうか、本人はそう思うかもしれませんが…。こう言っています。

「俺はやるぞ。重度の斜視は発達障害の疑いがあると俺の知人が言っている。俺にも斜視はあるから、集いのメンバーを増やす為に、俺は動く。斜視はあるだけで、偏見を受けやすい。俺も苦労したから」

身体上の斜視、特に重度の斜視が発達障害であることと、制度として斜視が発達障害と認められるのは同じではありません。そのあたりもお互いに学んでいく機会になりそうです。

上の投稿に私の書いたコメントです。「あまり力まないで行きましょう。ゆっくり、落ち着いて、着実に進むのが早道です」
すぐに返事がきました。「松田さん、ありがとうございます。俺の悪い癖ですね。挨拶の手紙を送りましたので、よろしくお願いいたします」。

あいさつの手紙を待つことにします。

ひきこもり大学をかつしか区民大学講座に提案

かつしか子ども・若者応援ネットワークが担当する「かつしか区民大学」の講座にひきこもり大学を提案しました。「かつしか区民大学」とは葛飾区生涯学習課が数年前から行っているもので、年間数十の講座を開く“学習運動”です。
来年度の企画のことで目の前のことではありません。近日ひらく全体会に図るため、このネットワークの世話人に企画趣旨を提出しました。企画の中心は5月に「引きこもり大学in下町」を開いたSくんです。企画趣旨を紹介します。

<来年度予定の「区民大学講座のひきこもり大学」について>
ここ数年の間に、ひきこもり経験者と支援者が共同する「フューチャーセッション」という方式が広がっています。この方式は分科会のファシリテーター役がいて、いくつかのテーマに分かれて話し合う方式です(分科会?)。出席の当事者は分科会移動してもよく、自分が関心の持てる分科会を探します。
始めたのは「庵(いおり)」というグループで都内では「フューチャーセッション庵」の名前で2か月に1度開かれています。都外では現地の団体グループが主催しています。
「ひきこもり大学」というのは、ひきこもり経験者が得意分野の講師を担当する方法です。数年前にあるひきこもり経験者が提唱したものです。
「フューチャーセッション」と「ひきこもり大学」が一緒になり、この方法が全国各地に広がってきました。
5月7日に「ひきこもり大学in下町」を開いたのは、不登校情報センターにきているSくんです。Sくんは事実上「フューチャーセッション庵」の企画メンバーですし、ほかにもいろいろな団体グループに出入りしていて、単独で広いネットワークをつくっています。このネッタワークの力で(講師・ファシリテーター・受付・参加者の組織)「ひきこもり大学in下町」を大成功させました。これまでの「ひきこもり大学」を踏襲するだけでなく独自色も追及しています。

「ひきこもり大学in下町」をこれからどうするのか。同じやり方では続かないと考えていくつかの構想を思い浮かべています。それがまだ固まらないところに、区民大学の話をしたことになります。Sくんは意欲的にチャレンジするスタンスです。しかし、そうしたからといって自動的に次の構想が具体的になるわけではありません。
区民大学での「ひきこもり大学」では、大きく2つの方式を考えています
A型:前半に講演会をし、そのあとテーマを設けて分科会にするもの。これは多くの「ひきこもり大学」が行っています。A型は講師料が必要になるかもしれません。
B型:初めに引きこもりの経験者数名が出て、パネル方式か体験発表を行い、そのあと分科会方式にするもの。

区民大学のなかで「ひきこもり大学」を開くことの意味付けからA型・B型いずれにするか、さらに別の方法にするかを考えたいです。
背景事情には東京都の東部地域はひきこもりに関する取り組みが比較的薄いと評される地域です。その空白をなくすために「かつしか区民大学」の「ひきこもり大学」を有効に生かしたいところです。
より多くの方に参加していただく、ひきこもりをより深く理解していただくというのはもちろんです。それに加えて「かつしか区民大学in下町」を継続する条件づくり、不登校情報センターのひきこもり家族会・居場所づくり、ファシリテーター役との協力関係づくり、かつしか応援ネットの係わりなど、今後につながる場にしたいです。特に「in下町」の継続。
そのためには区民大学のなかで「ひきこもり大学」をどうすればいいのかを考えたいと思います。時間は十分にありますが、さて名案はどうでしょうか?