父親がアスペルガー症候群である場合どう対応すればいいのか(続き)

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盆休み期間中の「大人の引きこもりを考える教室」にしては参加者が多くちょっと意外でした。二次会もありまして、20代の3人に相談役の田中登志道先生と私の5人で1時間ほど話しました。
この二次会の途中で、私の宿題になっている先日のカサンドラ症候群の問題を持ち出しました。8月8日のブログ「父親がアスペルガー症候群である場合どう対応すればいいのか」です。
直接の回答ではありませんが、参考になる意見を聞くことができました。
それまでは強気一方と思っていた父親が、「実は仕事が大変でつらい」と言ってきたというのです。母親はここで仕事を辞められたら大変という反応だったのですが、そのとき「つらいということをよく話してくれて嬉しい」という趣旨を返したのです。
父親はこれまで自分の仕事のつらさを家族はわかっていると考えていたらしいのですが、この言葉を聞いて仕事のつらさを話したことがないと気付いたのです。
これによって事態は何も変わってはいないのですが、家族が話せる関係が徐々にできたといいます。
ここで田中先生が傾聴というのを簡単に説明してくれました。ある人の発言の基になっている気持ちに思いを寄せて聞く、ということです。ロジャース法の来談者中心カウンセリングというようです。言葉で誰かを責めている、それに反応して責められる誰かを公平に擁護すればいいのではなく、その発言をする人のつらさや苦しさをまずは受けとめよう、それが傾聴に当たるというわけです。
これらの話は「父親がアスペルガー症候群である場合どう対応すればいいのか」という問いに答えているのではありません。もう一歩、もう二歩進んだところでの対応になるでしょうが、参考にはなると思います。

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