「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」の進捗状況

「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」ページの作成作業が進んでいます。
(1)正式掲載分は200件近くになりました。それ以前の非公式掲載は推定で150~200件になるでしょう。毎週メーリングリストにより送られてくる50~60件のうち、採用するのは20~30%なので、未掲載分が40~50件溜まっています。およその現状をこのように判断できます。かなりのスピードです。
(2)新たな「不登校情報センター経由」の情報を加える。
不登校情報センターに直接に送られてくる連絡や問い合わせのうち、この「周辺ニュース」に該当するものを加えようと考えます。千葉薬業専門学校が公式に認可されたという連絡を受けました。ニート・ひきこもりを意識した資格取得の専門学校です。
また情報探しの中に見つけた特異なものも「周辺ニュース」に加えます。例えば発達障害者のための自動車教習所、出張型の神父さんがいます。こういう事例です。
昨年から今年にかけて、ウィッツ青山学園高校の不正事件で関係者に問い合わせをしました。そのやりとりも加えるのがよかろうと判断できます。
これらを「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」を構成する「不登校情報センター経由」カテゴリに扱うことにしました。
(3)全体の分類(カテゴリ)方法も徐々にわかりかけてきました。数種類のレベルのカテゴリが並列しています。そのうち地域(都道府県と市区町村)は明確です。それ以外の種類を分ける分類(カテゴリ)が混在しています。これを整理していけば全体構造も明確になります。

Rくんが見せてくれた車いす利用者のための駅案内図

前日までに連絡はなかったのですが、当日になって2組が“相談”に来ました。
『ポラリス通信』8月号に「8月27日(土)13時~15時 不登校情報センターのサイト制作に関わる人と家族、関心を持つ人が対象の説明会や企画会議。1人でも希望者がいれば実施」とお知らせしていたことです。
2組目のRくんは終了後の4時過ぎに来ました。予定はすんだところなので、ここはRくんの話を聞くところから始めようと思いました。
Rくんはある障害者のグループに関わって活動をしています。話がなかなかそこに行かなかったのですが、終わりに近づいたと思ったあたりで、ようやくカバンからある物を出してきました。
都内の地下鉄駅のホームと関係個所を図に描いています。車いすに乗る人が各駅のどこを利用できるかを調べたものです。車いすの乗降場所、トイレの位置など記載されています。およそ2年かけて10駅余りを調べたといいます。
車いすを使う人に渡せるような図にする工夫を重ねています。しかし、車いすを使う人と出会う機会は少なくてまだあまり渡してはいないそうです。
この案内書を見たとき、私は過敏性腸症候群(IBS)の人に役立つと思いました。電車に乗れない人のなかには、トイレが近いためという人がいます。電車に乗るために各駅のトイレの位置を確認し記憶している人もいます。
Rくんが作成中の駅案内図は、車いすを使う人だけではなく、IBS傾向の人(ある本に人口の10~20%と書いてありました)にも役立ちます。すごく可能性を開く活動です。
この手の「説明会&企画会」を続ける意味が見つかった感じがします。