前日までに連絡はなかったのですが、当日になって2組が“相談”に来ました。
『ポラリス通信』8月号に「8月27日(土)13時~15時 不登校情報センターのサイト制作に関わる人と家族、関心を持つ人が対象の説明会や企画会議。1人でも希望者がいれば実施」とお知らせしていたことです。
2組目のRくんは終了後の4時過ぎに来ました。予定はすんだところなので、ここはRくんの話を聞くところから始めようと思いました。
Rくんはある障害者のグループに関わって活動をしています。話がなかなかそこに行かなかったのですが、終わりに近づいたと思ったあたりで、ようやくカバンからある物を出してきました。
都内の地下鉄駅のホームと関係個所を図に描いています。車いすに乗る人が各駅のどこを利用できるかを調べたものです。車いすの乗降場所、トイレの位置など記載されています。およそ2年かけて10駅余りを調べたといいます。
車いすを使う人に渡せるような図にする工夫を重ねています。しかし、車いすを使う人と出会う機会は少なくてまだあまり渡してはいないそうです。
この案内書を見たとき、私は過敏性腸症候群(IBS)の人に役立つと思いました。電車に乗れない人のなかには、トイレが近いためという人がいます。電車に乗るために各駅のトイレの位置を確認し記憶している人もいます。
Rくんが作成中の駅案内図は、車いすを使う人だけではなく、IBS傾向の人(ある本に人口の10~20%と書いてありました)にも役立ちます。すごく可能性を開く活動です。
この手の「説明会&企画会」を続ける意味が見つかった感じがします。