昨日のゲーム交流会はちょっと変わったことをしました。
Skypeを使い、オーストラリアのグラハムくんにも参加をしてもらいました。
こちらには7名が席に着き、Skypeを通してグラハムくんに会場を伝えます。グラハムくんには自室から画像を送ってもらいました。
こちらに映るパソコンの画像は小さいので、プロジェクターを使い、拡大画像をふすまに映します。
ゲームではカードは使えません。3種類のゲームをしました。言葉によるもので、1問目はiPhoneとアンドロイドを話すものです(ゲーム名は忘れました!)。
3問目は、うろ覚えですが「日本国内の地上波TVで放映されたジブリ作品の総数はいくらか?」を答えます。正解というよりも各自が見当(あてずっぽう)で答え、中央値の人が100点、最大と最小に人が-50点です。このような問いを10問出して合計点数を競うものです。これもゲーム名を忘れました、というよりは聞いていない! このような会話によるものはSkypeを通してゲームができます。実験成功ですし、けっこう楽しめました。
ボードゲームになると場に参加する人の手元を映せばできるでしょうが、もう一台カメラが必要になります。できそうなものもあります。カードゲームでもほかの人に中身を見せないようにSkypeで送ることができればできそうですが、この日は実験できません。
台湾出身のRさんも参加し、internationalなゲーム交流会ができました。
来月は11月12日(土)午後4時からです。
日別アーカイブ: 2016年10月9日
相談を受けたら途切れずに支援につなげる取り組みが重要
ヒューマン・スタジオの丸山康彦さんと意見交換しているなかで相談援助の役割を聞くことができました。丸山さんは神奈川県藤沢を拠点にひきこもりの支援活動をしています。
丸山さんの相談援助では、発達や精神の障害の有無や影響の大きさに関わりなく「ひきこもり状態」ということで横断的に相談を受けています。発達障害の相談、精神障害の相談という縦割りではありません。相談に加えて家族会や訪問活動まで含めて、ひとつの独立した相談援助の方法です。これらは不登校情報センターの取り組みと類似しています。
丸山さんは家族相談だけで本人が動き出すことを何人も経験しています。相談援助が軽視されていることがひきこもりの長期化の一因ではないかとまで言っています。わが子がひきこもり状態になった親御さんがとる最初の行動は「相談すること」だからです。
それなのに「支援につなぐための相談」として対応される、すなわち最初の相談した後は他の支援セクションに回されることが多いです。そういう相談活動ではうまくいきません。
その意見も私とだいたい同じです。本人または家族と一緒に役所などの関係機関に同行することがあります。これは不登校情報センターだけではなく丸山さんにもあると思います。
しかし、他の支援セクションに直接に引き継がない紹介は「親御さんも本人も安心できない」と言います。私の予測はそういう方法ではほとんどが支援機関との関係ができないまま途切れます。
丸山さんは相談援助から途切れないで支援活動につなげる重要性を述べました。この視点から、私の相談活動・相談援助を意識して見直してみようと思っています。
なお不登校情報センターは、保健所、精神保健福祉センター、社会福祉協議会にお願いして相談活動等に関するアンケート調査をしたことがあります。この調査をこの機会に読み直して現状を確かめるつもりです。
〔保健所と引きこもり〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
〔精神保健福祉センターと引きこもり〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…