来年3月予定の全国若者・ひきこもり協同実践交流会の準備に関わってきました。途中からの参入ですからあまり強いことを言うつもりはありません。
関わるなかで「当事者や現場の実践者の視点」を取り入れようと考えました。行政的視点、研究者的視点からの協同実践交流会になるかもしれないと違和感をもったからです。
ここにきてこの違和感の中心は浮かび上がってきました。全国若者・ひきこもり協同実践交流会はひきこもりを起点に考えられてきたと思ったのが、違うかもしれません。準備の中心は生活困窮者支援の活用に傾いてはいないか。
生活困窮者支援にはひきこもりへの対応が含まれます。それは前進であり、引きこもりと周辺の社会問題を統一的に取り組むのは理想的だとも考えました。ところが運動は生活困窮者支援に重点が動き、ひきこもり当事者の感覚とは別物になっているのではないかという疑念がわいています。
「発達障害やニートや貧困や震災被害などが発生するたびにひきこもりの問題は後回しにされている」。これは以前にあるひきこもり経験者がふともらしたことばです。そんな中で生活困窮者支援法になってようやくひきこもりが対象に入りました。直接かかわるうちのひきこもりの理解とか対応も向上すると予測しました。
しかし、そう簡単ではありません。ひきこもりが生活困窮者支援のなかに取り込まれ、そこに解消され、霧散してしまう雰囲気を感じています。ひきこもり経験者がふともらしたことばはいま私の感覚です。
連帯を拒むつもりはありませんが、ひきこもり当事者の根を置いた取り組みを心がけるしかありません。本音というよりは実感です。
日別アーカイブ: 2016年10月18日
10月26日午後に「周辺ニュースの記事集め」グループ会を開く
「周辺ニュースの通信員を募集」を呼びかけました(10月15日)。
その後でいくぶん活動が重なる「周辺ニュースのセレクター役」も考えました。こちらは業界紙、機関紙などから情報を集める役割です。メーリングリスト「なくせ! 子どもの貧困」からの情報は、主に新聞(全国紙,ブロック紙、県紙、タウン誌)ですが、それ以外の業界紙(教育新聞、農業新聞など)、機関紙(社会団体、福祉団体など)からも情報を集めたいと思います。どれほど集められるのかはやってみないと分かりません。…
業界紙、機関紙といってもきわめて多数あります。その中では「ひきこもり・不登校の周辺」に取り込める記事は限られるでしょう。
ニュース好き、書くの大好きな人、歓迎します!
「ひきこもり・不登校の周辺」は、初めはある程度の広い範囲を扱いますが、徐々に収れんし絞っていけると予測します。ひきこもり、不登校、いじめ、ニート、発達障害に関することが中心です。それを取りまく子ども・若者、産業(就業)、教育、福祉(障害など)、医療・心理…等に分類される記事集めになる見込みです。
このメンバーを集めるために、「周辺ニュースの通信員」と「周辺ニュースの“セレクター”」を説明する場を設けることにしました。「ひきこもり・不登校の記事集め」グループ会です。情報集めに関心のあるニュース好き、書くの大好きな人なひきこもり等の経験者およびその家族を対象にする説明会です。
日時:10月26日(水)13:00~15:00
場所:不登校情報センターの事務所(江戸川区平井3-23-5-101、JR総武線・平井駅南口5分)。
参加者:3名程度(希望者が1名いましたら実施します)。特に不登校情報センターの会員を歓迎します。説明は松田武己、参加費は無料です。
〔周辺ニュースの「記事集めグループ員」〕
http://www.futoko.info/…/%E3%80%8C%E5%91%A8%E8%BE%BA%E3%83%…