「トピック記事」募集とサイト内ページの統合

「ひきこもり周辺ニュース」を立ち上げて、この5か月間に約900ページ(全体の約15%)が増えました。ペースが上がり1か月に200ページ以上増え続けています。分類して保存する方法をとっています。
この延長で2方向の発展が生まれました。
(1)すでに掲載されているページ群を統合する。
①、以前に活動記録として学校と相談室から実践記録をいただき掲載しています。これを「ひきこもり周辺ニュース」内に「相談と活動記録」をつくりまとめます。
②、サイト内に「不登校・ひきこもりの質問コーナー」があります。質問項目は全部で143件、回答者は私も含めて15名(当事者4名を含む)で回答数は225件ほど(未回答項目も数件あり)。これも「相談と活動記録」にまとめます。
③、「学校Q&A」というフリースクールを含む学校など90か所の紹介ページがあります。これも「ひきこもり周辺ニュース」にまとめます。
*これらのまとめ作業は仕様が決まれば単調ですが、かなりの量になります。

(2)「トピック記事」として募集します。
新聞記事をみると、特に学校や相談機関の個別の取り組みは、どこかの団体などにかたよっています。それを補うために学校・相談・支援の現場から直接に報告を呼びかけます。それが「トピック記事」の募集です。
教師の実践記録に限らず。生徒からの感想文もふくみます。相談・支援団体において支援者に限らず、利用者・相談する側の感想を送ってください。
*数か所にお願いを始めました。お願いの全文を紹介します。

〔「トピック記事」募集〕
http://www.futoko.info/…/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%…

「色覚補正めがね」にちょっと驚く

眼鏡屋さんの前を通ると「色覚補正めがね」と書かれた大きなポスターが貼られています。はて、視力矯正でなく色覚補正とは、色弱用のメガネなのか? ポスターに近づいて確認しました。どうもそのようです。
小学校のころ検査を受けた色覚検査の表を思い出しました。あれに似たものがポスターにも色刷りされています。学校の時のものはもっと明瞭だった記憶がありますが、ポスターは色の輪郭がぼやけています。あえてそうしているのでしょう。
他の子に読めて自分だけ読めない字があった。他の子は読めず自分だけがその文字を読めた。色覚検査の用紙はそれを鮮やかに示していました。
私が色弱とわかったのは小学校のこの検査の時です。2年生ではなかったかと思います。そのときはちょっと特別扱いされた記憶があります。
そのときの検査用紙(のちに石井式と知りました)は、鮮やかすぎて(現実よりも極端?)、ポスターの色覚検査の表はぼやけて見えるようにしてあるのでしょうか(?)
ちょっと驚きだったのは、色覚をメガネで補正できるという点です。色彩感覚が働いていれば(色彩感覚がない場合はできない?)、それを補正できるところです。
聴覚などで使う補聴器もそれと同じ原理でしょうか。聴覚の場合は音を拡大する(強度をます)ことでしょう。色覚の場合は、拡大ではなく色の質を変換する必要があります。それが「色覚補正」の技術的な難関でこれまで世に出なかった背景理由の1つかもしれません。たぶん生活上の困難が聴覚ほどではなかったこともあるのでしょう。
その技術的な難関をメガネで行うのがすごいと思いました。どんな仕掛けのメガネなのか時間があれば眼鏡屋さんに聞こうと考えています。感覚器官を操作するのは難しいと思いますが、その外側でなら補正できる、それを確認しました。(医療技術は感覚器官にも手が付けられるレベルになりそうです)

1月22日に錦糸町で斜視の集まりをします

斜視の集まりを1月22日(日)に予定しました(第3回)。
場所は前回と同じ錦糸町のカラオケルーム、時間は1時15分とします。
1時にJR錦糸町駅南側改札口で待ち合わせをします。
初めての方も歓迎しますので、連絡をください。メール、FAX(03-5875-3731)。
小学校・中学校の斜視の子どもに対応するため、いつか「斜視の理解と対応の手引き」を作りたいと思います。
準備のため質問を考えました(上手くまとまりませんが)。これを参考に話そうと思います。

斜視のために同級生などから、いじめを受けた・からかわれたことはありますか(実例をきかせてください)。
そのほか同級生など友達関係で困ったことはありますか。
体育、音楽、そのほか授業や担任教師の関係で困ったことはありますか。
保健室を利用した、学校での健康診断などで指摘を受けたことはありますか。
日常生活(メガネ店の利用など)、容姿が気になる、頭痛の併発があったようなことは?
眼科などの医療機関に受診した・手術をした。その際の注意事項など。
ほかに斜視や弱視などの付随することで子ども時代に困ったことはありますか。
*メモに書いてもらうと助かります。

「週3日の仕事が限界で、週4日は無理」の心身状態

ある人から「週3日の仕事が限界で、週4日は無理」と聞きました。実は彼が初めてではなく、これに類することはかなり多数から聞いています。ここでいう限界とか無理というのは「自己都合」ではなくて、心身の状態として限界、無理という意味です。
「これに類すること」というのは非常に広範な状態を指します。典型的なものとして、
(1)週3日働き、週4日休む(1日7~8時間働く)。または「週4日働き、週3日休む」はそれに準じるものです。「2週間で5日働く」(2週にわたり月水金火木曜日に働く)もこれに準じるものとします。
(2)週5日・1日2~3時間働く。働く時間帯が昼型と夜型に分かれます。
(3)1か月働き・1か月休む(週5日で1日7~8時間働く)。これもいろいろなパタンがあります。
(4)登録派遣型の就労にしている人は、1か月1日働くタイプから1か月数日働くタイプの人もいます。複数の登録派遣会社に登録し、働き先を選択しながら1か月数日働くタイプの人もいます。
なお、聞く限り残業というものはありませんが、1日2時間働くことになっている人が3時間働くのは残業に当たるのかもしれません。

これらは「週5日働き、週2日休む(1日7~8時間働く)」という、今日の就業パタンとは違う働き方を示したものです。これらを「短期間就労タイプの諸形態」と呼ぶことにします。
私はこれを「心身の状態として限界、無理」といって紹介しています。これを超えるとある期間の後で全く働けない状態になります。そうなっている人は少なからずいます。ですからこれらの「短期間就労タイプの諸形態」が必要である事実を認めていただきたいのです。
「短期間就労タイプの諸形態」の人の休日の過ごし方はさまざまです。趣味・特技に精力的に動きまわる(動きまわれる)人もいます。完全に休息にするタイプもいます。ある人は「ひきこもるために働く」とその状態を表わしていますし、ひきこもりというよりは“趣味こもり”という人もいます。これら全体を否定的な心身状態、いいかえるなら障害として直す対象ではなく、正当な事実として受けとめとどうなるかを考えています。
考える材料はいくつかあります。ときどきまとめるつもりですが、今は項目だけをあげます。

①、ある団体グループが週4日労働をアピールしています。歴史的な推移としてはその方向だと思います(オランダでは広く普及)。私が働き始めた50年前は週6日働き(土曜日半日)の週休1日でしたから、この流れは根拠があります。それを意図的に選ぶのではなく、心身状態からそうなる形の先駆性はありうるのでしょうか?
②、求職が安定期になると、早期退職者が増える傾向があります。やりたい仕事探しという潜在的な傾向が表面化するわけです。これとの関係もありそうです。苦痛としての労働からの解放(技術の発展などによる)の次は、個人の自己実現としての労働選択になるのかもしれません。
③、労働と趣味(遊び)の区別がなくなる時代が近づいてはいないか。さらには「人間にとっての労働とはなにか」もテーマになるはずです。

『ひきこもり国語辞典 増補改新版』を作成

年末年始の休日に課した第3のテーマを強行作成しました。
『ひきこもり国語辞典 増補改新版』の作成です。作業時間としてはこの休日全体のほぼ半分を使いました。年末からぼちぼち始めて今日は最後の総仕上げでした。昨日の版下製作が最大の山場でした。
気分転換を図るために、作業進行の途中で他のことをしたり短時間寝たり、いろいろでしたが執念発揮です。これで年末年始の3つの目標を最低限達成したことになります。

横組みに変え改訂版を印象づけます。A5版128ページ。収録語彙は13%ふえて314語。定価は変えずに本体400円(税別)のままで、送付の場合は送料込みの500円も同じです。
作業時間の関係で製本にしたのは見本の10冊です。出来具合は満点とはいきませんが、合格でしょう。これで明日はゆっくり休むつもりですが、はたして落ち着いて休めるかどうか…?

「ひきこもり周辺ニュース」の予定作業も完了

年末年始の休日に課したテーマの2つ目を先ほど終えました。
「ひきこもり周辺ニュース」として立ち上げた新聞記事を分類して紹介する作業です。といってもこれには終わりはありません。昨年12月28日までに仮置きしていたページから分類し移しを終えたところです。
記事件数では1000件ぐらいでしょうが、同一ページに2つ以上の記事を置くこともあります。先ほどは「明蓬館高等学校 通信制課程‎」というすでに通信制高校として紹介しているページに記事を重ねることもありました。これらの重複を除いても900件の新設ページができました。
不登校情報センターのサイトは、ブログページやHTMLページを除く本体のWikiページは6134ページあります。これにカテゴリページが重なり総ページは19000ページです。そのうち900件がこの4か月間のページ増です。
4か月間はカテゴリ分類の仕方を工夫したり、ページ構造を作り直しながらの作業でした。これらの基盤づくりもほぼできました。これからの「ひきこもり周辺ニュース」は加速して進むでしょう。
その結果、不登校情報センターのサイトは(前進の意味で)これまでと違う様相になるはずです。その変化は今年の終わりにはだれの目にもわかる程度になると推測できます。“支援団体の紹介サイト”から“ひきこもり不登校のメディア”になると思います。

『ポラリス通信』発行と1月のスケジュール

明けましておめでとうございます。
年末年始に片付けようとしていることに追われています。徹夜は論外ですがかなり無茶をしています。
今日は会報『ポラリス通信』と1月のスケジュールを書いておきます。
『ポラリス通信』には2人の手記を載せました。
Oさんの「心の帰る場所」と入江幸宣くんの「ボランテイアと私」です。
嬉しいことに他にも手記があるのですが、次号にします(文通希望です)。
1月に決まっているスケジュールを順に書くと――

10日(火)13:30~廃棄物現場で働くエンジの話を聞く会
14日(土)13:00~みんなのパステルアート教室
14日(土)16:00~カードゲーム・ボードゲーム交流会
15日(日)13:00~大人の引きこもりを考える教室

15日(日)15:30~希望の会
22日(日)13:00~斜視の会(錦糸町)
29日(日)13:00~訪問サポート説明会
などです。
会報は先ほど発送しました。