同行以上の同席という伴走型支援が発生するでしょう

何人かの人と一緒に精神科・心療内科の医療機関に行きました。
一緒に行くのは同行です。受診者に不安感があり一緒に行くのです。

同行受診もいろいろです。ある時の問診では体調すぐれず私が代わって状態を話したことがあります。
聞かれることが単純なので医療機関に落胆することもあります(嘔吐があるか、幻聴があるか、というレベルのことだったので)。
本人が話したくないことを話したと言って怒られたこともあります。
このあたりは事前の意思疎通だけでは難しいです(問診で何を聞かれるかはわからないため)。

問診というよりは、カウンセラーから詳しく経過や状態を聞かれ、それを本診の医師に回す形にしているところもあります。
この時にも同席したことがあります。問診よりも優れた方法だと思います。
ただ、医療者と受診者の関係の中でどこまでを話せるかの信頼関係に比例する点は忘れないでおきたいところです。

受診者の診療が終わった後、医師に個別に呼ばれて話されたこともあります。
これも医師にとっては1つの方法だと思いますが、「何を言われたのか」と受診者に問われて答えに窮したこともあります。
診療の場(本診)への同席では、ほとんど聞くだけです。受診者の不安を和らげる役割があるかもしれません。

今回、これを紹介したのはひきこもりの医療機関の受診がわかりやすい例になると思ったからです。
例えば美術館に行く、花見に行く、居場所に行くというのにも通じます。一緒に行くだけではなく、その中に一緒に入ることが同席です。
同席はさらにハローワークに行く場合も、役所の窓口に行くにも通じます。同席にも形や状態にはいろいろなものが出てくるはずです。
そしてまだレアケースの枠を超えないのですが、就職面接にも通じると思います。
就職面接に同行以上の同席であることに注意してください。
長期のひきこもり経験者にはそこまでの伴走が必要なケースが生まれる、そうなると予想できる話があります。

常設の掲示板を取り付けるかも

先日から住まいのコーポの外壁の塗り替え工事が始まりました。工事は2月末までの予定です。
足場の組み立てを見学しながら、外側から自室をじっくり見る羽目になりました。
ベランダにあったプランターや鉢は足場に組んだ板の上に移されていました。それを見ながら思いついたことです。
このベランダのスペースを使い、通りがかりの人に見えるように常設の掲示板を取り付けてもいいのではないか…と。
ゲーム交流会、パステルアート教室、絹のリサイクル・リメーク教室のお知らせなどです。
考えれば他にも可能なものがあるかもしれません。
どうなるにしても外壁の塗り替え工事が終わった時点での話になります。

師友塾高校の閉校に思う

広島県尾道市にある広域通信制の私立師友塾高校が今年度末で閉校になります。2007年の設立から10年です。
しかし、神戸にある師友塾の歴史は40年以上になるのではないでしょうか。
師友塾高校、その教育方針を決める代表の大越俊夫さんについては賛否いろいあります。
不登校を否定的に考えていない点は私と同じですが、他の点では意見も違うと思います。
人権侵害などがなければ多様な教育方法があっていいのです。
ですから師友塾高校の閉校を残念に思います。
世の様変わりで通信制高校にも変化が兆しています。
全国ネット(主要都市に学習センターを置くタイプ)の広域通信制高校がそれなりの状態を維持しているのに対して、師友塾高校のような単独校の広域通信制高校は苦戦しています。
これは生徒募集のところに出ます。
生徒募集の状態は、学校経営に反映しますが、それは学校の知名度・評判、教育活動の特色などの結果でもあります。
教育活動がいいといっても地味なもので、たとえば甲子園に出場という宣伝効果にはなかなか太刀打ちできません。
加えて情報社会の影響が一段と進みました。
ネットでの扱われ方によって生徒募集が左右され、学校経営がうまくいったり苦しくなったりする時代に入ったわけです。
私は生徒の状態からする教育内容を最大に重視した学校運営を歓迎しますが、それ以上の波に揺れているのです。

作品を展示・販売する方法がある

池袋のマルイで開かれている障害者アート展に参加した人と話しました。
障害者の作品(Tシャツ、トートバッグ、ポーチなど)の展示と即売をして、2、3の小物を買ってきました。
なるほど「作品の展示と即売」(イベント販売会)の方法があると思いました。これは絹リサイクル・リメーク教室の作品販売についてです。
その人には実は太田勝己くんの作品数点を預けています。
これをカラープリントして自室にいろいろ飾っているのですが、この太田くんの作品と手作り商品を結び付ける方法を思い浮かべています。
買ってきた小物やカタログを見ると確かに太田作品と遜色はありません。
簡単ではない点もありそうですが、進めそうな気がしました。
〔太田作品・ArtBananafish〕http://www.futoko.info/kojin/artbananafish/newpage1.htm
〔太田勝己〕http://www.futoko.info/…/%E5%A4%AA%E7%94%B0%E5%8B%9D%E5%B7%…

「廃棄物現場で働くエンジの話」から働く人3人目

2月7日の「廃棄物業界にいるエンジと就労について考えてみる会」は、徐々に方向を変えるつもりの名称にしています。
気づかない人もいるでしょうが、これまでは「廃棄物現場で働くエンジの話を聞く会」でした。
7日はエンジくんの他に2名。前からがエンジくんと話してきたMtくんを交えてしばらく雑談。
ひきこもり時代の話になりました。そこにSaくんが来たので私は撤退してあとはお任せ。
8日の夕方にMtくんが会社の面接になり、無事に採用になりました。なんと3人目です。
エンジくんの“リクルート活動”を詳しく知らせるのは適当でないのですが、数段上にあることは確かです。
たぶん条件的に広く普及はできないでしょう。
しかし、参考になることはありますが、どこまで明かせるかは迷います。
来月も開きます(日時未定)。関心のある方は参加してみてください。
仕事に就くという条件や気持ちはなくてもいいです。
仕事の現場の話を参考に聞くつもりで十分です。
次の「エンジと就労について考えてみる会」が決まり次第、このブログでお知らせします。

サイトに紹介するとき手違いがあったようですみませんでした

ある方から間接的に聞いたことです。
不登校情報センターのサイトに情報を掲載しようと送ったところ、無料と思っていたのに有料といわれた、といいます。
どうやらそのために不信感を持ったようなのです。
いつの時期のどなたの話かは確定できないのですが、申し訳ありませんでした。その件で釈明したいと思います。
どの団体であっても情報掲載は無料です。その団体のHPにリンクするときは、リンク料が必要で、有料です。
リンクはオプション(選択制)なので、掲載条件ではありません。
親の会や当事者の会、公共機関はリンク料も無料です。
これが不登校情報センターのサイトに情報を掲載するときの基準です。
不登校情報センターのサイトは2004年に公式サイトをつくり、多くの学校や相談機関などの支援団体を紹介し始めました。
当初は紹介自体を有料にしていましたが、数年前(少なくとも2009年以降)から現在の形(掲載は無料、リンクは有料)にしています。
このサイトに団体紹介をしませんかという案内を学校や支援団体に依頼するときは、A4版1枚の用紙にまとめています。
この依頼用紙には、紹介情報を載せたときの校正の手順、イベントを掲載する、出版物を紹介する、支援者を紹介する…などいくつかの要件も一緒に書いています。
掲載等の問い合わせがあったとき、この案内用紙と紹介用紙をFAXでお送りできれば全体を説明することができます(紹介用紙は20種類ほどに分かれます)。
しかし、メールや電話での問い合わせには「ホームページの●●のところを見てください」とか、口頭で答えることもあります。
こういうときに行き違いが生まれやすいようです。
今回のケースもおそらくそういうケースではないかと想像していますが、具体的なことはわかりません。
お詫びするとともに紹介情報の基準をお知らせいたします。
見ていただければありがたいのですが、偶然に頼るしかありません。

毎日のように風呂には入るがからだは洗わない

自分の腸内に回虫を飼っていることで有名な藤田紘一郎さんの『アレルギーの9割は腸で治る!』(だいわ文庫、2011年)を読んでいます。
私が意識しないで生活の中に取り入れたことが実に多く推奨されていると感じます。これは細かなことにとらわれない、横着の勧めでもあります。
しかし、人生70年、これという病気になったことはありません。
怪我はありますが、内臓関係の疾病はありません。これはいつか別の機会に書きましょう。
今回は風呂の入り方です。藤田さんはこれについて詳しくは書いていません。私の方法はかなり近いと思いますが、はて…どうでしょうか。
1年365日のうち360日ぐらいは風呂に入ります。シャワーではありません。からだはあまり洗いません。ときどき頭と足を洗います。
石鹸を使うのは年間20回以下でしょう。シャンプーなどの特別の洗剤ではなく使うとしても石鹸です。
いちばん多いのは顔の髭剃り、次がバケツに突っ込んでいる洗濯物の水洗いです。
これらを合わせて10分から20分が風呂の時間です。主に体を温めるための入浴になります。
汚れを落としていないと思うでしょうが、私は十分だと思います。人前で裸になることはほとんどありませんが、見た人は肌がキレイだといいます。
ずいぶん昔に医療機関で働いていたころ、いろいろな人の肌を見る機会がありました。老人といわれる人ばかりではなく、それ以下の人も少なからずいました。
そういう人と比べて思うに、美的なことはともかく、健康的なきれいさはあると思います。
これと内科系の病気がないのは関係するのでしょう(風邪はときたまありますが)。
藤田さんの言われることと大きく違うのは私が意図的に野菜を摂らないところです。
たぶん私には味覚過敏的なところがあり、それと関係があると思います。

次の「絹リサイクル・リメイク教室」は25日

5日の「絹リサイクル・リメイク教室」の様子をMasako Akeoさんが写真付きでFacebookに紹介しています。

<「絹 リサイクル リメイク教室 第2回目」
不登校情報センターでの絹 リサイクル リメイク教室 無事終了。
ビックリしたのは、生徒さん達殆ど仕上げて来ました。
「1日2時間くらい毎日やってました。楽しい🌸」
「本見ながら手探りで仕上げました。」
その後は実際に着てもらってファッションショー👚
羽織がスカートになったり、ブラウスなったり。
1週間でここまで仕上げてるとはビックリ😁
「先生 ここの縫い方はどうするんですか?糸は?」
質問も飛び交い、やる気満々。
元江戸川区区議会議員 滝沢泰子さん、お気に入りのピンクのダウンジャケット来て登場‼️
生徒さん達も第1回の時に比べて笑顔が。
次回は2月25日の午後1時からです。
生徒さんのための自分の作品も作らなければ、と再認識した日でした。>

リメイクはできないけれどもリサイクルのための“ほどき作業”はできるという人がいたので、短時間でも参加してほしいと頼みました。リサイクルのためなら他の人にも参加を呼びかけられます。
それでリメイクの参加費(前回決めました)とは別にその作業費を考えました。絹の着物をほどいただけでは収入になりませんが、そうしないと次の工程に進めません。収入がないので作業費は高くはありませんが、出来高の支払い基準を決めました。
◎半纏を1単位の基準として、着物と長襦袢は2単位、帯は2本で1単位。これで作業費を計算します。
ということは、リメイク作品を含めて販売方法をつくる必要があります。
次回の3回目は2月25日(土)午後1時からです。関心がある人はのぞきに来てください。

かつしか応援ネットワークで「不登校」講座の準備

かつしか子ども・若者応援ネットワークの全体会がありました(6日)。
世話人代表の森さんが体調都合で欠席になるなど、参加者が少なかったのですが、
26日に区民大学の講座「不登校は問題行動か?」の準備があり、中止もできません。
2人の世話人と教育委員会の担当者がまとめた準備案を出席者で確認していきました。
他にも来年度の取り組みの進捗状況も報告しあいました。ネットワークとして責任を負う企画以外にも、進路相談会や子育て支援の会合もあります。
最後に出席者それぞれが取り組んでいる状況報告を出し合いました。子ども食堂に取り組んでいる方のリアルな話、発達障害の専門機関の様子も聞くことが出来ました。

〔かつしか子ども・若者応援ネットワーク〕
https://sites.google.com/site/katsushikaouennetwork/

会報『ポラリス通信』と2月の予定(追加)

1日に『ポラリス通信』の発送をしました。
今月号の内容は、次の通りです。
あいさつ:藤原宏美
体験手記「日々勉強させていただいております(上)」マゴット(文通も希望)
絹リサイクル・リメーク教室―2月5日(日)12:00~
 *新しい取り組みで参加者を募集しています。
廃棄物業界にいるエンジと就労を考えてみる会-2月7日(火)13:30~
みんなのパステルアート教室会ー2月11日(土)13:00~15:00
ゲーム交流会ー2月11日(土)14:00~18:00
大人のひきこもりを考える教室ー2月12日(日)13:00~
希望の会ー2月12日(日)15:30~
不登校・ひきこもり親の会ー2月19日(日)13:00~
訪問サポート説明日ー2月25日(土)14:00~
絹リサイクル・リメーク教室―2月25日(土)13:00~
  *日程の追加