予約制の意味をひきこもり経験者が参加する集会で考える

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17年前の古い記憶を紹介しましょう。
2000年4月29日の会合「引きこもりの体験発表と交流・相談会」について『論座』2000年7月号に投稿していました。
「「ひきこもり」最良の教師は体験者」という記事です。
http://u0u1.net/FQIy  
そのなかで出席者について次のように記録しています。
「参加を申し込んできた人は全部で26人いたが、このうち実際に参加したのは7人で、予約なしの参加者は13人いた」、
合計20名の参加です。
今回の「ひきこもり大学in下町」の場合もやや似たところがあります。
参加予約者は46名で、実際に参加したのは36名、予約なしの参加者は36名の合計72名です。
この2つのひきこもり当事者の参加する集会を単純に比較することはできません。
取り組み方と予約方法、参加者の内訳、それに時代・時期などの違いです。
そうであってもやはり共通のものを見ることは可能でしょう。
(1)予約をしていても参加できなかった人が多数いること。
(2)予約はしていないけれども参加した人は多数いること。
この背景理由はいくつかあります。
十分な証明はできませんが、経験から次のようなことは確信しています。
その直前にならないと実際に参加できるかどうかはわからない状態の人がいること。
これまでの教訓から、予約による行動に不安感がある人が少なからずいること。
これらは必ずしも無責任ではなく、ひきこもり当事者の体質的・気質的なことと結びついていること。
必要な場合や可能なときに予約制にして取り組むことは無意味にはならないことです。
これからもこれらの点を頭の片隅に置いて予定し、判断してください。
これもひきこもり理解の一面と思っています。

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