居場所の今後に必要なことは(質問2)

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居場所に関する質問は3つあります。「居場所はどんな形であるといいか」、「居場所は(コロナ禍以降)どんな形を変えてきているのか」、「私個人にとってのいい居場所とは」という質問を受け取りました。この3つは質問者が直面する居場所の運営や方向性を考えようとすることに関連していると思います。この質問は私自身の問いでもありますが、私的にはこの3つに加えて、「40代から50代の年齢に達したひきこもり経験者にとって居場所とはどんなものになるのか」の問いを加えたいものです。

When I find myself in time of trouble,            Mather Mary come to me.            Speaking words of wisdom,Let it be.           And my hour of darkness,           She is standing right in front of me.            Speaking words of wisdom,Let it be.
これにはこのThe BeatlesのLet it beが答えになりそうです。            *行の揃えがうまくいきません!

私は親の会が衰退した状態のなかで、それを漂流していると考えますが、求める形の居場所も同じように漂流していて、はっきり提示できません。質問に答えるとすれば、具体的な要素を入れた内容が責任ある答えと思います。これが実に難しい局面にあると告白します。そのうえでの答えになります。
1つ言えることは、行政との関わりを何らかの形でもつことです。それは行政側の指示的方向に沿う形ではありません。関心はもってもらうけれども介入されない形です。保健所や社会福祉協議会などの行政とは何らかの関わりをもっておき、「将来のそのときに備える」気持ちが必要ということにしましょう。
次に言えることは、ひきこもり経験者の高齢化が進むなかで将来の心配が少しずつ明らかになっています。精神的不安定のなかで家族との関係が難しくなっている、孤独・独立状態におかれる姿が見えてきます。それに備えての社会福祉的な制度づくりに、自らの状態に基づく要望を考えある程度まとめる、社会に問う取り組みです。居場所ではそれらも話せる時間があればよいと思います。
①行政と関わりを持つこと、②将来の困難が透けて見える状態の中でそれへの社会福祉的対応を訴えられるようになること——この2つが頭の中に浮かぶことです。こういう地味で真面目な居場所は、必ずしも魅力的ではないかもしれません。そのような要素もあるけれども、普通は会っていると楽しい形でないと会う意欲がわいてきません。これを居場所に何が必要なのかの直接的な結論にしたいと思います。
これは居場所に関する3つの質問の答えになっていません。答えたのは私が自分で追加した「40代から50代の年齢に達したひきこもり経験者にとって居場所とはどんなものになるのか」で自問したことです。具体的な課題に応えることでしか方法は見当たりません。

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