生活保護の受給に思う

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新小岩に「とんかつマツモト」というお店があります。以前にはときどき行っていたのですが、なるべく肉類は食べないようにしているので最近は行かなくなりました。
店主の松本芳明さんはボクシング・フライ級のチャンピオンです。
私と同じくらいの年齢ですが、25歳で引退しています。
どういう経過か知れませんが、いまはとんかつ屋さんを営んでいます。

いったいプロスポーツ選手が現役引退した後、皆さんこのようにできるのでしょうか。
大相撲では中学卒業後すぐに部屋に入ります。十両にまで昇進するのは数十人に1人とか。とするとこの時代に中学校卒業のまま、社会に出る人も少なからずいます。
そんなことを感じて大相撲では高校卒業できる仕組みをつくってもうかなりになります。
でもそれだけでは十分とはいえないでしょう。
プロ野球も20代前半で2軍生活のまま引退する人が多いと聞きます。サッカーや陸上選手などいろんな分野にいます。
成功者は何とかなるでしょうが、むしろ多数の無名のままの人の引退後はどうされているのでしょうか。

話は芸能人に代わります。こちらは人気が出るまでに長い時間がかかり、これというものがないまま引退、または転職を考える人が多数います。
「次長課長」の河本準一さん、実は私はよく知りませんが、いま売れているからといって今後も大丈夫なんですか?
芸能事務所・プロダクションはどこまでサポートしてくれるのか知りませんが、長い人生を考えると今後とも順調に芸能活動ができる不安はないのでしょうか。
そこを考えると、急に売れ始めたからすぐに生活保護の打ち切りできなかった背景も部分的にはわかります。売れ始めてからも続けたのが長すぎたのでしょう。
実際、急に出て、急にいなくなる芸能人っていると思いますが、どうでしょうね。
この度のことで彼はかなりつらい立場に立たされ“謝罪会見”までしました。
彼のことはこれ以上はいわないでおきます。

ただ、一般の生活保護受給者には、他にどうしようにも手段がない人は多くいます。
こちらの人たちを河本さんのケースにして悪乗りして制約することのないように願いたいものです。
生活保護受給以下の給与や収入で生活保護を受けないでいる人は受給者よりもはるかに多いと聞きます。
それは日本人の美徳かもしれません。社会的な圧力を感じやすい国民性かもしれません。
そういう状態の人に受給者を追い込まないでください、とお願いしたいです。
それは日本社会を守ることになるからです。毎年3万人以上の自死者が出ているのですよ。
すべてが生活できなくなったという理由ではないにしても、それが大きな理由であることは確かでしょう。
結局、為政者は“そういう仲間割れ”を利用して、低所得者を低めのままにしておこうとしていると思えるのです。
生活保護の受給者への攻撃よりも、フルタイム働いても(休日を保障しないまま)生活保護受給費以下の収入がない制度、非正規雇用の各種を改善しなくて何が為政者なのかといいたいです。

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