サプリメントの活用に関して

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(1)その医療行為が病状・障害の治癒・改善に有効であること。
(2)患者の症状レベルに対して、その医療行為が心身に過大に負担にならないこと。
(3)患者の社会的・経済的な負担が相当程度にかなえられていること。
いまから30年ほど前に、私は町中のある診療所で働いていました。その診療所における症例研究の学習会で講師の先生が、どのような医療行為をするのかの条件に挙げたものです。うろ覚えのものですから正確な表現ではないし、この3項目以外に何かがあったのかもしれません。
(1)項で講師は具体例をあげましたが忘れました。手が骨折をしているとき、手の出血を止めても骨折への適切な処置がなければ、有効ではないというような例です。
(2)項は、いくらその方が早く治療できるからといっても、痛みがとても強いとか、副作用が大きなものは避けるべきということです。これは麻酔の発見のような医学医療上の進展により改善しますが、その医療行為の時点での最良と思える手段をとることです。
(3)は医療費がとても高い、それにより家族の負担やときには職業上の変更を求められるなどの事情です。大きな無理があってはその医療行為はできません。医療保険の設立はその点を大きく改善したのです。

このような古証文のようなものを持ち出したのは、先日の「良心的な病院(医師)の選び方」について、さらに考えることがあったからです。
漢方薬は今日では医療保険の適用になっていますが、私がこの診療所で働いていた1970年代にそれは実現したはずです。医療保険不適応の医療行為や、労力のわりには評価の低い医療行為もあります。カウンセリングはそのようなものです。これらについては1996年に調べて書いたものがあります。今日すべてそのままではないでしょうが一つの視点です。
このような医療制度の改善や疾病者への公的な支援も考えなくては、適切な医療行為は選びきれないのです。まんが『闘う女医(上)』にでてくる「K.リゾレシチン」というサプリメントを考えるといくつかの検討すべきことがありますが、少なくともここは外せないのです。
医療費の国民負担のなかでむやみに医療保険の対象を増やすわけにはいきません。同時に薬づけ医療が蔓延している背景もこのまんがでその一端に触れています。その改善も図らなくては国民の医療負担はさがりません。『闘う女医(上)』はそれとの整合性はあるのですが、テーマを絞りそれには触れてはいません。それらを含めて考えたいところです。

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