STAP実験に成功した別の人の名前を公表しないのは当然

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STAP細胞論文に関する小保方晴子さんの記者会見の報道について少々。今回の事態は科学世界の一端を少し明らかにしたわけですが、記者会見の報道に関して気になることがありました。私は会見をすべて見ていたわけではなく、後の報道で“要点”を聞いた中で思ったことです。
(1)「別の人がSTAP細胞を再現した」という彼女の発言に対して「それは誰ですか?」と質問がでました。彼女はこのような多数がいる席では発表できないという趣旨の発言をしました。しかし、報道は彼女はその人を明らかにしなかった、と伝えています。これは彼女の発言をうまく取り扱っていないと思います。
発表するとしたら、その別の人の了解を必要としますし、ベストの方法はその別の人自身が発表すると思うからです。この発表において本人の了解を得ていない中での発表はそれ自体が新たな問題になる可能性を感じます。そこを彼女は回避したわけです。了解を得るなどの条件を待ってもいいのではないですか。そういう配慮の無視を是とする報道は疑問です。
(2)もう一点あります。彼女は研究室で隠して実験しているのではない、“公開実験”の可能性もあると示唆しています。彼女はそのための技術的条件等がわからないからこれに即答しなかったのです。技術的その他の条件を整えられる人や機関はあるでしょう。これを生かせばいいのではないですか。もしかしたら報道がされない背後で準備は進んでいるのかもしれませんが、その点の言及がないのは報道としても残念な気がしました。

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