家族療法を学ぶ会を開きたいと加倉井亮央くんが提案してきたのを受けて、11日の「大人の引きこもりを考える教室」の後に行いました。10名ぐらいの人が残りこれに参加しました。
加倉井亮央くんの提案を要約して5月1日の会報『ポラリス通信』に載せました。それが次のものです。開いてみて親たちの関心は高いと思いました。
私は大学院で家族療法を学びました。現在主流の家族療法はIP(患者とみなされる人)をつくらない考え方です。ひきこもり当事者も「改善しなければならない問題点は存在しない」視点が、よい家族関係を生むという考え方です。
ひきこもり当事者の変化を「待つ・見守る」視点には、ひきこもり当事者に問題があり、それを自分で何とかしてくれるだろうという「問題を見る視点」があります。これを克服する家族療法の視点を身につけませんか。
5月11日の「大人の引きこもりを考える教室」終了後に行います。〔加倉井亮央〕
実例をプリントしてきてそれを題材に参加者で話を進めました。こういう視点からひきこもりを見るとまた違った部分が見えてきます。来月の「大人の引きこもり教室」(6月8日)の後にも続けることになりました。