「カウンセラーをめざすメンタル疾患の経験者」を載せました(3月17日)。
なぜなのかはうまく説明はできませんが、かなりの反響がありました。
これまでもカウンセラーのなかにはご本人がメンタルな問題を経験している人がいるのを見てきました。 そういう人にとっての適職の1つの候補がカウンセラーなどの個人に接するサービス業です。
そう考えて、「メンタル相談」ページに紹介している詳細ページを読み直してみました。正直なところうまくとらえきれません。
より直接には「支援者・講師等プロフィール」ページなのでこちらも見ました。
こちらには明瞭な人はいます。しかし簡単な経歴なのでより詳しく知りたくなりました。ここに深く入ろうと思いました。「メンタル相談」サイトを充実する企画の1つに取り入れました。
今日の事務作業グループの取り組みとして始めます。連絡がすべて終わるには数回かかりそうです。紹介情報の更新の1つとするからです。その連絡文です。
<カウンセラー・相談者ご自身がメンタル面の経験をしている場合。
体験手記または経歴として文章にしてください(400字~4000字)。
*「メンタル相談」手記の件、お名前・相談室名・所在地と共に
open@futoko.info に添付メールにしてください。第1次期限は6月末。
別ページをつくり紹介します。掲載は無料です。>
この記事を見られて思い当たる節のある方は、ぜひ体験記をお寄せください。相談室がない方はその部分は要りません。第1次締切りの6月末は一応の参考です。遅れてもかまいません。
「不登校」カテゴリーアーカイブ
パソコンの修理・サポートをする不登校の経験者から連絡
次の主旨の連絡をいただきました。
<江戸川区でパソコンの修理・サポートの事業を行っております。
不要なパソコンを回収し、パーツを組み合わせパソコンを再生させたりしております。
もし、不登校の方を支援されている所でパソコンの不足などがありましたらご協力できるかと思います。
また、パソコンの基本操作、インターネット・メール、簡単なプログラミング、WEB作成、パソコンの分解体験などの技術を無償提供させて頂くことが可能です。
私自身、不登校していた経験がありまして当時、周りの方々にお世話になりましたので。>
連絡に気付くのが遅かったのですが返事をしました。
<ご連絡ありがとうございます。
どういう形がいいのかはよくわかりませんが、
●PCが不足していること(4台あります)、
●PCの作動がときどきおかしくなること、
●現在可能ななかで最良な状態で使用しているとは思えないこと、
●技術的な面ではおおいに遅れていること…は確かです。
一度お会いして相談していただければありがたいです。
とにかく貧乏NPOにつきおカネがないので助かります。
不登校経験者のあなたがパソコンの修理・サポートの事業をしていることも大注目です。>
*この投稿が2000件目になります。
きょうの不登校セミナーで感じたこと
本日の不登校セミナー(トカネット)は珍しかったです。基本的には不登校の親の会ですが異色の参加者がいました。引きこもりの時期を含む8年をかけて某大学に入った男性。不登校、過食、うつなどを経験した女性。2人から体験談を聞かせてもらいました。
詳しくは書けませんが二人の話しともすごくよかったです。自分のそれぞれの時期の状態を客観的に話せるようになっていることが特に印象的でした。そうなるまでの過程をとばさないでおきたいものです。
私が感じたのは不登校状態になったときの周囲の人からのアドバイスです。
これは出席された親の話しにあったものです。支援するとした人からの“させられ体験”がその後、別の支援をおそれるときがあります。
支援は、伴走の形や、「場をつくること」がいいのではないか。どうするのかは本人の課題でしょう。成長の過程を通らないで支援者が大事と思うことを“指導する”と、当事者には“させられ体験”になりやすいと思います。
連絡が途絶えている人へ支援団体の案内を送ります
以前に相談に来られたことがあり、いまは連絡が途絶えている人たちへの支援団体や学校の案内を送る取り組みを継続します。4月の中旬にはフリースクールと心理相談室の協力を得てさいたま市在住の約百名に送りました。NPOの会報『ポラリス通信』に同封する形です。
次の会報の発行は5月1日です。この時も同様に連絡が途絶えている人たちに案内を送りながら状況を知り、つながる関係を維持しておきたいと思っています。船橋市周辺、八王子市周辺、大田区あたりを考えています。おおよその送り先が100名になるように地域を設定しました。
あすは不登校の親が集まるセシオネット親の会
4月18日(土)は不登校の子どもを持つ親の会、セシオネット親の会の定例日です。中学生の不登校、高校中退した子どもの状態を話しあう場です。私が関わる2つの不登校の親の会のうちの1つです。
今春も多くの子どもさんが高校に進学し、再受験をして“当面の問題解決”になりました。毎月の交流会で子ども一人ひとりの様子を話しあい最善の方法をめざしてきました。その一つの結果が年度初めに表われます。
その時期にあわせて、参加したことがある人たちに参加を呼び掛ける案内を送りました。その結果がどう出るかを確かめる気持ちもあります。その案内を送った人から留守番電話が入っていました。明日は参加できないけれども、元気になった子どもの様子を知らせるものでした。
新年度に入り子どもさんの様子が気がかりな方はぜひ相談に来てください。場所は高田馬場から5分ほどのところです。毎月第3土曜日の午後2時からです。
連絡先携帯:090-9802-9328(松村)。
さいたま市在住の以前の相談者に案内を送ります
4月中旬にさいたま市在住の100名余りの方にフリースクールと心理相談室の案内書をDMで送ることになりました。送り先はいずれも以前に相談に来られたことがあり、いまは連絡が途絶えている人たちです。
この企画への呼びかけにフリースクールと心理相談室が乗ってくれたわけです。
不登校・引きこもりの経験者は人生のいろいろな局面で“生きづらさ”を感じることがあります。そういう人たちへの支援情報を届ける活動でありますし、相談に来られた人たちの“その後の様子”を知る一つの方法にもなっています。
できれば地域を変えて定例的に実行しようと考えています。
不登校やひきこもりの相談者にDMで支援者を紹介
ヤマト運輸のメール便が廃止される前の3月中に、DMの企画をしました。
江東区、墨田区、足立区、荒川区と市川市に在住する相談者たちにカウンセリングルームなどの案内書を送ります。DMは270通ぐらいです。
不登校やひきこもり状態は短期的な事態の解消は少ないです。当事者はいろいろな場面で“生きづらさ”を感じます。対人関係、学習・技術習得、しごと・職場、親子関係などで継続的な相談相手や対応策を求めます。その支援者の情報提供がDMです。
「男性・24歳。10年して通信制大学生になり、バイトもでき、もう大丈夫かと思ったのですが、ここにきてまた交流を持たなくなってしまった。下地ができていないんだろうと思いながら、様子を見ています」
これは母親からの連絡で、こういう状況がよく見られます。
7団体から参加申込があり、DM送料もこの団体のカンパでまかなえる見通しがつきました。
不登校情報センターの会報『ポラリス通信』に同封する形をとります。通常の会報送付者を加えると450名近くへの送付作業になります。29日・30日が作業に山場になりそうです。
ヤマト運輸から、4月以降は手続きが細かくなりますが、従来に近い配達料金の提案を受けています。DM1通100円では厳しいですが複数の団体が共同すれば可能になります。企画参加団体のカンパによりDM企画がこれからもできそうです。
夜間中学映画祭の報告―現状とこれからを知る
2月7日から1週間開かれました「夜間中学映画祭」のお礼と報告が送られてきました。
会場のポレポレ東中野(客席数96)に7日間で840名が入場されたそうです。1日120名ですから立ち席もあったことになります。「満席のため入場できない場合もあり、お詫び申し上げます」と報告されています。
最近の動向として「全国の夜間中学関係者でつくる全国夜間中学校研究会を中心に国会や政府に働きかける中、2014年4月に超党派の「夜間中学等義務教育拡充議員連盟」が結成されました」。夜間中学設置促進、自治体で開設促進をめざすことになっています。
全国夜間中学校研究会の調査によると、昨年9月時点で、生徒数1951名です。多国籍化が進み30国・地域です。日本人は319名(16.4 %)です。
この報告にはありませんが、自主夜間中学や中学校を卒業しながら中学教育を必要とする「形式卒業生」の存在がこの外側にあります。「義務教育拡充」の面で期待します。
全国夜間中学校研究会のホームページがあります。自主夜間中学の所在情報もあります。参考にしてください。
http://zenyachu.sakura.ne.jp/public_html/default.html
不登校親の会の丁寧で的確でわかりやすい紹介例です
「京都不登校の子を持つ親の会」からの連絡により紹介情報を更新しました。
紹介内容が丁寧で的確でわかりやすいと思いました。
親の会とは何か。こう紹介されています。
親たちの居場所、安全基地であり、毎月の「例会は登校拒否や不登校になった子どもの親たちが安心して思いを話すことができる、他の人の経験談を聞くことができる、否定されず攻められず指導されずにゆったりと受けとめ合う交流のひと時です」
もう一つ「必要とする情報」として、「予約は当事者の保護者の方は不要ですが、初参加の場合は確認のために事前にお電話ください。
なお、各種の学校や事業所、団体等の宣伝・アピールはお断りしています。支援者や学生などの方は必ずお問い合わせください」
いじめから不登校になった中学生の相談=発達障害の理解
不登校中の中学生のお母さんから相談にあったことです。
学校と教師の対応は時たま聞くお粗末なものでしたが驚きませんでした。
しかし、相談したという臨床心理士さんの次の趣旨の発言には驚きました。
不登校の背景にはいじめがあるのですが、その臨床心理士さんは、「いじめの理由には発達障害があるのでそれを治癒しないといじめはなくならないし、不登校の解決にはならない」と言ったのです。相談をくれたお母さんの聞き間違いか、思い違いであればと思うほどです。しかし、慎重な話しぶりからは、その発言は当たらずとも遠からずのようです。
臨床心理士さんの発言がおかしいのは、
1. いじめはどんな理由があっても肯定できないし、とめなくてはならないものです。(子どもが不登校になる程度のいじめなのですから)そういう視点がないのが最大の問題発言です。母親は「学校にいかなくてもいい」と子どもに伝えています。これが救いです。
2. 発達障害は先天的な要素によるところが大きく、治癒ではなく、その人が成長のなかで生活、対人関係、社会関係の力をつけ支障のない状態にすることです。それが教育であるし、幼年期の療育内容です。一つのことに関心を集中するなどの特徴を生かすことが大事です。臨床心理士さんはそれに代わって“治癒”が出しています。
2012年の春に大阪維新の会が準備した「家庭教育に関する条例案」は、先天的な要素を無視し家庭教育の枠を条例できめるという妙なもので撤回されました。それを彷彿させる臨床心理士さんの発言でした。先天的な要素(本人の意思や裁量では変えられないもの)を無視するのが共通しています。
3.この臨床心理士さんは、相談のあった不登校の中学生を直接にはみていません。一般に見ただけですぐに発達障害と判断できるようなものでもありません。母親の話を聞いただけでこのような判断は驚きです。人の話をうまく聞けないとか、空回りしやすいぐらいの事実確認にとどめ、発達障害の可能性を指摘するのが限度でしょう。
4.最後の点は、不登校の解決は学校に行くことではありません。多様な解決方法があると考えます。この点は、この臨床心理士さんと意見が違っても、意見の違いとして互いに了解しあえる範囲だと思います。ほかの点はこの了解できる範囲を超えています。
一般のおじさん・おばさんが言ったのではなく臨床心理士が言ったのです。資格が万能であるとは思ったことはありませんが、これでは逆に資格が邪魔をしています。