9月~11月の5つの集会の告知に関して

9月以降不登校情報センターが主催者として関わった集会方のイベントがすべて成功してきました。内容面では、そうたいしたことがないとしても、このような取り組みを継続している所はそうはありません。続けられるのであれば社会的な意味はあると思います。
成功というのは継続の条件になる参加者数をある程度以上確保してきたという意味になります。

しかし、その動員力に関してはまだもろいことが露呈したともいえます。特に後半の3つの取り組みは新聞告知に依存したことが明確です。
10月16日の「仕事づくり体験発表」は東京新聞に、11月6日の「訪問サポート体験発表会」は読売新聞に、11月20日の「職業体験発表会」は朝日新聞による事実上の告知記事によって参加者動員ができたといっていいでしょう。
前半の進路相談会の2つはもう少し複雑です。主催者が複数であり、いろいろな学校・団体が協力しました。それでも新聞告知の役割を否定することはできません。
問題は新聞社が、もっと言えば新聞記者がそこに関心を寄せてくれたというイベントの性格があります。これは私たちには左右できないものです。事の成り行き上この時点でこの取り組みをするしかないからです。後は多少に技術的なことにとどまります。
新聞社が告知報道に関与している間に、独自のそれなりの告知機能を持ちたいものです。

メールで情報入手する登録団体(案)検討

OYA・OYAネット」という名のメールにより情報とメッセージを不登校や引きこもりの親御さんに届ける取り組みを始めています。
これを確立し広げる方法を考えています。もし大部分の親がメールの受信ができる状態にあれば、さらに利用方法を考えたいところです。会報代わりとしてニュース的なものやお知らせが出来るでしょう。

今日は支援団体を登録会員にする場合にメールの活用を考えてみました。会員制は先日から考え始めたところです。その登録会員への情報収集等にメールを使う可能性です。
(1)学校・支援団体を登録会員にし、メールで情報とメッセージを送り、情報収集の一つにします。

(2)現状はどの程度か…。
東京都の学校・相談室についてメールアドレスの表をつくりました。
対象は“詳細情報”を提供しているところです。
◎高等学校・中学校……………………19(うちメール判明13)。
◎技能連携校・高等専修学校………… 7(うちメール判明 4)。
◎サポート校・学習塾・その他……………53(うちメール判明43)。
◎相談機関………………………………72(うちメール判明54)。
◎合 計…………………………………151(うちメール判明114)。
全国を視野にしたときの作業はどれだけになるのか。少なくともいまの時点で1000校・団体になるはずです。送信する内容は種類と地域により違うでしょうから、大まかに分けることになりそうです。

(3)戦略面の課題
システムの設定=学校・スクール、相談機関、親の会、自立・就業機関、発達障害関連団体・施設、コミュニティスペース…どこまで範囲とするのか。作業量からすると少しずつ整えることになります。

(4)作業内容と技術的課題(ミニ教室を開き数人が出来るようにする)
同時・一斉送信のメール方法=
表組みフォーマットの添付メール方法=

「OYA・OYAネット」参加しませんか

メールにより情報とメッセージを不登校や引きこもりの親御さんにお届けする「OYA・OYAネット」を始めます。ある場所で呼びかけ、2名の方に参加していただきました。昨日は、これで行こうというシステム設定ができました。
正式名称は「ひきこもり社会支援・親ネット」ですが、通称を「OYA・OYAネット」とします。

「このたびNPO法人不登校情報センターの中に、不登校や引きこもりなどで円滑的な社会参加ができない人の親御様を対象に、ひきこもり社会支援・親ネット「OYA・OYAネット」を開設しました。
メンバーに登録された親御様には、情報およびメッセージを配信していきます。参加費は無料です。
不定期に集まることも企画していきますが、基本的にはネットで広くつながって情報の共有ができればと考えております。
メンバー希望の方は、携帯メールなどから下記のアドレスにハンドルネーム(自分で考えたペンネームかニックネームのようなもの)で「OYA・OYAネット」登録希望と書いて送信をお願いいたします。」

〔送信先メールアドレス〕tokanet1998-lucky-chance@docomo.ne.jp

「OYA・OYAネット」登録申し込み

*携帯(PC)メールアドレス
*ハンドルネーム
*お子様の性別
*お子様の生年月日  昭和・平成 年 月 日

「仕事づくり」体験発表会から告知能力を判断

「仕事づくり」体験発表会の参加者のアンケートからの告知能力を判断します。
参加者は30代以上の引きこもりの親が多く、ネット情報の役割は低いことが確認できます。
◎全参加者40組43名の内訳です。
不登校情報センター・発表者からの連絡……14人。
「東京新聞」10月9日告知記事………………15人(当事者3、親10、不明2)。
ネットの告知記事………………………………3人。
友人・知人から聞いた…………………………4人(東京新聞関係2名以上)。
不明……………………………………………4人。
「東京新聞」告知が4割で、それを見た知人から聞いたという間接の「東京新聞」告知を含めると半分です。不登校情報センターからのお知らせや発表者から聞いたものなどがそれに続きます。ネット情報は7%、特に60代以上の人にはネット情報は機能しないと判断できます。ネットで参加した人は20代、30代の人です。
また事前の問合わせをされた人7、8人の名前がわかっています。FAXにより会場地図を送信した人もいます。多くは「東京新聞」のよるものです。このうち5人が出席していません。かなりの高率です。推測の理由は、参加の確信が持てない人だから問合わせをしてきたのかもしれません。遅れてきた人に地理案内が不十分の人がいますので「場所がわからなかった」のかもしれません。
事前問合わせは20人ほどでしたから、欠席の5人以外に問い合わせなく参加した人が5人以上になることも確認できます。
これは以前に調査したとき(2000年7月)と似ています
ネット情報に頼るイベント企画は依然として成り立たないことがわかります。過信してはいけないということです。新聞依存に代わる独自の情報発信手段はいまだ手にしていません。
というわけで「東京新聞」には感謝いたします。おかげでこの企画が成立したともいえます。

Wikiページ「総閲覧回数」100万件突破

Wikiシステムでつくっているページの「総閲覧回数」が10月14日に100万件を超えました。
今年になってからWikiシステムを導入し、徐々にhtmlシステムから移行作業を続け、現在もその途中です。移行作業は2月に入ってから本格的に進んだと思えるので、およそ250日で100万件になったと計算できます。
Wikiページは件数が出ますが、ほかのページは分かりません。一部のブログページは件数がわかりますが、全体は推測するしかないようです。平均すると不登校情報センターのサイトの閲覧件数は1日当たり少なくとも8000件以上になると思います。かなりのレベルになっています。

「仕事づくり」体験発表会の事務的準備

10月16日「仕事づくり」体験発表会の事務的準備が続いています。
参加者名簿(一覧表でなく、一人ひとり申し込み用紙に書きます)、アンケート用紙、相談用紙などを作りました。
当日の資料は段ボール箱にいれて、会場の代々木高校に送りました。
会場設営、受付担当などを決めますが、少ない人数のなかで開始直前に到着になる人もいてなかなか大変です。会場の案内掲示、相談者の表札、マジックペン・サインペン・ボールペンなど…。
なお、集会用に作成しました冊子は、集会後に必要な方にお渡しいたします。A4版16ページです。受取人払いの宅配便(300円ぐらいしそうです)か、100円切手同封で申し込んでください。

集会で配布する冊子を作成

10月16日の[仕事づくり]体験発表会の場で配布する冊子を作成しました。
いわば引きこもり当事者支援のコンパクトな集約版です。A4版、表紙も入れて16ぺージです。
発表する仕事づくりに関係することを重視しながら、当事者が不登校情報センターにつながるあれこれの方法をまとめてみました。そのためにウェブサイト内にある「有料お手伝い・あゆみ仕事企画」と「不登校情報センターにどうつながるのか」の部分を読み直し、文章を変えました。
有料お手伝い・あゆみ仕事企画」は、これまでは注文を受けたことの記録でしたが、これをまとめました。
「不登校情報センターにどうつながるのか」には「成人中学教育のスペース」と「個別パソコン教室」を加えた点が中心です。
集会以降も関心を持つ当事者に渡せる内容なので多く印刷しました。

「仕事づくり」体験発表会の問い合わせ

10月16日の「仕事づくり」体験発表会の問い合わせがボツボツ続いています。
そのなかに「本人が行くかどうかわからない。一緒に行きたいけれども本人が行けなかったら親だけでもいいですか?」というのがありました。
また、「(本人はすぐには動き出せそうにないけれども家族以外の人との接触を図るための)相談をしたいのですがかまいませんか?」というものもあります。
両方とも歓迎します。引きこもっている人が家族以外の人と接触をするには、はじめに家族との関係がないと事実上できないことが多いものです。そういう機会に活用していただくのもいいと思います。

学校案内書の配布に関するサービス

新潟県で活動する通信制サポート校、葵高等学園から県内の人に学校案内書を配布する依頼がありました。ダイレクトメール=DMです。
DMの発送先は、(1)相談者などの個人と(2)中学校、親の会、相談室などに施設・団体の2種類があります。新潟県は(2)の施設・団体は作成中です。(1)の該当者200名弱に送る手はずをとりました。
(2)の中学校を含む施設・団体へのDM発送作業は来年の1・2月ころに実行する予定です。そのための準備をしています。
このような学校案内書、相談室案内リーフレットのDMを希望する方は申し出てください。ほかでは考えられないくらいの安い費用負担で実行しています。

また不登校情報センターは学校を中心に約150校・施設の案内書を配布用に保管しています。必要な方には料金受取人払いで送付しています。保存していない学校の案内書も請求がありましたら、請求の代行をしています(入手率は50%程度です)。

NPO法人の会報『ひきコミ』の発行

会報『ひきコミ』第95号(2011年10月号)の印刷。製本を終えました。
連載になったのは、スター☆チャイルド「ランダム投稿」の『もうこの自分でいいと世界に宣言する』、AT君『随筆文』、ライオン丸「身近にある史跡と名所」の『相模原市橋本の周辺』、二条淳也「高齢ひきこもり」の『失敗は許されない』『私が出会った職場⑤』。
松田武己「ウェブサイト制作の前進、評価、見通し」。
イベント案内として10月16日「引きこもりを抜ける仕事づくり・体験発表会」、10月9日「新小岩親の会」、10月15日「セシオネット親の会」、10月8日「全国合同・不登校克服体験発表会」など。
B5版20ページ、定価300円、送料80円です。

*メディア・リサーチ・センターから『雑誌・新聞総かたろぐ』というが年報が出ています。国内で発行される新聞・雑誌のデータ本です。2012年版を発行するのにデータ問合せがありました。『ひきコミ』をほぼ前年どおりとする「変更なし」回答を返しました。