「ひきこもりニュース通信員」説明会をしました。
いまは事務作業として「ひきこもり周辺ニュース」集め・分類・保存を進めているのですが、参加者を増やす目的です。
方法がわかると各自が在宅で取り組んでいけます。この「ひきこもり周辺ニュース」ページをつくり始めたきっかけは、私が加わっているメーリングリスト「なくそう! 子どもの貧困」に送られている新聞記事の情報です。この記事を生かすことから始めたものです。方法がわかれば在宅でもできます。
目的を少し整理してみました。
(1)「なくそう! 子どもの貧困」は一般新聞の福祉関係の記事が中心ですが、それを産業、教育、心理、工芸分野など福祉以外の分野に広げる。
一般新聞にかぎらず、業界紙、機関紙、広報紙からも情報を集めます。「水産産業新聞」に関連記事があり新鮮という感想がありました。こういう取り組みでもしないと見つけることはない情報です。
(2)参加したら「ひきこもり」などの検索語でネット上の業界紙から記事情報を探します。より頻繁に関連情報が得られる業界紙を見つけ、効率化を図ります。見つけた記事はメールで送ってもらいます。まずは試運転です。(その人ができそうな方法を考え、提案をします)。
(3)もう一つは集めた記事を分類し、保存を工夫して利用できやすくします。ここはやや複雑で松田が担当します。いずれは複数人で相談できるようにしたいところです。
(4)説明会の参加は1名でしたが、テキストが「テーマを問わず情報集めをする参考になる」と言っています。自分なりの検索語(テーマ)も加えればそのうち自分企画が見えるかもしれません。自分に関心があるテーマを持ちながら、さしあたり「ひきこもり」などの検索語で記事を探します。慣れていくに従い自分なりのテーマを持ち込めるでしょう。メンバーは少なくとも4名募集しますので、関心のある人は松田まで連絡をください。
「支援団体の情報収集」カテゴリーアーカイブ
自治体広報紙からの情報を2分野に転載できます
各地の自治体が発行する広報紙から関連の情報を集めようとしました。目的は、「ひきこもり周辺ニュース」に載せる記事を探すためです。しかし、それに該当する記事にはいまのところあまりでありません。
しかし、2つの明確に活用できる情報があると確認できました。
1つは、関係するイベントの情報(講演会など)が多いことです。これは「不登校・ひきこもりのイベント情報」ページに載せることができます。
もう一つは、日時が指定されていない、相談窓口などの情報です。これは市区町村名のページがありますので、そこに載せることにしました。
市区町村ページは、自治体2000のうち半数以上の1000ぐらいのページができています。所在する学校や支援団体を載せる程度のものでした。その市区町村ページに内容を盛り込む貴重な企画になり、役立つでしょう。早急に100以上の自治体に掲載したいものです。
12月15日「ひきこもり周辺ニュース」通信員の説明会
「ひきこもり周辺ニュース」に収める新聞記事をどう分類するのか。ようやく記事700件以上を約40に分類しました。1記事が複数にまたがるなど分類に複雑な面もあるし、未分類のままもあります。社会の複雑さを反映するので精密性においては多少の無理やり感はあります。なので改善の余地はあり、検討は続きます。
作業を進めるため、メンバーを募集するため、「ひきこもりニュース通信員」のガイドを作成しました。募集は週1回以上不登校情報センターに来れそうな人3、4名です。条件はひきこもりの経験者(本人の意識にお任せ)、男女・年齢を問いません。
「ひきこもり周辺ニュース」の新聞記事といっても意味がわからないかもしれません。12月15日(木)午後1時から2時間程度、1名以上の参加があれば説明会をします。場所はJR総武線平井駅近くの事務所です。…
関心のある人には「ひきこもりニュース通信員」送ります。FAX03-5875-3731、メールopen@futoko.info でガイド「ひきこもりニュース通信員」送れと連絡ください。
ガイドは会報に同封したり、あちこちで配る予定です。
首都圏以外の人にも在宅で作業参加をお願いするつもりです。
〔ひきこもり周辺ニュースの分類と構造〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
「周辺ニュースの記事集め」の説明会しました
10月26日午後に「周辺ニュースの記事集め」の説明会をしました。
新聞から記事を選ぶセレクタ―と出かけて行って記事を書く通信員の2種類になります。
記事を選ぶセレクタ―の方が実現しやすそうです。見慣れた新聞だけではなく、業界紙や機関紙や地方紙も対象にしていきます。そこから記事を集める役です。…
集めたいのはニュース記事なわけですが、そこをよくわかってもらえない感じがしています。
日常の状態や何とか療法であっても、誰かが行ったとか、何かを工夫した、となるとニュースになります。いつもの風景を伝えてもニュースになりません。ホームページにあるものの多くはそれなんで…。かといってイベント予告はこれはこれで「イベント情報」ページに載せますが、そのままニュース扱いはしがたいところがあります。
そのあたりがネット上にある記事から選ぶ難しさかもしれません。
説明会ように詳しいテキストをつくったのですが、今回の意見を生かして改訂版をつくります。
またこれからも説明会をしばらく続けます。
〔周辺ニュースの記事集めのテキスト:改訂版〕
http://www.futoko.info/…/%E3%81%B2%E3%81%8D%E3%81%93%E3%82%…
さくら国際高等学校の『ラオスの学校(まんが)』
さくら国際高等学校から『未知なる体験 ラオスの学校(まんが)』の冊子が送られてきました。同校は1998年にラオスに学校をつくる計画をし、その過程をまんがにしたものです。今回の冊子はその増刷版で作者の森生文乃さんによると13年前に描いたまんがの加筆・修正版です。
冊子はA4版48ぺージ、内まんがは43ページ。まんがは日本語とラオ語(ラオスの国語)が併記され、ラオ語には読み方がカタカナで振り仮名がついています。ラオ語というのは隣国タイのタイ語と方言関係にあり、タイ語、タイ文字を知るテキストにできるかもしれません。
東京国際高等学園(サポート校)から出発したさくら国際高等学校が取り組む地に足の着いた国際的な活動として素晴らしいものです。
周辺ニュースの通信員を募集します
不登校情報センターは、今年になってからメーリングリスト「なくせ! 子どもの貧困」に送られてくる新聞記事を「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」として系統的に集め、サイトに掲載しています。福祉の関係が比較的多く、全体では500件を超えました。メンバー個人から寄せられる催し物案内は「イベント情報」ページに掲載しています。
さらに充実させるために、不登校・引きこもりの当事者、家族および支援者による通信員を設け、継続的に支援団体の見聞記事として掲載します。
その基本を次のようにします。…
(1)支援団体の助けになる動向を通信員から直接に集めます。情報はできるだけ公平性を期し、批判的であっても攻撃的にしないことです。情報の範囲は、不登校、引きこもり、発達障害とそれに関係する周辺の団体や学校・塾などの様子、取り組みです。
(2)サイトに掲載する記事の最終責任は不登校情報センターとします。
掲載する情報は原則として文字情報で500~600字とします。記事とは別に団体等の名称、代表者、所在地、連絡先(電話、FAX、メールなど)を付けます。将来的には写真の掲載も視野に入れます。
(3)不登校情報センターは通信員制度の事務局を務めます。通信員は、原則として本名以外の通信員名をつけます。通信員名は本人が提案し、事務局の承認を受けます。
(4)ほかにも考えることがいくつかあります。関心のある方は連絡をください。
〔ひきこもり・不登校の周辺ニュース〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
相談を受けたら途切れずに支援につなげる取り組みが重要
ヒューマン・スタジオの丸山康彦さんと意見交換しているなかで相談援助の役割を聞くことができました。丸山さんは神奈川県藤沢を拠点にひきこもりの支援活動をしています。
丸山さんの相談援助では、発達や精神の障害の有無や影響の大きさに関わりなく「ひきこもり状態」ということで横断的に相談を受けています。発達障害の相談、精神障害の相談という縦割りではありません。相談に加えて家族会や訪問活動まで含めて、ひとつの独立した相談援助の方法です。これらは不登校情報センターの取り組みと類似しています。
丸山さんは家族相談だけで本人が動き出すことを何人も経験しています。相談援助が軽視されていることがひきこもりの長期化の一因ではないかとまで言っています。わが子がひきこもり状態になった親御さんがとる最初の行動は「相談すること」だからです。
それなのに「支援につなぐための相談」として対応される、すなわち最初の相談した後は他の支援セクションに回されることが多いです。そういう相談活動ではうまくいきません。
その意見も私とだいたい同じです。本人または家族と一緒に役所などの関係機関に同行することがあります。これは不登校情報センターだけではなく丸山さんにもあると思います。
しかし、他の支援セクションに直接に引き継がない紹介は「親御さんも本人も安心できない」と言います。私の予測はそういう方法ではほとんどが支援機関との関係ができないまま途切れます。
丸山さんは相談援助から途切れないで支援活動につなげる重要性を述べました。この視点から、私の相談活動・相談援助を意識して見直してみようと思っています。
なお不登校情報センターは、保健所、精神保健福祉センター、社会福祉協議会にお願いして相談活動等に関するアンケート調査をしたことがあります。この調査をこの機会に読み直して現状を確かめるつもりです。
〔保健所と引きこもり〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
〔精神保健福祉センターと引きこもり〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
江戸川区の生活困窮者支援窓口の相談員と情報交換
くらしごと相談室葛西の自立支援相談員、Naさんが来られました。2年ほど通所していたTsくんが相談に行っていて、久しぶりに来るTsくんはNaさんと一緒に来ることにしたのです。
くらしごと相談室とは江戸川区の生活者困窮者自立支援制度の相談窓口で区内に3か所あります。今春からくらしごと相談室の名称になりました。
Naさんからは、くらしごと相談室の取り組み内容を聞きました。不登校情報センターは藤原宏美さんが主に引きこもり対応を話し、情報交換になりました。
くらしごと相談室は、生活者困窮者自立支援として引きこもり等を受け入れる事業所を江戸川区内に広げようとしています。不登校情報センターの方法は就労支援というよりは、居場所ワークであり、対人関係の経験を事務・パソコン作業をする、親の会に参加して自分の経験を話す、ゲームなど楽しむなど居場所の内容を紹介しました。
江戸川区における生活者困窮者自立支援制度の進捗状況の一端を聞き、これからも意見交換する機会を期待して、今回の話を終えました。
救急車の粋な引きこもり対応策を聞きました
不登校親の会からの情報紹介の問い合わせ
不登校情報センターのサイト内に「親の会ネットワーク」という準ポータルサイトがあります。不登校(登校拒否)の親の会、引きこもりの親の会など全国で130ぐらいの親の会(発達障害の親の会を除く)を紹介しています。
「ここに掲載しているのは何らかの回答を得たところです。未掲載の親の会からの掲載連絡をお待ちしています。」と書いているのを見て、大阪で活動する親の会から問い合わせがありました。FAXにより親の会の情報提供用紙を送りました。
思うところがあり、準ポータルページのトップから親の会の情報紹介用紙が得られるように設定をしました。
〔親の会ネットワーク〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…