文通ボランティアの問合せ

文通ボランティアを考えている人から不登校情報センターの文通システムに関心を持たれ連絡をしてきた方がいます。案内書などがあれば送って欲しいというのですがそれはありません。文通システム等の説明は、実はサイト内の「ひきコミWEB版」にあります。
http://www.futoko.info/zzwphikikomi/ (こちらをご覧ください)。

特に注意することとして、支援者や上から目線の助言のようなものは文通が成り立たなくなる原因になります。それをしたとたんに返事が来なくなる可能性はきわめて大きいと思います。
スタンスとしては、何でもわかっているの人物ではなく、よくわからないところもあるけれども理解をしようとすることです。それを手紙の形でどこまでできるのかを結論的には言えませんが、本気で理解しようとする以外にはないと思います。長く続いている人もいるようです(直接のやり取りになりますから、初めの仲介者としてはその後をよく知っているわけではありません)。そうなるのは上下関係ではなく対等の関係であることが秘訣かもしれません。意外と不登校や引きこもりの当事者同士はそういう関係になりやすいように思います。

メンタル文通と称するわけ

文通に関心を持ち「文通ボランティア」の問い合わせがかなりあります。
大変ありがたいと思いますが、こと「ひきコミ」を通しての文通はそう簡単なものではありません。あえてメンタル文通としているものです。文通の仲介運営者として「文通ボランティア」の問い合わせに気安く勧めてはいません。
まずできるだけ詳しい自己紹介をお願いすることにしました(⇒文通ボランティア紹介コーナー)。それなりに心の準備がいるためです。そうすることが必要な実例を紹介します。文通をしている片方からFAXで連絡のあったことの要約です。

文通のことで困っています。文通相手というよりは、その母親が子どもを助けてほしいと文通を呼びかけてきたのです。本人とは一度、最初で最後の手紙をもらいました。
後は母親から助けてほしい、子どもの日常の様子を書き私に何かの問いかけをしてきます。
それをムシしきれないほどの精神状態で、これ以上続くとお互いのためにならない状態です。私はこの方にはかかわりたくないほど、精神状態がいっぱいいっぱいで、とても困惑しています……。

文通を続ける困難はこの例ばかりではなくいろいろなパターンがあります。
継続することでその人に何らかの進展がある例もあります。失敗例が多いともいえませんが、成功例がとりわけ高いわけでもありません。いい感じになりそうなころで文通が終了することが多いのではないでしょうか。
文通希望者、とりわけ文通ボランティアを希望する方にはこれらを了解して参加していただくようにお願いいたします。

文通ボランティアのネット展開

文通ボランティアのネット展開
文通ボランティアに対する問い合わせが続いています。
以前の経験をふまえて次のような「文通ボランティア紹介コーナー」を提案します。
文通ボランティアでなく一般文通希望者も利用できます。関心のある人に受け皿を設けてどう展開するのか見ることにします。

〔文通ボランティア紹介コーナー〕
文通ボランティアを希望される方は自己紹介を書いてください。
自己紹介はメール(open@futoko.info)により「文通ボランティアの件」として送信してください。次の項目を含みます。
(1)お名前(実名とハンドルネームなども)⇒ネット上に実名は出せませんので、必ず実名とハンドルネームの両方を書いてください。
(2)ご住所⇒ネット上には都道府県まで表記します。
*お名前とご住所がないと手紙を送ることができませんので、省略はできません。
(3)年齢・男女別⇒ネット上にはそのまま表記します。
(4)なぜ文通ボランティアを希望されるのか(なるべく詳しく書いてください)⇒ネット上にはそのまま表記します。
(4の2)文通ボランティアではなく、一般文通を希望する場合もその旨を書いてください。
(5)得意なこと、自分の性格、特別な体験など(なるべく詳しく書いてください)⇒ネット上にはそのまま表記します。
*自己紹介に不備があるときは紹介コーナーには掲載いたしません(以前にいただいたものはそのまま掲載することがあります)。

〔文通ボランティアとの文通のしくみ〕
(1)「文通ボランティア紹介コーナー」による文通の手紙をネット上で募集します。
(2)手紙を書く人は、文通ボランティア個人を指名して不登校情報センター宛に郵送していただきます。個人を指定していないものは転送しません。転送用に80円切手を同封してください。
(3)手紙を書く人は、本人証明になるもの(保険証コピーなど)を同封してください。
(4)不登校情報センターは受取った手紙を指名の文通ボランティアに転送します。
(5)この後の実際の文通のやり取りは当事者にお任せします。

〔留意点〕
(1)不登校情報センターは文通する両者の実在を確認します。
(2)安全のため、不登校情報センター(発送者名はあゆみ書店)から郵便物を送り所在確認することがあります。
(3)この方法がうまく機能するかどうかはこれからの様子にかかっています。様子を見ながら改善を図ります。
(4)以前から有料文通活動をしている二条淳也さんの方法もここに紹介しています。

(5)この取り組みは「ひきコミWEB版」と連動します。

企画を話し合う文通希望者交流会

6月4日(月曜日)夕方5時から8時まで文通ボランティア希望者の意見交流会をします。
できれば参加者からの企画的な提案を期待しています。例えば……、
文通誌を発行する、文通者サークルをつくる、他の文通雑誌に投稿してつながりをつくる、文通用小道具の紹介(自家製便箋・封筒、自作の印鑑・落款、署名の工夫)、絵手紙式の中間連絡の利用(いつもロングレターはしんどい)、こんな企画ですが、実現していくにはそれぞれの工夫や行動がいると思います。
手紙文の書き方、近況報告や自己紹介のしかたも相手に読まれやすい、返事をもらいやすい書き方がありそうです。そういうものを交流する手はありませんか。実際に経験したことがあればすばらしいです。

6月4日の場所は不登校情報センターです。参加者はわかりませんが1名参加でも行います。3名以上の参加を心待ちにしています。

〔5月23日の追記〕文通ボランティアとして連絡先のわかる5名に直接に連絡文を送りました。

文通ボランティアの意見交流会

文通ボランティアに関心を持つ方から連絡をいただきました。
2月4日に「あらためて文通ボランティアを考えます」としてまとめたものがあります。
それを少しは実のあるものにする時期なのでしょう。
希望者は少なからずいると思いますが、問い合わせて来るほとんどは姿がわかりません。要するにメールだけ、電話だけでこちらから何かを呼びかけようとしても何を手がかりにすればいいのかよくつかめない感じです。ただし人数は少なくはなさそうです。
それらの人は文通・手紙による出入口をつくりたいと考えることにしました。
その出入口がどうすればできるのか。私にもどのようなものかはわかりません。わからないなかでそれをつくる試みをしてみます。
(1)6月4日(月曜日)夕方5時から8時まで関心を持つ人の意見交流会をします。場所は不登校情報センターです。仕事をしている人がいるかもしれませんのでこの時間を設定しました。遅れてきてもかまいません。事前連絡はいただいても・いただかなくてもどちらでもいいです。好みに応じて軽食類を持参してください。このような提案なので参加者数は全く予想できません。1名だけかもしれないし10名になるかもしれません。参加費は無料です。
(2)この日には参加できない人(遠方の人を含む)はこの日までに、「私ができそうな文通ボランティア・手紙活動」のような個人提案を送ってください。できれば「手紙が来たら返事を書きます」+アルファの提案がほしいです。郵送・FAX・メールいずれの方法でもOKです。書式は決めません。名前は実名、ペンネームなど自由とします。
・郵送:〒124-0024東京都葛飾区新小岩2-3-11-503 不登校情報センター
・FAX:03-3654-0979
・メール:open@futoko.info

不登校情報センターが以前に行っていた『ひきコミ』による文通システムが廃れても、文通希望者や関心を持つ人は多いことがわかります。意見交流会のお知らせはこのブログしかありません。どなたかが広めていただくように期待しています。

対人緊張が強い人の人間関係づくり

20代前半の男子の母で、地方在住の方からです。息子は長く引きこもり状態でした。
2年ぐらい前から子ども時代の友達が働き始めたのに刺激され、人との関わりを求めています。
ところが人と関わると緊張してしまい、うまく人と関われません。どうしたものかという問い合わせです。
私は2つの方法を話しました。

(1) 年齢の離れている世代の人と関われる機会をつくるのが壁の低い目標になります。
たとえば福祉関係の集まりなどに参加しつづけ、相談する方法を重ねます。
それでも本人は人のなかでは緊張することはさけられません。
そういう集まりの中には理解者や対応できる人が少なからずいるものです。
そういう人と話したり相談する関係をめざします。
そういう年齢の違う人との関係がある程度できてから同世代をめざす。
同世代の人との関係づくりを自己目標としなくてもよく、何らかの活動や作業のつながりの中で自然に環境ができると考えるといいでしょう。
これが自己努力により支援者をさがす方法です。

(2)もう一つは「支援者探しSOS」という不登校情報センターの方法です。
依頼者は所定用紙に自分の様子や希望を具体的に書いてもらいます。
お名前や連絡方法を消して、その用紙を不登校情報センターから10から20くらいの支援者・支援団体に送ります。
2割から5割くらいからお返事をいただけます。
主に自分のところではどういう支援方法ができるのかを所定用紙に書いていただきます。
このお返事を不登校情報センターは受け取り、そのまま依頼者に渡します。
依頼者は受け取った回答に基づき、適当と思える支援者に連絡をとります。
この手続きには依頼者は3000円の手数料が必要です。

(3)お母さんからは文通の形もいいのではないかと話されました。
それも可能な一つの方法です。
これもまず自分の状態を具体的に書いていただくことが必要です。
男性の場合は多くが文通は長続きしないことが多いものです。
個人差がありますからどの程度文通が続くのかわかりませんので、文通は補完的な方法と考えるのがいいと思います。

あらためて文通ボランティアを考えます

また文通ボランティアに参加したいという人からの問い合わせがありました。
電話でしたので少し丁寧に説明できました。その後で考えたことと一緒にまとめておきます。
(1)これまで6、7人の人が文通ボランティアに参加しました。いずれも女性です。女性であることに意味があるのかもしれません。
(2)これまでは手元にある文通希望者から届いた手紙数通(相手先は知らせませんのではじめは不登校情報センター経由です)をこれらの文通ボランティアに渡し、書きやすい人に返事をするように依頼してきました。
(3)その結果は個人的な文通関係になり、不登校情報センターは関わらない状態になります。それはかまわないのですが、いつの間にかその文通関係が途切れたままになっています。それはまだいいほうで、文通ボランティアが最初に返事をした時点で受け取った人は拒否反応を示している事態があることもわかりました。
(4)こうなった原因は時間が経つにつれて少しずつわかってきました。文通ボランティアの方には善意ではあるけれども、アドバイスをする役割があると思っている、正論に終始する…などが関係していることもあります。また一般に相性というものがあり、手紙の形でもそれは伝わります。それに関係することもあります。
(5)文通ボランティアの役割はアドバイス役ではないでしょう。体験の種類は違っても文通ボランティア自身が苦しい思いを経験し、文通を通して、聞く耳を持って共感できることではないかと思います。特に女性であることはこの点が重要ではないかと思います。したがって文通ボランティアが自分の体験を語れる状態にいることが、文通ボランティア活動を成立させる前提かもしれません。
(6)文通ボランティアを希望する人の多くが何らかの自分の体験を生かそうとしているのではないでしょうか。これは上の項目に重なり、また体験がその人の“業績”であることとも重なります。
(7)今回の問い合わせてきた方は、文通ボランティア同士で交流する機会がなかったのかを聞いてきました。文通ボランティアは互いに離れた地域に住んでおり、また費用と時間をかけて集まるほどの重要なテーマとも思えませんでした。これまではそんな機会は考えませんでした。数名の文通ボランティアが生まれ、東京近辺にいるならば今後は交流する機会はありうると思います。
(8)文通を始めた時点で、文通者2人の関係になるのは避けられません。それをフォローする仕組みは案外この交流会的なものかもしれません。
(9)これら全体から浮かんでくることは文通ボランティアの希望者のなかには体験者が自分の体験を生かそうとしていると思えることです。その手始めにできることとして文通ボランティアを考えているのではないか、少なくともそういう人が混じっている可能性は高いです。その延長線上にはカウンセラーや対個人サービス的な活動像があるのかもしれません。

文通ボランティアをしたい学生

子どもたちを対象に学生の文通ボランティアグループをつくりたいという連絡を受けました。
子どものころ自分の思いを打ち明けられる相手が欲しかった、それをこんな形で考えたのです。
不登校情報センターに文通ボランティアがあるので、参考意見を聞かせて欲しいという主旨です。
〔お答え〕とはいえ、参考にはならないかもしれませんが、実情を話します。
(1)文通の開始は、希望者に冊子・ネットに投稿をしていただき、それに返事を書くところから始まります。
この返事を書く人は文通ボランティアではありませんが、文通ボランティアに頼むこともあります。
(2)実際に文通が始まれば、不登校情報センターはタッチしません(その方がいいと思うからです)。
長く続いた人もいますが、文通をする多くは数回の往復で途切れます。
両方の信頼関係が、文通している間に生まれないとつづきません。
その後、メールになる、年賀状の交換、会って知り合いになる人もいます。
(3)文通ボランティアは3人います。全員女性です。文通を始めた相手も女性です。
文通をするのは女性がかなり多いです。男性は少なく長続きする人も少ないです。
(4)文通ボランティア同士が集まって話したことはありません。
遠方の人もいます。私が会ったことのない人もいます。
(5)学生のグループで互いに交流する形なら継続するかもしれません。
文通という方法の利点と限界を知っておくことも大事です。
過大な期待はできないし、話よりも書くのがいい人には向いています。
相談相手のいない中高校生と文通の関係ができれば、役立つと思います。
文通ボランティアも状態や悩みの内容を直接にわかる機会にできます。
(6)文通ボランティアを始めるとき不登校情報センターとサイトが役立てば協力します。

文通ボランティアへの手紙

文通ボランティアの人と文通したいという女性からの手紙を受け取りました。
さっそくそれは「文通ボランティア」の人に転送したのですが、気づいた点があります。
自分の思いを理解して欲しいのでそういう人に出会いたい気持ちは出ていますが、我を忘れている感じです。
返事を書く立場から見ると書きづらい点があります。
まず名前がありません。自分のペンネームなり、ニックネームが欲しいです。
次に年齢がわかりません。これも返事を書きづらくしています。
後はこれというものは決めがたいのですが自己紹介です。趣味、好きなこと、苦手なことなどが欲しいです。それとも家族の様子とか、心配事とかを自分の抱える事情があれば書きやすくなります。共感するにも事情がわからないと共感のしようがありません。
「文通ボランティア」だからきっといい返事が来ると思うのでしょうか。でも事情がわからないと返事をするにも一般的な言葉しか書けなくなると、ふと思ったところです。
手紙を転送する一方、より詳しく書いて欲しいと連絡しました。

文通ボランティアとの文通希望者

「文通ボランティアを紹介してほしい」という要望がありました。
「あなたの状態や気持ちなどを自己紹介の形で書いて送ってください。それを文通ボランティアの人にわたします」と返事をしました。
 文通ボランティアの人は数人います。いずれも女性です。
 これまでは文通希望の手紙があるとき、これはと思う文通ボランティアにその手紙を渡し「何かを書けそうなら返事をして下さい」と伝えてきました。その後は2人の文通になっていると思いますが、情報センターとは途切れている人もいます。
 今回は情報センターともつなげる形に発展すればいいと思っているところです。文通ボランティアも文通ボランティアとの文通希望者の両方を募集しています。

〔注意〕文通は原則として「文通を希望する本人同士」が行なうものです。文通ボランティアが関係するのはそれを希望する人に限られます。一般の文通システムについては「ひきコミWEB版」を参照してください。