セシオネット親の会の案内書ができました

不登校・ひきこもり・人間関係が苦手な子を持つ親の会のセシオネット親の会の定例会がありました(5月17日)。
案内書ができました。案内書をつくるきっかけになった事情をKさんが話しました。よく行っている小児科に不登校の子どものお母さんが多くなったそうです。小児科ではお腹が痛いのか、頭が痛いのか…ということには対応できるけれども、不登校への対応はありません。
Kさんがご自分の親の会に来る中でどうすればいいのかわかるようになったと話したところ、お医者さんは関心を持ちました。その医療機関でどうすればいいのか考えて、案内書があれば紹介できる、となったのです。
2007年4月に生まれた親の会で、丸7年になります。案内書の必要な方にはお送りします。

毎月第3土曜日の午後、高田馬場の「親と子の相談室・SORA(空)」を、会合に参加される親の話に基づき、意見を出し合い、受けとめ方を話し合っています。
子どもさんの不登校状態、親としての対応、進路探し、学習面の対応など具体的な例が話し合われます。学校や教師との関係、家族間の問題に及ぶこともあります。
経験したお母様たちとお話ししてみませんか? きっと楽になれます。親の会一同。
参加費は入会金(初回のみ)1000円、参加費(1家族、参加のつど支払い) 500円です。

不登校の親の会は母親が中心になり継続します

高田馬場で開いている不登校の親の会「セシオネット親の会」は2007年4月から毎月第3土曜日の午後定例会を開いてきました。丸7年になり4月で85回の定例会を開いたことになります。私は75回以上は出席しているはずです。
この親の会は、杉並区社会教育センターの協力により2006年5月からに年2回開催している進路相談会に参加した親たちに呼びかけて生まれたものです。
その進路相談会は3月16日の第18回不登校・中退者のための進路相談会をもって終えることになりました。
そして親の会にも新しい動きが出ました。参加している母親が中心になって運営していく機運になっています。進路相談会がなくなると参加者も徐々に減っていくかもしれません。しかし、この7年間に親の会に参加して学んだこと、親たちのつながりはとても貴重で、この会がなくなっていくことは実に惜しいというのです。
私は、こういう会は出来づらく続きにくいものですが、これだけの内容のある会をなくすのは残念と思っていましたので、母親たちの動きに助けられる思いです。「弱さでつながる」のは「苦しいときの友は本当の友」を緩和した状態を示しているのだと思います。
19日の定例会では、親の会の「案内書」の案が出されました。これを公共施設や小児科に置いていこうというわけです。すごいじゃないですか。

7月のセシオネット親の会

20代前半の引きこもりがちな男性のお母さんの話。
聞いていると、繊細な感性の人で、人に気を遣い、消化器系にその症状が現われ、疲れやすく、よく眠れない…ようです。引きこもりになりやすい人によくある状態です。
こういう場合の親の対応では、子どもの様子にあれこれ心配しているとあまりいい結果はでません。今日は朝何時に起きるのか、今日は外出するのか、ということを気にしているとそれは子どもに伝わります。それが子どもにとっても気詰まりになり、気分が滅入るもう一つの原因になります。
親には親の楽しみと苦労があります。子どもの事情に引きづられているよりは自分の楽しみや苦労を子どもの前でも話すのがいいという話をしました。

本日のセシオネット親の会は参加者が少なく5名でした。
いろんな事情が重なって参加者が少なかったのですが、他にもいい話を聞くことができました。
来月は8月17日、毎月第3土曜日の午後、高田馬場の親と子の相談室soraにて。

セシオネット親の会例会報告

11月17日のセシオネット親の会の報告を兼ねたニューズレターが送られてきました。いつもアミータ教育福祉学院の上河辺先生のご苦労に負うものです。
この日は初めに参加者が少なくて珍しく不登校情報センターの近頃の様子を話すことになりました。ニューズレターにはそこがやや詳しく載せられています。私の話を聞いた人は不登校情報センターの特徴というか例外の多さ、そんなことをやってるの、そんなことが認められるの、「ここにやってくると気が緩む」という状況、それを上河辺先生は何とか文章にしたものです。
セシオネット親の会は高田馬場のカウンセリングルーム空Soraで毎月第3土曜日に開いている不登校の親の会です。次回の12月15日は忘年会の予定です。

母の日に最高のプレゼント

今日はセシオネット親の会の5月定例会でした。
特徴的であったのは、数名の子どもが引きこもり生活から動き出した報告をされました。

高卒認定に合格した子どもが、4月から予備校に行っています。
その人のことを少々……。
月曜日から土曜日まで週6日、朝9時から夕4時半まで大学をめざし予備校に通っています。“無遅刻・無欠席”です。
前は動くたびにムダにでかい音を出していた。「自分を確立していなかった。相手に合わせて生きていた。いきがって動いていたけれども、いつもくだらないと思っていた」と話していたといいます。
その彼が13日の母の日に話した言葉が傑作です。
「あのときは相当びっくりしたと思うけど、(お母さんは)妥当な対応をしたと思うよ」だったとか。
自分が不登校を始めた時期を振り返り、自分なりにその時期を越えた実感を伝えた言葉です。これは母の日の最高のプレゼントではないでしょうか。

セシオネット親の会の忘年会

昨日は、セシオネット親の会(不登校の親の会)でした。
忘年会を兼ねたもので、今年1年を振り返りどんなことがあったのかを話してもらいました。

感じたのは母親たちの子どもへの思いの強さ、愛情の深さです。
この強さは本物であって、何があってもぶれることがない、真っ直ぐなものです。
この会に参加して、多くの親が子どもの見方が変わったこと、親の社会との関わり方が変わったこと、子どもとの関係が変わったことを、1年前と対比しながら話してくれました。
穏やかに話されましたが、実に力強いものです。勇ましさよりもこの実感のある穏やかさが本物の強さを示しています。
子どものことになると母親は自分のこと以上に何かをなしていくのではないでしょうか。

最近のことでは原発事故による放射能汚染に多くの母親たちが加わっています。率先して放射能測定を提起し取り組んでいます。これもまた子どもを思う母親たちの本物の気持ちから生まれていることです。
母親の気持ちには、私はときどきその狭さというか、世の中の全体との関連が薄いと思うこともあります。けれども私の考えは、母親たちの子どもへの思いの強さの前には敗北を宣言せざるを得ません。少々の脱線があってもこの愛情の深さに比べれば何ほどのものかと思うくらいのものです。
そういう母親たちの気持ちがあるから、子どもは育つし、世の中の平穏は維持されてきたのです。

9月以降=2学期の準備

8月も後半に入り、9月以降=2学期の準備を始めました。

第13回「不登校、高校中退からの進路相談会」の参加校の募集を正式に始めました。
9月25日、セシオン杉並で実施し、15校を募集します。
主催は、アミータ福祉教育学院、和泉自由学校、親と子の相談室・空と不登校情報センターです。

全国の中学校名簿を入力していますが、そのうち埼玉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府の1都1府3県分を終了しました。
学校案内書のDMを発送する予定です。
今回はここまでとして次回以降に、他の道府県を手掛けます。

フルタイムでなくても働ける条件づくり」を執筆しました。
活動の方向をコンパクトにまとめたつもりです。
8月28日の第3回「引きこもり後を考える会」と10月の「引きこもりを抜ける仕事づくり」発表会の準備のつもりです。

8月20日は「セシオネット親の会」8月定例会の日です。

6時ころからセミ食事会の様相

2月19日、土曜日の出来事。

セシオネット親の会2月定例会(高田馬場)。十数人が参加。
3月6日の杉並進路相談会の親の体験談の発表者を3人にお願いしました。
次回は3月19日です。

情報センターのスペース、参加者8名+α(3)。
カウンセラーWさんの日。Wさんにブログを勧めました。
Amさんの「イベント情報」移行作業がかなり進みました。
パソコン教室は2人がそれぞれ休みのため、機会なし。
6時ころからセミ食事会の様相になりました。