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ゲーム依存症チェックリスト

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周辺ニュース

ページ名ゲーム依存症チェックリスト、(健康のニュース)
700万円の課金地獄…中年[ゲーム依存症]が急増中
76歳の元農林水産省事務次官の父親に刺殺された44歳無職の息子はゲームに耽溺し、ひきこもり、家族や近隣への攻撃性を増していた。
たかがゲームと侮るなかれ。家庭崩壊や、精神を病む中年が増えているのだ……
ギャンブル、酒、薬物依存に並ぶ重い疾病だと国際機関が警鐘!

5月25日、WHO(世界保健機関)総会は、オンラインゲームやテレビゲームのやりすぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を、新たな依存症として認定した「国際疾病分類」を承認した。
興味のない者にとっては「たかがゲーム」だが、大きな社会問題となっているギャンブル、アルコール、薬物依存などと並ぶ重い疾病として、国際機関が警鐘を鳴らしたというわけだ。
くしくも発表のちょうど1週間後には、ゲーム依存症の息子の先行きを案じた父親が、凶行に及んでいる。
6月1日、元農林水産省事務次官の父親(76歳)が、東京都練馬区の自宅で無職の息子(44歳)を包丁で刺殺したのだ。
「元次官の息子は長年ひきこもりがちで、オンラインゲーム『ドラゴンクエスト10』に依存した生活を送っていました。
本名でツイッターもやっており、父親がトップ官僚だったことを盛んに吹聴しながら、他のプレイヤーを見下す攻撃的な発言をふりまいていたようです。
また、同居していた両親に対して、中学生時代から激しい家庭内暴力を繰り返していたことも明らかになっています」(全国紙社会部記者)
痛ましい事件はどうすれば防げたのか、悩める親子に誰か手を差し伸べることはできなかったのかと、胸を痛めた人も多かろう。
30~50代で急増も受診する患者はまれ
だが、練馬の悲劇は特殊な事例ではなく、ゲーム依存症の患者は30代から50代まで幅広い年代で増えつつあるのが実情だ。
精神科医でゲーム依存症に詳しい岡田尊司医師はこう語る。
「治療を求めにやってくる患者の中心は、中高生から大学生ですが、スマホの普及で今までゲームをしてこなかった層にも裾野が広がったことも影響して、小学生や大人の相談も近年増加傾向にあります。
社会人でもちゃんと仕事をできているうちはまだ深刻ではないかもしれませんが、 一度社会とのつながりが切れてしまうとブレーキが利かなくなり、一晩中ゲームにのめり込む。そのままひきこもるケースも少なくないのです」
岡田医師のもとに来院した20代後半男性の場合、2年間ほどオンラインゲームに依存しており、慢性的な無気力と不眠に悩んでいた。
その間は、仕事もせず家にこもりがちで、オンラインゲームでやり取りする以外、人と会話することがほとんどなかったという。
岡田医師によると、子供の場合、ゲームに熱中して学業がおろそかになったり不登校になったりすることで心配した親が相談に訪れる場合がほとんど。
一方、30~50代の大人になると、仕事によほどの支障が生じていない限り、自分の意思で診察を受けにくる人はごくわずかだ。だからこそ、少しでも身に覚えがある人は、ゲーム依存症チェックリストを参照して、自分の状況を把握してほしい。

<ゲーム依存症チェックリスト>

過去1年間の状態を振り返って最も当てはまる数字を選んでください

① まったくない ② あまりない ③ ときどきある ④ 頻繁にある
1. ゲームに熱中し、他のことをしているときも頭から離れず、ついそのことを考えてしまう
2. 1日でもゲームがやれないと落ち着かなかったり、イライラしたり、怒りっぽくなったりする
3. ゲーム時間が長くなり、休みの日やその前日には8時間以上、週に30時間以上やり続けてしまう
4. ゲームをやめよう(減らそう)と思っても、自分の意思ではやめられず、ついやりすぎてしまう
5. ゲームに熱中するようになって、これまで好きだったことや趣味に関心がなくなった
6. ゲームのやりすぎで、生活や健康に問題が生じているとわかっているのに、やりすぎてしまう
7. ゲームをプレイする時間のことで、家族や周囲の人に本当のことを言わないことがある
8. 嫌な気分から逃れようとしたり、紛らわそうとして、ついゲームをすることがある
9. ゲームを優先する結果、家族や友人との関係をおろそかにしたり、仕事や勉学を怠ったりする
[判定の方法]
④に当てはまるとき、その診断項目に該当するとみなす。
5項目以上④に該当する場合、ゲーム依存の疑いが強いと判定され、専門的な診断と治療が必要。
その基準に達しなくても、1項目でも④に該当する項目がある場合や、③が5項目以上ある場合は、予備軍といえる。
このままの状態が続くと、依存症に移行する場合もあるので、十分注意が必要だ(岡田医師監修)
また、医療者の他にも、各種の依存症「当事者」たちによる支援の輪も広がっている。
依存症の回復支援にあたるワンネスグループ共同代表の三宅隆之氏も、ゲーム依存症に悩む中年男性の急増は、深刻な問題だと指摘する。
「昨年グループ全体の相談件数が、電話だけで1660件、メール、SNSが538件で、合計2198件でした。
そのうちネットゲーム依存に関するものが8%を占めて175件。全体の1割弱で少ないと思われるかもしれませんが、一昨年は4%だったので倍増なのです。
また、ギャンブル、アルコール、薬物、ゲームの順に相談件数が多かったのですが、アルコール依存症に迫る勢いで、ゲーム依存症に関する相談が昨年から急増しています」
三宅氏の話によれば、先述の事件の被害者のように、周囲に対して暴力的になるのはよくあるケース。
家族関係に破綻をきたすことも珍しくないようだ。
「夫の異常な行動に身の危険を感じた奥さんからの深刻な相談がありました。40代後半の男性は、休日は奥さんに子守りを頼まれたにもかかわらず、オンラインゲームに熱中し、子供をほったらかし。一度、子供が勝手に外出して行方不明になったことすらあるそう。このときは奥さんに咎められて逆上し、家の中のものをめちゃくちゃに荒らしたそうです。ゲームに夢中になるあまり、周りがまったく見えていない典型的な事例です」
脳が萎縮、判断力も低下。700万円の課金地獄
暴力と並んで深刻なのが、金銭面でのトラブルだ。続いて三宅氏が挙げたのは、30代後半男性の相談事例である。
「多額の借金をしてしまうほどソーシャルゲームにお金をつぎ込み、とうとう我慢の限界を超えた奥さんとケンカに発展。
何度も話し合いを重ねて、もうゲームにお金はかけない、と約束したものの、結局我慢できず数週間後には課金。
際限なくお金をつぎ込んでしまうこのケースは、ギャンブル依存症と非常によく似ています」
ほかにも、人気ソーシャルゲーム「モンスターストライク」で700万円もの課金した猛者もいるというから、ゲームの“魔力”は侮れない。
しかもゲーム依存症の決定的な恐ろしさは、脳に器質的なダメージを与える点にある。前出の岡田医師は、こう警鐘を鳴らす。
「近年の研究でも、ゲームを長時間かつ長期間やるにつれて、衝動や感情をコントロールする脳の領域が萎縮することがわかっています。
具体的な症状として、慢性的な睡眠障害、仕事への意欲の低下、セルフネグレクトにつながる注意力や記憶力の低下、鬱状態や無気力、社会性の低下、攻撃性の増大などが見られます。
ゲーム依存症の怖さは、麻薬中毒や覚せい剤中毒とまったく同じ。
いや、それらよりも依存性は強いのかもしれません。
ゲームは『現代のアヘン』といっても過言ではないのです」
子供の依存症なら早い段階で親が異変を察知するケースも多いが、中年の場合は自分で気づかなければ治療のテーブルにすら乗れない。
ゲームを少しでもたしなんでいる諸兄は、ご注意あれ。
【岡田尊司氏】
京都大学医学部卒業。精神科医。京都医療少年院を経て、現在は岡田クリニック院長。
著書に『インターネット・ゲーム依存症』(文春新書)など
<取材・文/福田晃広・野中ツトム(清談社) 写真/ぱくたそ>
※週刊SPA!6月18日発売号「中年[ゲーム依存症]の地獄」特集より
〔2019年6/21(金) 週刊SPA!〕

周辺ニュース=== ページ名ゲーム依存症チェックリスト、()
700万円の課金地獄…中年[ゲーム依存症]が急増中
76歳の元農林水産省事務次官の父親に刺殺された44歳無職の息子はゲームに耽溺し、ひきこもり、家族や近隣への攻撃性を増していた。
たかがゲームと侮るなかれ。家庭崩壊や、精神を病む中年が増えているのだ……

ギャンブル、酒、薬物依存に並ぶ重い疾病だと国際機関が警鐘!
5月25日、WHO(世界保健機関)総会は、オンラインゲームやテレビゲームのやりすぎで日常生活が困難になる「ゲーム障害」を、新たな依存症として認定した「国際疾病分類」を承認した。
興味のない者にとっては「たかがゲーム」だが、大きな社会問題となっているギャンブル、アルコール、薬物依存などと並ぶ重い疾病として、国際機関が警鐘を鳴らしたというわけだ。
くしくも発表のちょうど1週間後には、ゲーム依存症の息子の先行きを案じた父親が、凶行に及んでいる。
6月1日、元農林水産省事務次官の父親(76歳)が、東京都練馬区の自宅で無職の息子(44歳)を包丁で刺殺したのだ。
「元次官の息子は長年ひきこもりがちで、オンラインゲーム『ドラゴンクエスト10』に依存した生活を送っていました。
本名でツイッターもやっており、父親がトップ官僚だったことを盛んに吹聴しながら、他のプレイヤーを見下す攻撃的な発言をふりまいていたようです。
また、同居していた両親に対して、中学生時代から激しい家庭内暴力を繰り返していたことも明らかになっています」(全国紙社会部記者)
痛ましい事件はどうすれば防げたのか、悩める親子に誰か手を差し伸べることはできなかったのかと、胸を痛めた人も多かろう。
30~50代で急増も受診する患者はまれ
だが、練馬の悲劇は特殊な事例ではなく、ゲーム依存症の患者は30代から50代まで幅広い年代で増えつつあるのが実情だ。
精神科医でゲーム依存症に詳しい岡田尊司医師はこう語る。
「治療を求めにやってくる患者の中心は、中高生から大学生ですが、スマホの普及で今までゲームをしてこなかった層にも裾野が広がったことも影響して、小学生や大人の相談も近年増加傾向にあります。
社会人でもちゃんと仕事をできているうちはまだ深刻ではないかもしれませんが、一度社会とのつながりが切れてしまうとブレーキが利かなくなり、一晩中ゲームにのめり込む。
そのままひきこもるケースも少なくないのです」
岡田医師のもとに来院した20代後半男性の場合、2年間ほどオンラインゲームに依存しており、慢性的な無気力と不眠に悩んでいた。
その間は、仕事もせず家にこもりがちで、オンラインゲームでやり取りする以外、人と会話することがほとんどなかったという。
岡田医師によると、子供の場合、ゲームに熱中して学業がおろそかになったり不登校になったりすることで心配した親が相談に訪れる場合がほとんど。
一方、30~50代の大人になると、仕事によほどの支障が生じていない限り、自分の意思で診察を受けにくる人はごくわずかだ。
だからこそ、少しでも身に覚えがある人は、ゲーム依存症チェックリストを参照して、自分の状況を把握してほしい。
<ゲーム依存症チェックリスト>
過去1年間の状態を振り返って最も当てはまる数字を選んでください
① まったくない ② あまりない ③ ときどきある ④ 頻繁にある
1. ゲームに熱中し、他のことをしているときも頭から離れず、ついそのことを考えてしまう
2. 1日でもゲームがやれないと落ち着かなかったり、イライラしたり、怒りっぽくなったりする
3. ゲーム時間が長くなり、休みの日やその前日には8時間以上、週に30時間以上やり続けてしまう
4. ゲームをやめよう(減らそう)と思っても、自分の意思ではやめられず、ついやりすぎてしまう
5. ゲームに熱中するようになって、これまで好きだったことや趣味に関心がなくなった
6. ゲームのやりすぎで、生活や健康に問題が生じているとわかっているのに、やりすぎてしまう
7. ゲームをプレイする時間のことで、家族や周囲の人に本当のことを言わないことがある
8. 嫌な気分から逃れようとしたり、紛らわそうとして、ついゲームをすることがある
9. ゲームを優先する結果、家族や友人との関係をおろそかにしたり、仕事や勉学を怠ったりする
[判定の方法]
④に当てはまるとき、その診断項目に該当するとみなす。
5項目以上④に該当する場合、ゲーム依存の疑いが強いと判定され、専門的な診断と治療が必要。
その基準に達しなくても、1項目でも④に該当する項目がある場合や、③が5項目以上ある場合は、予備軍といえる。
このままの状態が続くと、依存症に移行する場合もあるので、十分注意が必要だ(岡田医師監修)

また、医療者の他にも、各種の依存症「当事者」たちによる支援の輪も広がっている。

依存症の回復支援にあたるワンネスグループ共同代表の三宅隆之氏も、ゲーム依存症に悩む中年男性の急増は、深刻な問題だと指摘する。
「昨年グループ全体の相談件数が、電話だけで1660件、メール、SNSが538件で、合計2198件でした。
そのうちネットゲーム依存に関するものが8%を占めて175件。
全体の1割弱で少ないと思われるかもしれませんが、一昨年は4%だったので倍増なのです。
また、ギャンブル、アルコール、薬物、ゲームの順に相談件数が多かったのですが、アルコール依存症に迫る勢いで、ゲーム依存症に関する相談が昨年から急増しています」
三宅氏の話によれば、先述の事件の被害者のように、周囲に対して暴力的になるのはよくあるケース。
家族関係に破綻をきたすことも珍しくないようだ。
「夫の異常な行動に身の危険を感じた奥さんからの深刻な相談がありました。
40代後半の男性は、休日は奥さんに子守りを頼まれたにもかかわらず、オンラインゲームに熱中し、子供をほったらかし。
一度、子供が勝手に外出して行方不明になったことすらあるそう。
このときは奥さんに咎められて逆上し、家の中のものをめちゃくちゃに荒らしたそうです。
ゲームに夢中になるあまり、周りがまったく見えていない典型的な事例です」
脳が萎縮、判断力も低下。700万円の課金地獄
暴力と並んで深刻なのが、金銭面でのトラブルだ。続いて三宅氏が挙げたのは、30代後半男性の相談事例である。
「多額の借金をしてしまうほどソーシャルゲームにお金をつぎ込み、とうとう我慢の限界を超えた奥さんとケンカに発展。
何度も話し合いを重ねて、もうゲームにお金はかけない、と約束したものの、結局我慢できず数週間後には課金。
際限なくお金をつぎ込んでしまうこのケースは、ギャンブル依存症と非常によく似ています」
ほかにも、人気ソーシャルゲーム「モンスターストライク」で700万円もの課金した猛者もいるというから、ゲームの“魔力”は侮れない。
しかもゲーム依存症の決定的な恐ろしさは、脳に器質的なダメージを与える点にある。
前出の岡田医師は、こう警鐘を鳴らす。
「近年の研究でも、ゲームを長時間かつ長期間やるにつれて、衝動や感情をコントロールする脳の領域が萎縮することがわかっています。
具体的な症状として、慢性的な睡眠障害、仕事への意欲の低下、セルフネグレクトにつながる注意力や記憶力の低下、鬱状態や無気力、社会性の低下、攻撃性の増大などが見られます。
ゲーム依存症の怖さは、麻薬中毒や覚せい剤中毒とまったく同じ。いや、それらよりも依存性は強いのかもしれません。
ゲームは『現代のアヘン』といっても過言ではないのです」
子供の依存症なら早い段階で親が異変を察知するケースも多いが、中年の場合は自分で気づかなければ治療のテーブルにすら乗れない。
ゲームを少しでもたしなんでいる諸兄は、ご注意あれ。
【岡田尊司氏】
京都大学医学部卒業。精神科医。京都医療少年院を経て、現在は岡田クリニック院長。
著書に『インターネット・ゲーム依存症』(文春新書)など
<取材・文/福田晃広・野中ツトム(清談社) 写真/ぱくたそ>
※週刊SPA!6月18日発売号「中年[ゲーム依存症]の地獄」特集より
〔2019年6/21(金) 週刊SPA!〕

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