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大阪市住吉区子ども若者育成支援事業

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大阪市住吉区子ども若者育成支援事業

所在地 大阪府大阪市住吉区
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真似されたい~内閣府「子供と家族・若者応援団表彰」受賞の意味
■「平成29年度 子供と家族・若者応援団表彰~内閣府特命担当大臣表彰」
昨日(12/26)僕は、大阪発始発の新幹線で東京・霞が関に移動し、内閣府で「平成29年度 子供と家族・若者応援団表彰~内閣府特命担当大臣表彰」というものを受賞した。
僕の法人(officeドーナツトーク)がここ5年間こつこつ続けてきた活動に、国からお墨付きをいただいた格好だ(大阪市代表でもある)。
僕は当欄のYahoo!オーサーでもあるが、社会貢献事業を行なう法人の代表であり現場プレーヤーでもある。
当欄ではある意味ジャーナリスティックに社会を語りながら、大阪の子ども若者支援の前線で新しい事業を提案し日常的に当事者(保護者や子ども若者)への面談支援や居場所支援を行なっている。
オーサー兼プレーヤーというのが、当欄で僕が求められているものなんだろうと解釈し、今回のような「国からの受賞」が、これからの日本の子ども若者支援現場にどういう意味をもつか、確認しておきたい。
それはつまりは、「イノベーション」の提案を支える土台、だということだ。
■高校内居場所カフェの拡大
当欄で度々触れている「高校内居場所カフェ」(「モーニング」を出す高校内居場所カフェ~西成高校モーニングとなりカフェの試み)は全国で静かに広がりつつあり、僕が把握している限りでも大阪に 10校程度、神奈川でも10校程度、宮城に2校程度、静岡に2校程度、北海道に1校で「居場所カフェ」が実施されている。
予算的背景はさまざまだが、各NPO(特定非営利活動法人・一般社団法人・社会福祉法人等々)が創意工夫してそれぞれの高校で居場所を開催していることは力強く頼もしい。
その高校内居場所カフェの「元祖」が、上に引用した西成高校の「となりカフェ」で、今回の受賞の団体紹介を見ても、この事業が賞に大きなインパクトを与えたことが伺える(ちなみにTBS系で1時間のドキュメンタリーにもなっている映像【TBSオンデマンド】 映像’14「ここにおいでよ~居場所を見失った十代のために~」)。
この高校内居場所カフェの拡大が、高校中退予防につながることを我々は願っている。
その実証も「居場所を測る~そのインパクトの意味」で書いたとおり現在進めており、来年は大阪と神奈川でもう少し効果測定の調査を広げていくつもりだ。
■一連の流れが形成する一種のイノベーション
だが、居場所カフェだけでは、多くの人々にはインパクトが弱い。
居場所を設置し高校で楽しく生活できるのはわかった、ではその先は? 
それら高校生たちは本当に「潜在化」する(ひきこもりやニート)ことなく、市民として、または税や社会保険の担い手として社会に貢献してくれるのか?
という、「社会設計」の好きなおじさんたちからよく反論を受けるのだ。
これに対して、地味ではあるが一つの回答を示しているのが、高校生「出口戦略」は、個別ソーシャルワークだったにも書いた、ひらの青春生活応援事業、言い換えると、高校生への個別ソーシャルワーク事業だ。
居場所カフェで中退を予防したあと、個別に細やかにソーシャルワークしていくことでニート・ひきこもり化を防ぐ。
平野区では昨年からの積み上げで30名ほどをソーシャルワーク支援してきている。
その一つひとつはたいへん地味な取り組みではあるが、全体としてみると30名の潜在化が実質1年(高校内の環境設置等準備に半年はかかったため)で防げている。
これは大きい。
ここでは詳述できないものの、もう一つ「住吉区子ども若者育成支援事業」という事業も僕は行なっており、ひきこもり支援のほか、子ども若者に関する諸機関(児童相談所から若者ハローワークまで)が毎月集まって検討会議を開催している。
それは、「不登校・ひきこもり」「貧困・虐待」「障害(主として発達障害)」の3ワークンググループに分かれて、毎月濃密な議論を展開している。
もはや、日本の「子ども若者」は0~50才まで拡大している(虐待から高齢ひきこもり)。
その保護者も10代後半から80才までとなっている。もはや国民全員が「子ども若者」関係者であり、この問題はそれぞれの専門性の中だけで議論できない。
専門性というタコツボに風穴をあける仕組みが必要で、それが住吉区の事業だと僕は考えている。
■ストーンローゼズ
これら一連の流れが形成する一種のイノベーションは、ただ現場で行なうだけではダメで、それがモデルとなり広く発信し、ある意味「模倣」してもらう必要がある。
モデルというよりは、そっくりそのままパクってほしい。
もちろん予算や担当部署(教育・就労・福祉等)によってカラーは違ってもいい。
それぞれのカラーで色づけながら、あからさまにパクってほしい。
コピーライトみたいなせこいことは言わないので、あっさり「真似してほしい」。
90年代前半、イギリスで一大ムーブメントを巻き起こしたロックバンドのストーンローゼズのデビューアルバム1曲目は「憧れられたいI want to be adored」だった。
最初、ローゼズは単なるへなちょこバンドの1つだったが、そのリズムと歌声はやがてイギリスと世界を覆っていき、現在のクラブミュージックの源泉の1つになっている。
イアンブラウン(ローゼズのボーカル)のように僕は露骨に憧れられたくはないが、露骨に「真似してほしい」。
今回の受賞は、その真似したいモチベーションが生まれるような、みなさんの動機の1つになればいいと思っている。
〔2017/12/27(水) 田中俊英 一般社団法人officeドーナツトーク代表〕

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