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Center:創作を社会参加にする可能性

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創作を社会参加にする可能性

〔2010年07月05日〕
創作活動にテーマを移します。
ようやく創作活動を社会参加につなげる道が見えてきたところです。

(1)引きこもり経験者には創作活動をしている人は多くいます。
不登校情報センターに関わる人の中にまだ私が知らない人はいるはずです。
これを肯定的に評価し、本人がその気になる過程があります。
(「Center:2009年12月ー作品の公表が意味すること」『ひきコミ』2010年1月号)。
この論評は、公表の段階を丁寧に見たもので、作品の公表は対人関係づくりと同じ要素をたどります。

(2)社会参加の方法にするには、作品の商品化が必要です。
しかし、商品化しないことも認められなくてはなりません。
作品が作者の一部になる人もます。
特に芸術的な創作においてはそれが顕著です。
それでもパソコンにより複製できるもの、実用品の複数制作できるもの、ポストカードなど二次利用するものなど、商品化の可能性はあります。

(3)商品を販売する仕組みが必要です。
展示会における即売が最初でした。
次にネットショップが出来ました。いまの到達点はここまでです。
ネットショップにおける販売実績はゼロではありませんが、ほとんどありません。

第4回が終わったあと、不登校情報センターに関わりのない人が相談にきました。
得意のアニメ制作を生かし「夏休み子ども教室」を、装飾品を制作している人が「クレイを使う子ども教室」を予定しています。
創作活動やネットショップの動きを見て参加してきたのです。
これまで踏み出せなかった編み物教室や3DG実用品作り講座の見本になるものができそうです。
創作活動の次の目標に、実演型、教室型の要素を取り込めるのです。
これは作品制作と作品販売の延長にあり、新展開といえるでしょう。
目標を設定して取り組みを進めるうちは全体を広げ(企画への参加者、創作の分野)、途中の節目に当たる部分を補強し(商品化、ネットショップ)、前に向かって進むことが可能になります。

膨大な創作者がひしめき、巨大な市場・ネットショップ市場がある中で、これはちっぽけな取り組みです。
それに気後れし、無力感が先行する人もいるでしょう。
自分の感性を信じ、その作品を何らかの視点で評価する少数の存在が確かめられればいいのです。
創作活動に限りませんが、社会参加とはそういうものです。

それで上手くいかなかったら無駄な時間を使うと予測する人は、極端な言い方ですが、もともと創作活動には向いていないのかもしれません。
創作活動とは、利益のあるなしに関わらず取り掛かっているようなものではないでしょうか。
別の魂胆が混じるとやめたくなるものとは違います。
商品化する・しないに関わらず創作を勧めるのは、ここに関係します。

創作活動を進める方針のもう一つの特色は、通常業務との組み合わせです。
ワークスペースで取り組んできたことに編集・印刷・製本・ネットショップづくりなどが加わります。
制作部に営業・宣伝・企画部の性格ももつ業務部門です。
創作活動をしていなくても参加できます。
創作活動との絡みはワークスペースの強化になります。

これらは実現しているのではありません。
これまでの取り組みを基盤にした方針です。
それでも人材養成バンクのように失敗するかもしれません。
そのときに何を感じるのかは予測できませんが、取り組んでいけば何かがわかります。
「失敗するから止めておこう」では、何もわからずヒントさえつかめません。
最善を尽くして取り組むのです。

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