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Center:(1)親しい友人をつくる場

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(1)親しい友人をつくる場

不登校情報センターに当事者の会をつくり、それを継続させている長期的目標を、私は「引きこもり経験者の社会参加」におき、その中間目標として親しい友人関係といえる人を数人できるような環境をつくることと考えてきました。

その長期目標の後半、「親しい友人が数人できてから社会参加にすすむ過程」はどうなるのでしょうか。
私のフィールドワーク、当事者の会(居場所)の取り組みの履歴をふまえた実践的、系統的に定式化して説明するには、まだ6年余の歴史では浅く、いまそれを提示することはできません。
この本で著すことは前半の親しい友人づくりまでの部分です。
引きこもり経験者の当事者の会の参加者は、その行動範囲や生活環境の一部に不登校情報センターがあるだけで、自然科学の実験のように法則性の抽出を妨げる条件を取り除いて観察することできません。
社会参加の過程を純化して取り出すことはできないのです。
私と関わった人、当事者の会にやってきた人の何人かが仕事に就き働いています。
そういう彼ら、彼女らの社会参加の軌跡を当事者の会での動きによってだけ定式として説明するには十分な経験がありません。
一般的な定式として提示するのは、私にとっては今後のテーマなのです。
ここでは引きこもりを抜け出した人が親しい友人をつくっていく過程を、前とは違った角度からみていきます。
引きこもり経験のある人は、当事者の会(居場所)で、実際の対人関係を体験していくなかで何を学ぶのか、からだの記憶として何を備えていくのか、何が不足しており何を獲得してそれを補うのか、そういう面をみていくつもりです。
社会参加という前方を向いて、この投稿を考えれば、社会参加のための心の準備、精神的な成長ということになるでしょう。
その成長の主体は自分自身であることに間違いはありません。
しかしいろいろなタイプと触れ合う──といっても必ずしも友好的というわけではありません──なかに、その主体を育てる環境があるのです。
ある人はなごませてくれます。
みているとイライラしてくる人もいます。
自分のもっているもので自分にはさほど気にしていないことを気づかせてくれる人もいます。
伴走者やサポート役になる人もいるでしょう。
批判的であったり鋭く問題を摘出する人もいるでしょう。
なんだか自分の弱点や欠点を見せつけるような振る舞いをする人もいるはずです。
少し昔の自分を思い出させていたたまれない気持ちにさせる人もいるかもしれません。
……これら全部の人が、自分の成長の土台をつくり、糧となって精神的な成長を促してくれるのです。

Center:〔2〕社会参加までの葛藤のタイプ
Center:(1)親しい友人をつくる場
Center:(2)精神的自立の程度を高めていく場
Center:(3)“心理派”のJさんの場合
Center:(4)“社会派”のKさんの場合
Center:(5)“半社会派的”なMくんの場合

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