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Center:(4)秋の第1回学校案内書フェアのヒット

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(4)秋の第1回学校案内書フェアのヒット

世間(学校?)の夏休みが終わり9月になった。
不登校の中学生・高校生、そして高校を中退した生徒たちが来年春に向かって高校入学、再入学をめざす動きが、少しずつ始まる。
不登校情報センターの秋の始まりは、これへの対処で始まる。
今年は広いスペースがある。
これをどう生かすのかが、一つの工夫だろう。
実はそう思ったのは8月の初めのころだった。
ただ、人生模索の会の改善と、このスペースを有効に使おうとする進路相談の企画はまだ一つも重ならず、別々に発想していた。
いまふり返ってみて、それほどうまく重なっていたともいいがたい面はあるが。
“不登校生、高校中退者むけの進路相談”の場はいろいろな機関が開いている。
不登校情報センターとして開催する場の参加者は、一時に比べてかなり減っている。
その取り組みのなかで、ときどき気になるのは、無料配布になるフリースクールや学校案内書だけを、ささっと集めていく人がいることだった。
今年は、この学校案内書を多く集め、それをアピールする場にしてみることにした。
そのうえで進路相談できる場も用意する。
名称を「不登校・中退者・転校希望者のための学校案内書フェア」と決めた。
期間は10月5日から9日までの5日間。そのうち6日は土曜日、7日は日曜日、8日は体育の日で祝日になる。
自前の広いスペースを生かした企画だ。
学校案内書の配布に協力してくれたのは、このときで98団体(学校、フリースクールなど)になった。
この取り組みは、不登校情報センターの、情報提供活動と、進路相談活動を合体させた内容になる。
この5日間で、482家族、約600人が参加した。
中学校の先生が数人の生徒をつれてきたし、子どもが親を引っぱってくるという珍しい例もあった。
大部分は親だけの参加である。
この「学校案内書フェア」の5日間+前後の2~3日に人生模索の会の人が関わることになる。

まずは受付として、数人が交代で担当する。
その人は書籍の販売も兼任した。
会場係として、荷物を運んだり、整理をする人が数人。
その一方で不登校経験の先輩として数人がたむろし、そこに親も加わって座談会形式で話し合う場も設けた。
これらの方式は、これまで開いてきた進路相談会でもときどきやってみたものだ。
それをより計画的に期間の3日間連続で試みたことが大きい。
この5日間に当事者の会のメンバーが交代で毎日20人ほどやってきた。
一度でも加わった人は40人ほどになるだろう。
参加したある人がこう言った。
「あれくらいで丁度いいんですよ。
一日ぶっ通しで担当するのではなく、適当に交代するので、らくにできました」。
引きこもりの経験者(それも個人差があるわけだが)にとって、このようなある役割を時間で分担して行うこと、その過程を通して当事者の会のメンバーとのコミュニケーションをとる機会、同時に母親世代の人とも関わることができる場、これらが総合的に対人関係の自然な訓練の場になったものと思う。
通常の人生模索の会におけるコミュニケーションとはまた一味違ったものである。
学校案内書フェアは、不登校情報センターとしては久しぶりのヒットだった。

それ以上に、その内容は長期的に見て、つながる要素があった。
現在のあゆみ書店、引きこもり経験者にとっての働く練習の場であるあゆみ書店は、このときの経験が出発点になっている。
新事務所のスペースをもて余していた状態が、これで活用できる方法を一つ思いつき、実現したことになる。

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