(3)学習塾、フリースクール、家庭教師(訪問活動)(説明)
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学校へ行けない子どもが、自習の場、居場所としてフリースクールに目を向け、集まり、フリースクールのかなりのところがこれらの子どもたちに対応している状態と考えられます。<br> | 学校へ行けない子どもが、自習の場、居場所としてフリースクールに目を向け、集まり、フリースクールのかなりのところがこれらの子どもたちに対応している状態と考えられます。<br> | ||
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2019年1月2日 (水) 11:28時点における最新版
目次 |
学習塾、フリースクール、家庭教師(訪問活動)(説明)
〔*『登校拒否関係団体全国リスト』(99~2000年版)第1部「対応する団体・施設」の(3)(1999年3月発行)です。
その後の制度変更、社会状況の変化により、ここに述べてあることはそのままでは通用しないところもあります。〕
学校・支援団体の解説構造の「学校関連」
学習塾
学習塾のなかには、登校拒否の子どもたちとかかわっている所が少なからずあります。
それぞれのかかわり方は千差万別です。
次の面から特色を見ることができるでしょう。
(1)子どもの自主性を主眼としているさまざまの学習塾は、登校拒否の子どもをやさしく受けとめる気風が強いものです。
親の教育相談的なことにも対応している塾もあります。
(2)成績不振児の学力回復、高校中退者への高校再受験・再入学の援助、知恵おくれ・学習障害児への対応など、困難を抱えた子どもへの対応を積極的に掲げている塾に、親からの登校拒否の相談などに対応しているところがあります。
(3)特に登校拒否の子どもを対象にしている学習塾もあります。
しかし、そこでも登校拒否の子どもが多数を占める所はあまりありません。
登校拒否の子どももほかの子どもも同等に、それぞれに即した対応をしていると考えられます。
(4)登校拒否に積極的に対応している学習塾には、家に引きこもったままで、学習塾にも通えない子に対応している所もあります。
登校拒否についてある水準以上の理解をもつ家庭教師を養成し派遣している所、通信制に近い学習指導をしている所、ファックスやパソコン通信を利用している所などです。
(5)高校学齢以上の生徒に対して、大検のための学習指導をしたり、通信制高校に籍を置く生徒に、少人数ないしはマンツーマンで学習指導をしているタイプの学習塾もあります。
一部ですが、通信制大学の学生のための学習施設もあります。
これもここに分類されるでしょう。
(6)かなりすすんだタイプとしては、臨床心理士、医師、教師など各種の専門家と強い協力関係がある学習塾、登校拒否の子どもの親の会をつくり支えている学習塾もあります。
登校拒否の子どもに積極的に対応している学習塾の多くは、このタイプに至ります。
(7)学習塾でありながら、学習だけでなく、子どもの遊び・ゲーム、スポーツ、ハイキング、合宿、農作業など多面的な活動を提供している所もあります。
このようなタイプは、フリースクール(または子どもの居場所、たまり場、フリースペース)的要素をもっています。
(8)学習塾ではなく、教育相談所やフリースペースであっても、子どもに学習の場をつくっている所もあります。
いずれのタイプになるのかは、学習塾教師がどのような教育・心理学的理解をしているのか、どのような実践的体験を経ているのか、学習塾の立地条件などに左右されているものです。
相談者として考えるときに、塾教師と話し合ったり、実際に授業見学をして決めることが大事だと考えられています。
フリースクール
自由な学校という、新しいタイプの教育実践・教育運動です。
発祥の地ヨーロッパでは、教育は子どもと親、教師が決めるもので、公的権力が介入すべきものではないという教育理論により生まれたものです。
日本では、公式の学校制度とは認められておらず、私塾程度の規模のものがほとんどです。
実態としては、フリースクールと学習塾の間に明確な一線を設けることは困難です。
これはむしろプレイスクール、あるいは子どもの居場所といったほうでいいでしょう。
フリースクールは、登校拒否の子どもへの対応のために生まれたものではありません。
学校へ行けない子どもが、自習の場、居場所としてフリースクールに目を向け、集まり、フリースクールのかなりのところがこれらの子どもたちに対応している状態と考えられます。
海外のフリースクール
また、海外(特にヨーロッパ、アメリカ)のフリースクールと連絡し、海外のフリースクールへの留学を紹介している所もあります。
そのなかには、日本在住のまま通信制で受けられる所もあります。
通信制による学生も増えています。
ただし、入学しても日本の学校や学習塾でみられるような指導はないのが一般的です。
自主的に行う強い意志が必要です。
その代表的なものにアメリカミシガン州のクロンララ校通信制があります。
○Clonlara Scholl
(Home Based Education Program)
責任者/Pat Montgomery
1289Jewett Street Ann Arbor,Michigan 48104,USA
TEL 0041(日本国際通信)-1(アメリカ)-313-769-4511
ここは、通信制といっても、何を学習するのかを準備するのは学校ではなく生徒です。
生徒が自分で学習テーマを決め、学習内容やレポートを送り、テストも自分でつくります。
学校からは、受け取りの連絡とアドバイスの手紙が届きます。
すべて日本語で交信できます。
この生徒をサポートしている教育機関もあります。
ホームスクーリング(自宅学習システム)
ホームスクーリングとは自宅学習です。
学校に代わり、子ども(と親)が、自分で学習計画をつくり、教材を用意し、学習をすすめます。
また一定の教育関係機関がこれらの計画、教材、学習指導を援助するものも含まれます。
日本では公式の教育制度としては認められていませんが、現実には、その学習の成果を、学校が評価する形で、根づき始めています。
このほかにもコンピューターによる個人学習のできるシステムが開発され、そのサポートを含めて、自宅学習をすすめている機関があります。
このほか通信制・放送制の高校や大学、家庭教師の派遣、さらにはクロンクラ校の在宅留学なども、広い意味ではホームスクーリングに入るでしょう。
家庭教師
個人または組織として、家庭教師をしている人のなかに、不登校の子どもや引きこもりの人を対象としている人もいます。
学習指導だけでなく、子どもと一緒にゲームを楽しんだり、外出したり、ときには親の相談にのっている人もいます。
不登校情報センターでも、訪問サポート活動としてトカネット(東京家庭教師ネットワーク)と協力して、不登校や引きこもりの子どもへの学習指導を中心とする活動を始めました。
(1)親の会と体験者の会(説明)
(2)通所施設、宿泊施設(説明)
(3)学習塾、フリースクール、家庭教師(訪問活動)(説明)
(4)大検と大検予備校(説明)
(5)小学校・中学校(説明)
(6)中検と夜間中学校(説明)
(7)義務教育制度を補完する方法(説明)
(8)教育委員会・教育行政(説明)
(9)高等学校(全日制)(説明)
(10)定時制高校(説明)
(11)通信制高校(説明)
(12)技能連携校と通信制サポート校(説明)
(13)仕事の学校と就業=就職サポート(説明)
(14)外国の高校(留学・ホームステイ)(説明)
(15)大学・短期大学・専門学校(説明)
(16)児童福祉施設(説明)
(17)医療・心理・保健機関(説明)
(17-2)臨床心理士とカウンセラー、セラピスト(説明)
(18)司法と人権の機関(説明)
(19)電話・文通・出版・体験発表(説明)