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ひきこもり国語辞典

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「フリーター」・「ニート」という言葉の意味するもの
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まずはひきこもり国語辞典(時事通信社 松田武己監修)の「ニート」を引用します。
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「ニート」
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 「若年無業者」を指します。ひきこもりといわれているうちはなんとなく優しく見られていました。それがニートと言われはじめて空気が冷たくなったのは「働けるのに働かない人」と理解されているからです。それで就労させる方向に圧力が強まり、逆にひきこもり対策を空回りさせたのです。
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とあります。
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「フリーター」の項目がなかったのですが、この「ニート」の項目はそう呼ばれる人たちの現状の多くを語っているものだと感じます。
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確かに個人の「問題のある人」を就労させる方向に「圧力」が強まっている感じがしますね。
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一方「フリーター」という言葉は1987年にリクルートのアルバイト情報誌「フロム・エー」で自由を愛するとか夢を追い求めるとして自らアルバイトとしての就業をする若者をイメージした言葉として使われ始めたそうです。今にして思うとこの言葉を流行らせたこと自体何か戦略的匂いがしますね。
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ところが2000年代前半のころからはすでに白書の中で非正規雇用の若者を「フリーター」、無職の若者を「ニート」という言葉で表し、当時の特性としての若者たちの『勤労意欲の低下と職業観・労働観の未熟さ』のため若者の雇用の問題が社会問題化しているというスタンスで取り上げられてきています。
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若者の(当時は15歳~34歳)自己責任の問題としてこの辺りからメディアの報道とも相まって世間の風当たりも強くなり対策を求められるようになってきます。
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そういった『勤労意欲の低い職業観・労働観の未熟な若者』、正規雇用の仕事についていない若者の為にスキルを身に着けさせるための教育として働く意欲を高めようという「キャリア教育」が始まりました。「ジョブカフエ」や「若者サポートステーション」などの取り組みも始まりましたが、あまり成果をあげないまま今に至っています。
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このスタンス自体が間違っているからではないでしょうか?
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果たして当時の若者の個人の資質の問題なのでしょうか?
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個人個人を何とかすることでこの問題は解決するのでしょうか?
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そんなことをしているうちにその元若者も年を取っていき親の年金で生活を立てざるを得ない
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「8050問題」「7040問題」などと呼ばれ社会問題化してきています。
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その後幅広い年齢層で不安定な雇用に追いやられていく人たちが増え、「ワーキングプア」や「ブラック企業」といった言葉が取りざたされるようになり、成果主義がますます進んできています。働く環境はますます厳しくなってきています。
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最近になって政府もやっと就職氷河期への就職支援として40代の募集を後押しするようになってきました。
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しかしなんと、すでにあれから30年もの月日が経っているのです!
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2021年4月26日 (月) 13:22時点における版

「フリーター」・「ニート」という言葉の意味するもの

まずはひきこもり国語辞典(時事通信社 松田武己監修)の「ニート」を引用します。 「ニート」  「若年無業者」を指します。ひきこもりといわれているうちはなんとなく優しく見られていました。それがニートと言われはじめて空気が冷たくなったのは「働けるのに働かない人」と理解されているからです。それで就労させる方向に圧力が強まり、逆にひきこもり対策を空回りさせたのです。

とあります。

「フリーター」の項目がなかったのですが、この「ニート」の項目はそう呼ばれる人たちの現状の多くを語っているものだと感じます。 確かに個人の「問題のある人」を就労させる方向に「圧力」が強まっている感じがしますね。

一方「フリーター」という言葉は1987年にリクルートのアルバイト情報誌「フロム・エー」で自由を愛するとか夢を追い求めるとして自らアルバイトとしての就業をする若者をイメージした言葉として使われ始めたそうです。今にして思うとこの言葉を流行らせたこと自体何か戦略的匂いがしますね。

ところが2000年代前半のころからはすでに白書の中で非正規雇用の若者を「フリーター」、無職の若者を「ニート」という言葉で表し、当時の特性としての若者たちの『勤労意欲の低下と職業観・労働観の未熟さ』のため若者の雇用の問題が社会問題化しているというスタンスで取り上げられてきています。 若者の(当時は15歳~34歳)自己責任の問題としてこの辺りからメディアの報道とも相まって世間の風当たりも強くなり対策を求められるようになってきます。 そういった『勤労意欲の低い職業観・労働観の未熟な若者』、正規雇用の仕事についていない若者の為にスキルを身に着けさせるための教育として働く意欲を高めようという「キャリア教育」が始まりました。「ジョブカフエ」や「若者サポートステーション」などの取り組みも始まりましたが、あまり成果をあげないまま今に至っています。

このスタンス自体が間違っているからではないでしょうか? 果たして当時の若者の個人の資質の問題なのでしょうか? 個人個人を何とかすることでこの問題は解決するのでしょうか?

そんなことをしているうちにその元若者も年を取っていき親の年金で生活を立てざるを得ない 「8050問題」「7040問題」などと呼ばれ社会問題化してきています。

その後幅広い年齢層で不安定な雇用に追いやられていく人たちが増え、「ワーキングプア」や「ブラック企業」といった言葉が取りざたされるようになり、成果主義がますます進んできています。働く環境はますます厳しくなってきています。

最近になって政府もやっと就職氷河期への就職支援として40代の募集を後押しするようになってきました。

しかしなんと、すでにあれから30年もの月日が経っているのです!



ひきこもり国語辞典

お知らせ
時事通信出版局発行の定価は1600円+税です。
最寄りの書店に予約注文してください。
発売は2021年4月2日です。
『ひきこもり国語辞典』の発行後も、新語句を募集し、追加掲載しています。
◎参考⇒『ひきこもり国語辞典』の誕生
◎参考⇒『ひきこもり国語辞典』をひきこもり理解の手掛かりに
◎参考⇒感情・気持ちの表現としての『ひきこもり国語辞典』
◎参考⇒『ひきこもり国語辞典』は予想を超えた意味がある
◎参考⇒当事者が一人称で説明する辞典
◎参考⇒ひきこもり国語辞典へのコメントページ

ひきこもり国語事典(出版準備中につき削除)追加分

ひきこもり国語辞典・辞書編あ行
ひきこもり国語辞典・辞書編か行
ひきこもり国語辞典・辞書編さ行
ひきこもり国語辞典・辞書編た行
ひきこもり国語辞典・辞書編な行
ひきこもり国語辞典・辞書編は行
ひきこもり国語辞典・辞書編ま行
ひきこもり国語辞典・辞書編や行
ひきこもり国語辞典・辞書編ら行
ひきこもり国語辞典・辞書編わ行
市販本の発行号の後、追加分を記載していきます。

発案者の持ち点

〔2013年10月〕⇒2020年12月追加記載。
この辞書は主に通所する人の言葉から集め、松田が編集したものです。
採用した言葉を何らかの形で提示した人をその言葉の「発案者」とし、採用した言葉の数を持ち点にします。
全276語。合計48人以上が持ち点のある発案者になります。
⇒採用語数が2倍になりましたので、以下の数字は大幅に変わります。
1点…27人。2点…11人。3点…3人。
後は1人づつ…4点、5点、7点、9点(M)、11点(I)、16点(A)、19点(K)、20点(S)。
*( )内は名前のイニシャル。
同一の言葉に2人がかぶるケースがあります。
約220語は作者不明です。可能な範囲で「発案者」に連絡し、“漏れ”はないかを確認します。
本格的な出版になったときは、持ち点により収入を分配する予定です。
期待しないで待っていてください。⇒実現する見込みが出てきました。(2020年12月、実に嬉しいことです)
時事通信出版局の市販本には約550語掲載し、4コマ漫画など多数の工夫が加わりました。
4コマ漫画の作者にも稿料を支払います。

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