デイサービス施設「十彩」
所在地 | 北海道千歳市 |
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ページ名デイサービス施設「十彩」、北海道千歳市、(子ども食堂・フードバンク)
食事と交流機会 子供に提供「子ども食堂」きょう開業 社交場目指し「駄菓子屋」併設 千歳で初
【千歳】子供に食事と交流の機会を提供する千歳初の「子ども食堂」が、障害児のデイサービス施設「十彩(といろ)」(大和1)にオープンする。
小学1年から高校3年までだれでも利用でき、4日を皮切りに毎週土曜日に開く計画だ。
子供の社交場として昔ながらの「駄菓子屋」を併設するなどの趣向を凝らしており、運営するボランティアたちは「ぜひ気軽に利用して」と呼びかけている。
運営するのは、同施設の職員と地元市民らによるボランティア9人。
約15平方メートルの部屋で毎週土曜日の午後5~7時に開く。
夕食を食べた後、ボランティアが自身の職業経験を紹介したり、あいさつなどのマナーを教えたりする「しごと塾」を15分間開く。
隣の部屋には、約30種の駄菓子を陳列。
1人につき10個ずつ配って、食べながら交流してもらう。
手作りの木製ベンチを置き、すだれを壁にかけて装飾するなど、昭和風の駄菓子屋の雰囲気づくりを目指した。主な財源は寄付金で、これまでに市民ら63人から約30万円が寄せられた。
食材の提供も呼びかけており、農家や食料品店など3個人・団体が協力の名乗りを上げた。
同施設のスタッフで子ども食堂の責任者の高木早紀さん(29)は「目指すのは、子供がほっと一息つける居場所づくり。多くの人の力添えを頂けたらうれしい」と、引き続きボランティアの参加や寄付、食材の提供を呼びかけていく。
子ども食堂は、共働きの世帯などで1人で食事をしがちな子供らを支える取り組みとして全国に拡大。
恵庭市内では、NPO法人ワーカーズコープが昨年夏から毎月1回、開いている。
利用料金は食事、駄菓子代を合わせて100円。
親子での利用も可能で、その場合、大人は200円。
問い合わせは高木さん(電)080・9615・6659へ。
〔◆平成29(2017)年3月4日 北海道新聞 朝刊地方〕