●2011年12月1日 第96号

◆NPO法人不登校情報センター会報・2011年12月号。

●文通・・・なし。

●連載・・・「随筆文 第44回」/「高齢ひきこもり 第15回~自分に課したルール」/「高齢ひきこもり 第16回~ナイフ」/「北の国から 第3回~きのこ採り物語 2011年秋」/「身近にある史跡と名所(44)」

●松田武己「双方向型ウェブサイトの追求」

●松田武己「試作レベルの仕事づくりの展望」

◇心の手紙交流館(企画)

あゆみ書店(発行)

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●2011年10月1日 第95号

◆NPO法人不登校情報センター会報・2011年10月号。

●文通・・・「ある団体の話」/「『夢を見た』」/「喜怒哀楽を分かち合いたい」。

●連載・・・「随筆文 第43回」/「身近にある史跡と名所(43)」/「高齢ひきこもり 第13回~失敗は許されない」/「高齢ひきこもり 第14回~私が出会った職場⑤」

●【ランダム投稿】スター☆チャイルド「もう この自分でいいと世界に宣言する」

●松田武己「ウェブサイト制作の前進、評価、見通し」

◇心の手紙交流館(企画)

あゆみ書店(発行)

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●文通番号95-03  喜怒哀楽を分かち合いたい 

ピノキオ [神奈川県横浜市 女 34歳 通院中]

 私は、うつ病、社会不安障害、全般性不安障害です。

 対人不安とひきこもりは、4年前からですが、最近、少し、外出が出来るようになりました。

 趣味は、韓国ドラマやK-POP全般です。

 外出が出来た頃は、散策が大好きでした。

 文通相手に希望する事は、男女問わず、年齢不問。

 色々な話(手紙などで)をしたいです。

 喜怒哀楽を共に分かち合いましょう。

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●文通番号95-02  『夢を見た』

スピカ [埼玉県上尾市 女 39歳 ひきこもり]

◇職業・所属・状態・・・ひきこもり、うつ。

◇文通したい相手・・・グリーフケアに繋がる人、必要な時にいてくれる人、自分よがりでない人。

 川を渡りたいのに、なかなか渡れる所がない

 やっと見付けた橋は花が敷き詰められていて、その向こうは、野原になっていた

 渡りかけたその橋は、川に沈み、あと1歩の所で渡れない

 橋の向こうに、あいつがいた

 価値のある人達が、次々死んでゆく

 死にたい気持ち、死ななければいけないという想いは強まるのに、相変わらず、生き恥をさらしている

 準備はつづけよう

 「死ぬ気になったから、できてる事がある」

 心の拠がなければ、勇気は出ない

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●文通番号95-01  ある団体の話

さいおぶしぇる   

 知人と引きこもり支援に関する話をしていると、さまざまな団体があることを教えられ、ときにはその活動ぶりに深く考えさせられることがあります。たとえば以前存在したある団体などは、活動の内容やおかれた状況こそ一見、不登校情報センターに似ているようですが、その実態は劣悪で、活動も失敗したそうです。

 スタッフはやはり引きこもり経験者(といっても実はその団体を居場所にしている現役ひきこもり当事者がほとんど)だったそうですが、「引きこもりイコール悪」というプレッシャーに負けて外に出てきた人や、自分よりみじめな人に手を差し伸べることで自分をなぐさめたい人ばかりだったようで、切実に支援を必要とするような当事者の要望に応じられる状況とは到底言えなかったそうです。

 またそこの理事長が、そのような場の人間関係に発生しがちな「力学」を見抜く目をもっていなかったばかりか、本人も利用者に対してウソはつく、約束は破る、謝りもしないというありさまだったそうで、とてもこのような団体の代表たる素質に恵まれているとは思えない人のようでした。

 理事長が立場のけじめに無頓着な人だったためか、発行するミニコミ誌も「ひきコミ」とは異なり、読者、作者、編集者といった区別もない、いかにも仲間うちの回し読みにふさわしいレベルのものだったそうです。

 一つの部屋に集まれる程度の人数でならこのような形の活動も成立したかもしれませんが、無謀にもこの団体はスタイルを変えずに活動を全国規模に広げようとしました。

 支援する側とされる側、あるいは雑誌を支える三者の間に当然わきまえられるべきけじめもないまま、いったんは参加者が増加したために、活動は混乱をきたし、やがて機能不全の悪循環に陥ってゆきました。さらには作品発表の裁量や個人情報の把握といった点で、遠隔地の当事者と団体の事務所を居場所とする当事者の間に不公平が生じるという問題も浮き彫りになりました。

 見かねた知人は、「ボランティア人材紹介機関を利用して支援活動や雑誌編集の即戦力となるスタッフを急遽雇うべきだ」と提言しましたが、理事長は「能力が備わるまで気長に待つ」という理念をタテに、言下にこれを却下。

 結局、スタッフどころか理事会までが、引きこもり当事者をかき集めて名義を借りた有名無実のものだったため、この理事長の非現実的な方針を批判する人も現れず、この団体はいわば「理事長の私物」のまま衰退の一途をたどり、ついには消息不明になったということです。

 思うに、この団体が最初からそのスタイルに合った規模での活動を貫いていれば、問題は起きなかったのでしょうが、一時にせよ、自らの才能を顧みずに多くの引きこもり当事者の期待を集め込み、結果としてそれを裏切る羽目になってしまったことは、やはり避けるべき悲劇だったといえるでしょう。

 このような団体を運営することの難しさをつくづく感じるとともに、顧みて不登校情報センターにはそのような困難の中、ぜひ正しい針路を目指して活動を維持して頂きたいと祈らずにいられない話です。

 ご参考になれば、と思い出したことを書かせて頂きました。

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●2011年9月1日 第94号

◆NPO法人不登校情報センター会報・2011年9月号。

●文通・・・なし。

●連載・・・「随筆文 第42回」/「僕はひねくれている~体験者の声?」/「僕はひねくれている~いっしょ」/「身近にある史跡と名所(42)」/「高齢ひきこもり 第11回~私が出会った職場④」/「高齢ひきこもり 第12回~男のいじめ」

●【ランダム投稿】スター☆チャイルド「生きていれば、なんだってできる。」

●松田武己「フルタイムでなくても働ける条件づくり」

◇心の手紙交流館(企画)

あゆみ書店(発行)

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●94号‐文通希望せず  就職活動もストレス

S [北海道 女 20代] 

 うつ病を6年間患っていて、今現在、作業所に通所して2年目に入ります。

 最近、就職活動にはげんでいるのですが、健常者同様上手くいきません。

 私の場合、就職活動もふくめて、全部がストレスになり、8月の始めに体調をくずし、薬が追加されてしまいました。

 体調がいい時がつづいても、私の場合、がむしゃらに何でもがんばると、すぐ、ポキッとおれてしまいます。

 医者からは、重労働の仕事は止められてます。

 私は、将来がますます不安になっていました。

 でも、親と相談したところ、今も、貯金(少ないですが)しているので、たまったら生活保護をうけながら、作業所で働いて一人暮らしをして自立をするのが夢です。

 今、働いている作業所も就労訓練所なので、期限が決まっています。

 なので、いずれは、別の作業所にうつってがんばっていきたいです。

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●2011年8月1日 第93号

◆NPO法人不登校情報センター会報・2011年8月号。

●文通・・・「自分と同じように心の問題で苦しんでいる方へ」。

●連載・・・「高齢ひきこもり 第9回~私が出会った職場③」/「高齢ひきこもり 第10回~違和感」/「身近にある史跡と名所(41)」/「随筆文 第41回」

●松田武己「広告収入によるサイト運営と共同事務所」

●松田武己「引きこもりから動き出す“きっかけ”」

◇心の手紙交流館(企画)

あゆみ書店(発行)

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●文通番号93-01  自分と同じように心の問題で苦しんでいる方へ

noir72 [栃木県佐野市 女 26歳 無職・家事手伝い]

 現在、カウンセリングと心療内科に通っています。

 私は、統合失調症のような症状があります(声がする、妄想など)。

 今、状態は以前に比べて落ちついていますが、人に対する恐怖心が強く、人と接することができない状態でいます(接しているのは、家族とカウンセリング、心療内科の先生のみ)。

 なので、孤独感が強く、ぜひ文通を通して人と交流したいと思いました。

 希望としては、

●自分と同じように、心の問題で苦しんでいる方(うつ病やパニック、統合失調症や心療内科などに通っている方)。

●男女問わず。

●年齢問わず(できれば、自分と年齢の近い方)。

●ここへの投稿も、勇気をもって書いています(人への恐怖心が強いため)。なので、真剣に受け止めてくれる方、限定。

 でお願いします。

 悩みやつらいこと、苦しいことなど、いろんな話(趣味のことなども含めて)をすることによって、お互いを支え合えるような関係を築けたらなと思っています。

 よろしくお願いします。

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●2011年7月1日 第92号

◆NPO法人不登校情報センター会報・2011年7月号。

●文通・・・「学生時代から各種サークルに参加」/「文通ボランティアの方に」/「外もすてたものでなし」。

●連載・・・「宗教の古典を読む 第3回」/「高齢ひきこもり 第7回~私が出会った職場②」/「高齢ひきこもり 第8回~親の性格」/「僕はひねくれている~ばかげた節電に喝!」/「北の国から 第2回~1万円の旅に出よう」/「身近にある史跡と名所(40)」/「近代スピリチュアリズムから人生を考える 第9回」/「引きこもり経験者による引きこもりについての考察 第29回」

●FDAトレーニングの見学と無料トレーニング

●葛飾区長への引きこもり支援事業への要請(準備文)

●松田武己「通信制高校の広がりと意味(素描)」

◇心の手紙交流館(企画)

あゆみ書店(発行)

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