ある機関に「居場所ワーク」活動への助成支援をお願いしました。プロジェクト名「居場所ワークの安定と促進策」として「居場所ワーク」活動の目的・内容・課題を簡潔にまとめました。その部分です。
●プロジェクトの目的(活動全体ではなく中心のプロジェクトです)
(1)通所者による居場所ワークの作業で安定的な収入が得られれば、就職型の社会参加とは違う方法ができます。それをめざすのが中心目標です。取り組みのなかで、企画の具体化と修正、対人関係づくり、受講者・協力者づくりをする。
(2)ひきこもりの経験者が一般企業に入る前に、実際にできる状態・条件で自分にできる作業を行う。こうなった人はいますが副次的な目的です。
(3)ひきこもりの経験者が、自分の得意分野で取り組む仕事づくりを応援する。場所提供、協力者による試行錯誤と企画相談、広報活動、事務機器(PC・FAXなど)の活用。
(4)居場所ワークを安定的に定着化することによりひきこもったまま外出できない人ができる在宅ワークの方法を準備する。
●プロジェクトの内容:プロジェクトを実行した時の受益者(支援対象者)/期待する効果
「在宅ワーク・居場所ワークのすすめ」という基本の手引きを作成。
(1)ひきこもり経験者による「不登校・ひきこもり・発達障害を周辺事情に対応する学校・支援団体等の情報を紹介するサイト」を作成・運営する。このメンバーを増やす。
(2)ひきこもり経験者による情報収集をする事務作業グループ。情報収集のノウハウと企画力を高めるとともにメンバーを増やす。
(3)個人・グループとしての仕事起こしを援助する。家族療法の学習会、パステルアート教室、わかもの生き方クラブとして活動を始めた人がいます。
●プロジェクトを達成するための課題
(1)サイト制作と事務作業に対して相当の作業費を支払える収入の確保(広告費など)。
(2)仕事づくり的な活動には、講師料に相当する謝礼を支払う。教室等として成り立つように援助します。