当事者を情報センターに誘うのは企画が浮かぶときです

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Gさんが不登校情報センターにきました。寄贈を受けた本をAmazon本から探しその画像をサイトに張り付ける作業を頼みました。訪ねて行って話しているうちにできそうな気がしたからです。来週からはその作業が進みそうです。
私は数人を訪問していますが、「不登校情報センターに来て○○を手伝ってほしい」と頼めるかどうかは、私に頼みごとがイメージできるかどうかにかかります。
別のある人には創作品の販売を頼みたいと考えています。話しているうちに関心がその方向にあると思えたからです。
「実用と趣味と関心のページ」をつくり「聞き書き」役の取材者を考えたのもその準備です。まだ該当者はいませんが、現れたらその人に即した形で提案します。
何回か会って、その人の状態や興味・関心、実際にどんなことをしているか見当がつかないと、空振りに終わります。ひきこもっている人と会って話を聞けるようになるとこういう方向に進みます。
事務作業的なものはいろいろな人に言いやすいのですが、それでも興味・関心に沿ったものに近いものがいいのです。行動力やエネルギーを感じる人にはその人向けの企画が浮かばなくても事務作業への参加を誘えるようになったのは前進です。

このヒントになったのは、お笑いの吉本興業です。タレントの募集について「スカウトは企画です」という趣旨の話をしていました。
お笑いのタレントさんですから、それなりの素質、アピール力、あるいは見た目などをいろんな角度から評価してタレントの卵として“合格”と漠然と考えていたのです。しかし、少し違うようです。
その人物をみて、「このような形で売り出せる・売り出そう」というものが採用する側に思い浮かべばタレントの卵として誘えるという意味です。「売り出せる・売り出そう」というもの、それは企画ですから「スカウトは企画です」になったのです。

不登校情報センターに来るように勧めるのがすべてではありません。全体として口数が少ない人が多いのでスムーズに事が進むとはいいがたいです。訪ねて行った先の部屋の様子や言葉にしたことから推測します。自分から話してくれたときは、慎重な物言いをする人が多いので、実質性があると思います。
聞いたからと言って私にそれを生かせるものが浮かぶかどうかはまた別です。一緒に動いてその人の違う側面を知る、違う人の取り組みに触れてみる、可能ならばそこの人に引き継ぐ、違った人と交代する、そんな可能性も考えなくてはなりません。
引きこもっている人への働きかけは一人ひとりの実情に即したものにならざるを得ないのです。そのなかで「不登校情報センターに来て○○を手伝ってほしい」と頼めるのは、狭くは限定できませんが私の場合は企画によるのです。

http://www.futoko.info/presented_books/book-name.html〔寄贈を受けた本〕

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