ユーストで「ひきこもりのいいところ」を話しました

ユーストリームをこれからどう進めるのか。少し方向性がつかめてきました。実は昨日も15分ほど実況したのですが、誰も見ていないでしょう。それに録画するのも忘れていたので昨日分は再現できません。11日と12日の練習は残しましたがいずれ消去になります。
昨日はAさんに話すつもりで始めたのですが、振り返るとその場での質問・応答の形とは違いました。1人でも放送は可能みたいです。これまでの3回の実験実況で方向性がつかめたと思います。
番組の内容はこれまで受けた質問に答えてみようと思います。中心は引きこもり当事者などからの相談に答えることです。不登校情報センターが何をしているのかの答えは、当事者の状態や関心に対応する形に変えていきます。番組名を「東京いなかぐらし」としていたのですが、そのうち変更します。
想定する視聴者を「引きこもりと対人関係不安の人」にします。家族はユーストリームを見る人はいないでしょうから、基本的には想定する視聴対象から外します。
どの程度のペースで実況するかはまだつかめません。初めは使い勝手を覚えるために実況頻度が高くなります。質問されたことが無限にあるわけではないし、記録に残っていても実況にそのまま使えるかどうかは不明です。先行きには不明点はありますが、一応の方向性は以上のように決めました。

さっそく「ひきこもりの性格でいいところはどこですか」を第3回分として実況しました。
ところがハプニングの中段があり前半・後半の2回に分かれました。両方とも7分余りの時間で、この程度に短くでもいいかもしれません。

〔ひきこもりの性格でいいところはどこですか〕http://www.ustream.tv/channel/SUd6jTce3ek

ボランティアから一般雇用に進むユニバーサル就業を知る

Jさんが久しぶりに見えました。前に来たのは4、5年前になるでしょうか。
いまは週4日のペースで事務職として働いています。
以前に仕事に就く相談を受けたことがあります。いまはそれとは別の形で働いています。その経過を聞いているうちにユニバーサル就業というのが出てきました。
Jさんは、介護をする事業所に行きました。最初は見習いの「無償のボランティア」です。2、3週間したら「有償のボランティア」になりました。時給は500円ぐらいです。半年ほどしてJさんは「最低賃金雇用」になりました。どうやら続けられそうな感じです。それが1年ほど続いた後「一般賃金雇用」になりました。この経過を段階的にたどるのがユニバーサル就業です。
はじめから働くことに何の抵抗もない人には不利なように見えます。しかし、はたして働くことができるのか、働き続けられるのか、そういう不安を持つ人には乗りやすい面があります。
長く引きこもっていた人には就労形態として適合する人もいそうです。聞くと障害者や引きこもりの経験者、働くのに不安を持つ人を対象に勧めているようです。
仕事の内容は事業所によりますが、福祉的な介護・保育と、軽作業に当たる清掃などです。
私はユニバーサル就業というのは初めて聞きました。実施事業所は多くはないのかもしれません。ボランティアから始まりますが一般賃金を設定して段階的に進むので、制度としての不安定雇用とは違うと思います。雇用する側の都合で解雇・雇用打ち切りを取り入れていないのです。