ボランティアから一般雇用に進むユニバーサル就業を知る

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Jさんが久しぶりに見えました。前に来たのは4、5年前になるでしょうか。
いまは週4日のペースで事務職として働いています。
以前に仕事に就く相談を受けたことがあります。いまはそれとは別の形で働いています。その経過を聞いているうちにユニバーサル就業というのが出てきました。
Jさんは、介護をする事業所に行きました。最初は見習いの「無償のボランティア」です。2、3週間したら「有償のボランティア」になりました。時給は500円ぐらいです。半年ほどしてJさんは「最低賃金雇用」になりました。どうやら続けられそうな感じです。それが1年ほど続いた後「一般賃金雇用」になりました。この経過を段階的にたどるのがユニバーサル就業です。
はじめから働くことに何の抵抗もない人には不利なように見えます。しかし、はたして働くことができるのか、働き続けられるのか、そういう不安を持つ人には乗りやすい面があります。
長く引きこもっていた人には就労形態として適合する人もいそうです。聞くと障害者や引きこもりの経験者、働くのに不安を持つ人を対象に勧めているようです。
仕事の内容は事業所によりますが、福祉的な介護・保育と、軽作業に当たる清掃などです。
私はユニバーサル就業というのは初めて聞きました。実施事業所は多くはないのかもしれません。ボランティアから始まりますが一般賃金を設定して段階的に進むので、制度としての不安定雇用とは違うと思います。雇用する側の都合で解雇・雇用打ち切りを取り入れていないのです。

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