月別アーカイブ: 2016年8月
「なくそう! 子どもの貧困 全国ネットワーク」への連絡
メーリングリスト「なくそう! 子どもの貧困 全国ネットワーク」に次の連絡をしました。
不登校情報センターの松田武己です。…
このメーリングリストに寄せられる情報を二次使用しています。ことに上貞玲賜さんの生活保護ニュースクリップはページ作りの柱になりました。その2~3割は二次使用させていただいています。
不登校情報センターのサイト内に「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」ページをつくりました。Wikiシステムであり、ページ名は原則として固有名詞にしました。
3月ごろから作業を始めました。情報の選択、分類方法づくり、サイト内の保存方法など試行錯誤の途中です。
ある程度の様子がわかり8月になってからサイトの構造をつくりました。保存構造としてはまだ不十分ですが、容器はできました。整理を済ませたのが200件を超えましたので報告させていただきます。
不登校情報センターにもいろいろなことが寄せられます。メーリングリストにも送らせていただきます。(2016年8月31日)
〔ひきこもり・不登校の周辺ニュース〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
不登校・ひきこもり親の会のテキスト
日曜日(8月28日)に不登校・ひきこもり親の会をしました。
思ったより参加者があり十数名になりました。そのうち初めての参加は2名で、中学生の親御さんです。不登校・ひきこもりの経験者も参加しました。話の中での彼ら、彼女らの経験談はいつも自分が経験したことによるものなので具体的です。
この会の初めに短いレクチャーをしました。ひきこりの経験者の話に比すレベルではありませんが、そのテキスト「「気疲れ」経験を通して人との関係をつくっていく」です。それにいくぶん加筆して別に掲載しました。
〔「気疲れ」経験を通して人との関係をつくっていく〕
http://www.futoko.info/…/%E3%80%8C%E6%B0%97%E7%96%B2%E3%82%…
「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」の進捗状況
「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」ページの作成作業が進んでいます。
(1)正式掲載分は200件近くになりました。それ以前の非公式掲載は推定で150~200件になるでしょう。毎週メーリングリストにより送られてくる50~60件のうち、採用するのは20~30%なので、未掲載分が40~50件溜まっています。およその現状をこのように判断できます。かなりのスピードです。
(2)新たな「不登校情報センター経由」の情報を加える。…
不登校情報センターに直接に送られてくる連絡や問い合わせのうち、この「周辺ニュース」に該当するものを加えようと考えます。千葉薬業専門学校が公式に認可されたという連絡を受けました。ニート・ひきこもりを意識した資格取得の専門学校です。
また情報探しの中に見つけた特異なものも「周辺ニュース」に加えます。例えば発達障害者のための自動車教習所、出張型の神父さんがいます。こういう事例です。
昨年から今年にかけて、ウィッツ青山学園高校の不正事件で関係者に問い合わせをしました。そのやりとりも加えるのがよかろうと判断できます。
これらを「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」を構成する「不登校情報センター経由」カテゴリに扱うことにしました。
(3)全体の分類(カテゴリ)方法も徐々にわかりかけてきました。数種類のレベルのカテゴリが並列しています。そのうち地域(都道府県と市区町村)は明確です。それ以外の種類を分ける分類(カテゴリ)が混在しています。これを整理していけば全体構造も明確になります。
Rくんが見せてくれた車いす利用者のための駅案内図
前日までに連絡はなかったのですが、当日になって2組が“相談”に来ました。
『ポラリス通信』8月号に「8月27日(土)13時~15時 不登校情報センターのサイト制作に関わる人と家族、関心を持つ人が対象の説明会や企画会議。1人でも希望者がいれば実施」とお知らせしていたことです。
2組目のRくんは終了後の4時過ぎに来ました。予定はすんだところなので、ここはRくんの話を聞くところから始めようと思いました。
Rくんはある障害者のグループに関わって活動をしています。話がなかなかそこに行かなかったのですが、終わりに近づいたと思ったあたりで、ようやくカバンからある物を出してきました。
都内の地下鉄駅のホームと関係個所を図に描いています。車いすに乗る人が各駅のどこを利用できるかを調べたものです。車いすの乗降場所、トイレの位置など記載されています。およそ2年かけて10駅余りを調べたといいます。
車いすを使う人に渡せるような図にする工夫を重ねています。しかし、車いすを使う人と出会う機会は少なくてまだあまり渡してはいないそうです。
この案内書を見たとき、私は過敏性腸症候群(IBS)の人に役立つと思いました。電車に乗れない人のなかには、トイレが近いためという人がいます。電車に乗るために各駅のトイレの位置を確認し記憶している人もいます。
Rくんが作成中の駅案内図は、車いすを使う人だけではなく、IBS傾向の人(ある本に人口の10~20%と書いてありました)にも役立ちます。すごく可能性を開く活動です。
この手の「説明会&企画会」を続ける意味が見つかった感じがします。
9月4日(日)北千住マルイで「未来マップ 中高受験相談会」
日本インターネットスクール協会主催の「未来マップin 北千住 中高受験相談会」が9月4日に開かれます。会場は足立区北千住のマルイ10階シアターテンです。時間は午前11時~午後の4時(10時30分開場)。
不登校情報センターはこの取り組みの協賛団体であり、また「不登校生等の相談コーナー」担当としてこの会に出席します。訪問活動をするトカネットの藤原宏美さんも一緒に相談(兼会場案内役?)を担当します。
都内の公私立の高校を中心に多数の学校が説明・相談のブースを開きます。昨年の参加者は500名という大規模なものになりました。今年も同規模のものになりそうです。…
不登校情報センターは、個別相談のかたわら、学校案内パンフを展示します。不登校の中学生・高校生や高校中退生を受け入れる学校紹介パンフを持ち帰ってもらうためです。昨年はこれがかなり好評でした。不登校生の行ける高校情報はまだよく知られていません。案内パンフの展示希望は不登校情報センターに至急連絡お願いします。TEL:03-5875-3731,メール:open@futoko.info (未来マップの件としてください)。
その準備として案内パンフのない学校に連絡をとるこの数日です。学習の遅れ、発達障害、メンタルフレンドの相談もあると思います。
会場で配布する相談コーナーのチラシには「通信制高校と連携校の平易な説明」を書きました。“全日型通信制高校”、“通学型通信制高校” というのが重要な不登校生の受け入れなのですが、なぜそれが可能なのかを簡略に説明しています。
〔未来マップin 北千住〕はこちら
http://miraimap.asia/
9月22日(祝日)に第2回斜視の集まり
第2回の「斜視の集まり」を9月22日(木曜日・祝日)午後1時から2時間程度行います。まだ1か月先ですが…。
場所はJR総武線錦糸町のカラオケボックスです。
前回の3人に加えて2人ぐらいは新しく参加しそうです。…
続けるとさらに増えるかもしれません。人数が多くなればいいというのではありませんが、斜視の人の状態は私が想像していたよりもかなりいろいろです。
どういう状態の人がいるのか(身体的・社会的に)をもっと知りたいとは思います。お互いの交流の機会にしたいと思います。
料金はカラオケボックス利用料と飲み物で1000円ぐらいです。カラオケボックスを予約しますので、参加してみようという方は事前に連絡をお願いします。
TEL:03-5875-3730,open@futoko.info <斜視の集まり 松田>まで。
〔8月26日追記〕参加予定者6名+付き添い(?)1名。
国内にいる外国人と外国人学校の不利益解消を提起
日本国内にある韓国学校初等科(小学校)を卒業したのに、中学校に進学できず学籍のない生徒がいます。この小学校の卒業生はほとんどが韓国学校の中等科(中学校)に進学するのですが、この生徒は6年生の途中から不登校状態になり、そのまま卒業しました。しかし韓国学校中等科への進学を希望しませんでした。
そのまま新年度の4月を迎えました。親はある本で「いじめで学校にいけない状態なら学校に行かなくてもよい」というのを見て、中学校への進学は子どもの状態がよくなるまで待とうと考えたのです。
秋になって子どもの方が、学校にいけないでいる状態に耐えられなくなりました。韓国学校中等科ではなく、日本の中学校に進学を考えました。ところが日本の中学校では、韓国学校初等科卒業の生徒は小学校卒業と認められず、中学校への入学ができないと言われます。
確かめたところ、韓国学校初等科から日本の中学校に進学するときは、特別のやり方ができていました。6年生の3学期までに日本の小学校に転校し(初等科と小学校の転校は可能)、日本の小学校を卒業した状態で中学校への進学をする、というものです。
この生徒が中学校に進学するには、日本の小学校(6年生)に入りなおすところからやり直さなくてはならないのです。これは子どもにとっては別の高いハードルであり、中学校に入学できる道は閉ざされたままです。
問題の所在を広くとらえると、次のように考えることができそうです。
①、韓国学校を含め中国・朝鮮系の学校は民族学校と称され、欧米系のインターナショナルスクールとは別に扱われてきました。最近はアメラジアンスクール(アメリカ系アジア人)や南アジア系のインターナショナルスクールができて複雑になっています。
これらの中等科(中学校)と日本の中学校への転校や入学が“イレギュラー状態”になっているようです(小学校・初等科の間では転校などは可能なはずです)。学校により状態も違うので、一律にはできないようですが…。
②、この“イレギュラー状態”を改善しても、両親の片方が日本人で子どもが日本籍になる場合もあります。日本籍の子どもだから日本の小学校を卒業していないと中学校に進学できないかもしれません。韓国籍なら“イレギュラー状態”をなくせば可能になるとしても。両親とも外国籍で子どもが日本籍などいくつかのケースが想定できます。
③、入学できる私立中学校はあるのでしょうか。学校制度の違いをカバーする仕組みができればその中学校には制度的に入学可能なのでしょうか。それは違法でしょうか。
④、中学校卒業の時はどうでしょうか。民族学校中等科、インターナショナルスクール中等科に相当する課程の卒業生は日本の高等学校への入学資格はあるのでしょうか。日本の中学校に途中で転校しておかなくてはならないのでしょうか。
⑤、高校に相当する課程の卒業生は、以前は大検(現在の高卒認定)資格をとるのが大学入学資格を得る条件でした。現在は改善されて民族学校高等科、インターナショナルスクール高等科に相当する課程の卒業生は大学入学資格があると理解していますが、いいのでしょうか。
これらは子どもが選んだものではありません。「子どもにとっての最善の利益」から考えることです。上に書いた状態は、国籍やそれに基づいて入学している教育機関により選べる幅が制約されています。国籍差別、民族差別につながりかねないです。長きにわたって続いてきた慣行でしょうが、もはやそういう時代ではないと思います。
欧米系のインターナショナルスクールとの関係はこれほどのイレギュラー状態になっていないので、改善の余地はあります。学校間の段差があれば進学、転校したところでその段差を補正する仕組みにするのが正当であると思います。
日本への同化政策にするのではなく、民族性や各国の国情を認めながら段差を少なくする補正に向かうのです。これはいろいろな外国人が来日し、居住し、国際化が進む日本において、子どもの教育制度面から将来を見すえた対応策になるでしょう。
しばらく前に受けた相談を参考に考えてみました。
「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」作成開始
「周辺ニュース」として仮置きしてきた新聞記事を本格的な「ひきこもり・不登校の周辺ニュース」に構成するために試行錯誤中です。
(1)基本は固有名詞による独立ページ作成です。
新聞記事ですから1回掲載すれば完了とはいかないでしょう。繰り返し記事になることもありえます。異なる新聞に掲載されることもあります。その処理方法はその事態が重なったときに考えます。…
(2)情報提供としてすでに各学校や支援団体等から紹介情報を受け、独立ぺーができているところもあります。その場合は、該当ページの下段に新聞記事を置きます。これも情報量が多くなれば次の処理方法を考えなくてはなりません。
(3)主に公共機関にある「児童相談所・茨城県」などのタイプの種類別・都道府県別のカテゴリページに関する記事もあります。さしあたりは、そのページの下段に置きます。
(4)記事内容による種類分けは最大の課題です。当初の予定を多少変えて、今は次のようにしました。
事項百科=種類別カテゴリ(分類)
学習支援・無料塾
子ども食堂・フードバンク
虐待・DV
ニート・生活就労支援
奨学金・就学支援制度
健康・医療・いのち
法律・制度
施設・機関の種類:(事例)児童相談所・子ども家庭相談室
職名・仕事の種類⇒仕事ガイド
ひきこもり・居場所
不登校・いじめ
その他(未分類)
(5)この種類分けの前提は、どの記事を掲載採用するかの基準によります。この基準はまだ確定できません。
基準をつくる条件の1つは、採用の中心になっている「貧困ネットのメーリングリスト」に送られる記事は福祉に関係することが多く、教育に関する記事が少ないことです。教育に関する記事を何らかの方法で補充しなくてはなりません。
(6)大きな課題の一つは、ページ名に固有名詞を採用しづらい記事の場合です。例えば、子どもの貧困、虐待…などです。
あまり広い範囲のページ名にすると別ページのカテゴリ分類名と重なる可能性があります。重なることがまずいのではなく、ページ全体の重層化には有効ですが、処理方法(構造づくり)を正確に組み立てておかないと混乱します。その方法は見えません。
(7)1つの新聞記事ニュースを、種類別分類、地域別分類、それらの上位カテゴリ分類に構成し、アクセスしやすくする仕組みは試行錯誤中です。これは(3)(4)(6)の様子も絡んで複雑な面があります。
それらを十分に織り込めないまま、試作レベルの作業を続けています。うまくいっているのかどうか、まだ判断ができません。掲載件数が多くなってからのこの種類別カテゴリの変更は避けたいのですが、事前に全体を把握することは困難です。そのように考え、しかしまずは掲載作業を続ける中で考えていく、そんなスタンスです。
想定できる情報量は大量になります。複数メンバーが作業に関わらなくては継続できないでしょうが、それには制作基準をできるだけシンプルにすることが求められます。
この情報ページは社会的な役割もそれなりにあると予測できます。継続して信頼感のあるデータベースにしたいと思うところです。
〔ひきこもり・不登校の周辺ニュース〕
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…
「引きこもり居場所だより」の総目次の冊子作成
思うところがありまして、このブログ「引きこもり居場所だより」の総目次をつくりました。全部で2300件ほどの記事を書いたのですが、どこかであれについて書いたはずだが…というときにそれを探すのは難しくなりました。
これまではカスタム検索窓に検索ワードを入れていましたが、探せないこともよくあります。アーカイブ(過去の投稿)窓やカテゴリー窓はほとんど有効ではありません。アナログ型の人間としては、全体を目で見えるタイプのものがいいわけです。それが総目次です。月別に見出し(タイトル)を表に並べそれをプリントして冊子にまとめました。2011年1月から2015年12月までの60か月分です。この目次を見ながらタイトルにちょっとした覚書をメモしていくつもりです。
これがほしいという稀有な人がいましたら送料分100円(切手可)で送ります。…
2016年になってからのもそのうち追加する予定です。
〔「引きこもり居場所だより」総目次〕=これは冊子ではありません
http://www.futoko.info/…/%E3%82%AB%E3%83%86%E3%82%B4%E3%83%…