小さな商店街の中に産直の農産物店ができたのは3年前。
1年前にはその2階が相談室になりました。
そこに運営者のAさんを訪ねました。
今日はお店番が2人いました。いろんな人が交代でお店番にきています。
Aさんと話したのは“ひきこもりと周辺の人”をその人なりの経過にそって仕事に就けるようにする方法です。
事業者側から居場所づくりに協力を求めるためです。
Aさんは広義にはすでにそのスタイルの取り組みをしています。
ただ系統的に進めるには、より具体的なものにし、働き先になる事業者の協力がいります。
商店街と周辺の掃除を2週間ごとに行い、そのときは20人ぐらいが参加するようになったといいます。
商店街ではAさんの産直店相談室に協力する人も徐々に現われています。
そういうお店を含めて何らかの“仕事体験”につなげていくのです。
産直店では、お店番、品物の搬入と値付け・陳列、会計などの役があるようです。
小さな店なので多くの人が同時には入れませんが、交代で来ています。
このお店を“ひきこもりと周辺の人”の居場所的な活動として説明会を開く計画で合意しました。
この形のミニ居場所計画の第1号です。
Aさんとの話を終え、帰るときにはお店番の1人が周辺地域にチラシ配りに行ったといいます。
そのチラシを見せてもらったら「宅配サービスのお知らせ」とあります。
なるほど…と思いました。