事業者側からひきこもりに働きかける(提案)

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〔求人をしているいくつかの事業者に案内をした文章です。一部省略して紹介します。すでに好意的な回答もありました。〕

不登校情報センターは20年にわたりひきこもりと周辺状況の人たちとかかわってきました。
ある程度の期間かかわった人の3割程度が仕事かそれに類する状態になっています。
仕事に就いた人たちの多くは、不登校情報センターに通ううちに対人関係、社会経験を重ね、その積み重ねた経験とその時期に出会った条件のなかで仕事についたと理解できます。
ここに昨年来、ある現場で働く30代のひきこもり経験者がきて、その会社の意を受けて実質的なリクルート活動を行い、数名がその会社で働き始める状態をつくりました。
おかげで不登校情報センターに通所する中心メンバーの多くが抜けていなくなりました。
しかし、ひきこもり状態で仕事についていない人は多数います。
そういう人たちに向け新しい取り組みを進めたいと考え提案させていただきます。
それぞれの業種・職種の実情に合った工夫も必要です。
その舞台となった不登校情報センターの条件や役割も勘案した提案をします。
この企画に関心を示される事業者の方を探しています。
まずは提案を説明し意見交換する場をお願いします。

(1) 企画の目的
求人をしても働き手が来ない中小事業者や後継者難の事業者に、ひきこもり経験者を雇用できる条件づくりと過程や方法を説明し、求人につなげます。

(2)求人の対象者は厚生労働省基準の「ひきこもり」に限らず、いろいろな事情から「ひきこもり」に近い状態で仕事についていない人を対象にします。おおよその年齢は20代から40代になります。

(3)事業者、募集担当者は求人をする対応者です。
その会社ならではのリクルート活動をともに考えます。提案者の松田は20年以上の経験があります。
すでに仕事に就いた人たちの経験を聞くことで対応方法のヒント、募集者の個性を生かした案内スタイルを探っていけます。

(4)就業への働きかけの条件づくりと方法
事業者側から職に就くよう働きかけをする心得と仕組みづくりを重視します。
事業所の規模によりますが、担当者をきめて継続的に進めるところが成果を得るものと考えます。
(A)「ひきこもり状態の人」を理解する機会をつくる
一般的なひきこもり理解の学習に加えて、具体的なひきこもり経験者の話をきく(長期的なひきこもりを経験し、ある程度の就労経験のある人の話を聞く場)、家族会などに出席して出席者と意見交流できる関係になる。
(B)事業所としての予備的な場をつくる。
1日の仕事場見学会、短期の実習(1日2~3時間の実習を1週間行うなど)、見習い講習会(職場の仕事に必要な技術や知識を習う)、臨時アルバイト(インターン制など)。
これらの計画を事業所の規模や性格に即して作成し、「ひきこもり状態の人」に案内します。
「ひきこもり状態の人」が仕事に就くときの最大の壁は就職面接です。
この予備段階で就職する先の人と顔見知りになっている、その顔見知りの人が就職面接の場にいれば、この高い壁を相当に超えやすくなります。
手芸や工芸、デザイン関係などは少人数の教室を開き(定期的なサークルみたいなもの)、そこの参加者と顔見知りになって、徐々に仕事に就くように誘う方法もあります。
(C)事業所の説明会を開く
参加する事業者による説明会をひらきます。
どういう業種・職場・職種であるか明示して、ひきこもり状態の人に説明会への参加を呼びかけます(1人の出席で実施します)。
この説明会では就職者を募る以上に、参加者である「ひきこもり状態の人」とのふれあいや交流できる場にすることが大事です。
これは「事業所としての予備的な場」で説明したとおりです。
受け入れ準備のできた事業所から説明会をひらきます。
この説明会は事業者(事業主や担当者)が、どのようにすれば「ひきこもり状態の人」が働こうとするのかを、経験的に理解し把握する機会です。
事業者にとっては雇用した「ひきこもり状態の人」等の社員を育てる姿勢が大事であると理解し認識できると思います。
これからの時代に必要な事業体の性格ではないでしょうか。

以上は。まずは私の個人的な素案です。
まずは私に説明する場を設けていただきますようにお願いします。

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