会報『ひきこもり周辺だより』に同封したアンケートに1人の当事者から要望が出されました。
親が高齢化しているのに伴う生活情報です。
親の看取り方、葬儀の手配、遺産相続、あるいは生活保護や障害者年金にどうかかわるのか…。
「ひきこもり理解と支援の促進」学習会における当事者の報告(2015年1月)にはこうあります。
<親が死んだ後のライフプラン。
持ち家の維持、相続税、固定資産税におびえている当事者がいます。
それから兄弟間のトラブル、遺産相続で裁判に発展しているケースもあります。
親の介護、生命保険信託など一般の人がこうむる問題がひきこもりにも降りかかってきています。
それが外出や社会参加のトリガーになりえますが、なかなか難しいと思います。
最後に住宅問題、低所得者向けの物件、単身男性入居可能なUR、親子で入居可能な老人ホーム、東京都など各自治体が提示するアパート・マンションの物件、空き家、公設宿泊所、公営の低家賃アパート、シェアハウス、緊急小口資金貸付、総合支援資金……働きもしないでそんなことばっかり調べてるんじゃないかと思われますが、制度や情報を知っているだけでもゆとりが違うので。>
そういう情報をこれまでは意図的に集めていません。
「親亡き後のひきこもりの生活戦略」ページ(仮称)をつくるのがいいのかもしれません。
取り組みの実例から集めるのがよさそうです。
*訪問型の理容・美容・鍼灸師、パソコン教師などを含む事業者の小さなページ「家庭教師・訪問活動」があります。
これ自体がまだ作りかけのものですが、それに類することから始めるしかなさそうです。
〔会報『ひきこもり周辺便り』に載せた紹介文を詳しくしました〕