10月16日の「仕事づくり」体験発表会の問合せの続きです。
この発表会の対象者は誰になるのですかというものでした。小学生や中学生の親を対象にするのかどうかの確認でした。
この日の対象者は20代・30代の引きこもり状態にある人と家族です。また引きこもりを経験して社会に出よう、仕事に就くのにはどうするか考えている人、就職にチャレンジした人、心の内で考え迷っている人が対象です。
一言でいえば引きこもり経験がある20代・30代の当事者とその家族の人が対象になります。
31歳の女性の母親、27歳の息子の父親などから問合せが入っています。40代に入った本人からも参加申込みがありました。このような人が対象です。
日別アーカイブ: 2011年10月12日
FDAの引きこもり雇用の取り組み
10月16日に体験発表していただく、NPO法人FDAの方と打ち合わせをしました。
FDAは障害者の雇用を積極的にすすめてきたIT企業アイエスエフネット社が立ち上げたNPO法人です。これまで就業経験のない人の雇用をすすめることを目的としています。引きこもりの経験者も対象になります。昨年から活動を始めています。引きこもりであった人の体験を発表するとのことです。
またFDAの資料も入手できますし、相談もできます。
不登校情報センターは7月7日にFDAを見学させていただき、いろんな事情をお聞きした関係があります。今回の体験発表に出席いただき、その取り組みを多くの方に伝えられる機会になればと思っています。
支援施設の紹介と探し方
先日、埼玉県内のあるところでセラピー施設を開いている人からの連絡がありました。クライエントに不登校の生徒がいる。フリースクールのようなところを紹介したいので教えて欲しいという趣旨の連絡がありました。
手が放せない状態でしたので、後ほど調べて連絡をすることにしました。
ようやくその約束を果たしてホッとしています。
また大阪在住の方からは「不登校情報センターの大阪支部はありませんか」という問合せがあり、“ない”とわかると府内河内地域で不登校を相談できるところを教えて欲しいといわれました。不登校情報センターのサイトで探す方法を伝えました。まだ情報掲載が不十分なのでより多くの支援団体を掲載したいと計画しているところです。
ある通信制高校の謳い文句
「必須登校日4日……卒業率98%を誇る!」というある通信制高校の謳い文句を見ました。
この通信制高校を特に嫌うわけではありませんし、そこに相談に行ったお母さんから聞いた話の印象では特別なものは感じないのですが、この謳い文句には同意できそうにありません。
それは高校卒業の形式はできても人間を育てるのを放棄する“教育機関”であると宣言していませんか。そういいたいです。
病気で動けない生徒、引きこもり状態が重い生徒を対象とするのであれば、このような取り組みも意味はあります。
しかし、そうではない生徒に向かってこのような呼びかけは「教育はしません。資格を与えますので在籍してください」と聞こえます。