訪問サポート発表会始末

今日は「訪問サポート説明会&体験発表・ご相談」の集会をしました。
当初の案内は「訪問サポート活動説明会」の名称でしたから、この名称の変更は会の実態に即して名前を変えたものです。
参加者数を推測して資料は30通用意しまして、ちょうどなくなりました。家族2人で参加した人もいますが参加者は約30名でしょう。
詳しくは明日「参加申込み」用紙データを見てからにします。

内容はとにかくよかったです。相当深い問題なのに一般参加者とスタッフ側の対等性、親和性・気楽さ、率直さ、性急にことを進めずよく理解し納得してから…そんなスタンスがいいのではないかと思います。
訪問スタッフの学生もいますし、元訪問スタッフがいまは学校の先生になって参加している、今日のメイン報告者は訪問を受けた小林くんもほとんどスタッフのように参加しているので、ともかく上から目線にはなりようがないのです。
あえて気をつけなくてはいけないのは私・松田とトカネット代表の藤原さんでしょう。
予定のスケジュールはほとんど役をなさず、質問と応答時間になりましたが、これもまた愛嬌というか、よかったと思います。

〔11月7日の追記〕参加者は19組21人と発表者(急遽のパネラーも)・受付2人など12人、合計33人でした。

現状の維持も改悪よりはよい

ファシズム・独裁制は、社会の行きづまりを打破する強力な改革者の顔を見せて登場するもののようです。
ナチス・ドイツのヒトラーがそうです。いま大阪に見られる現象もそうです。
日本共産党が、その市長選挙で自党の推薦候補の辞退を受けとめ、この独裁制を主張する候補に対抗するために別の市長候補を「独自に応援すること」を表明しました。これは理にかない歓迎すべきことです。

「引きこもり支援」においても、実はこのスタンスと共通するもの(?)があります。
支援とは現状から上に向かって改善することです。しかし、現実が困難であるときはそればかりではありません。「現状から下がらない」ための支援もありますし、むしろ欠かせないのです。
私は、少なくとも意識のなかではこのスタンスを執っているはずです。
そういう取り組みを継続しているなかで、いつか上向きに転換する機会がめぐってくると信じているのです。
焦らないでいきましょう、というのは無理筋の言葉に聞こえるでしょうが、タイミングがあることもまた事実なのです。