私にとって「支援」とはなにか

「不登校情報センターはいろいろな支援をされているようですが、どうして私のように本当に支援を必要としている人には手が届かないのですか」。こういう趣旨の電話を受けました。
名前もわからない人からの“問い”に意表を衝かれたような感じがして、どう応えればいいのか一瞬とまどいました。
かつてあるアンケートに答えてこう書いたことがあります。
「「自分は何もしないですが、何とか助けてほしい」という人には特に手助けできそうにありません。不安を持ちながら、自分なりに(自分勝手だと思えても)少しずつ動こうという人には、それにあった方法が考えられると思います」。
少なくとも支援の対象になる相手が誰なのかわかっていなくてはなりません。見る人ごとに「どんな支援が必要ですか」と聞いていくわけにはいきません。それは大きなお世話の押し付けでしかなく、やってはいけないことになります。
そのうえで、不登校情報センターに何らかのかかわりを持つことが、支援を考えるときの必要な条件です。何もかかわりがないなかでは何もできません。しかも、多少のかかわりが生まれたとしても、こちらが勝手に手をだすのはやりすぎではないかと思います(緊急事態は別として)。
支援を求めている人が自分から何かを始めようとするとき、それを可能な方法で手伝うのが私には「支援」になると思います。
「天は自ら助けるものを助ける」というのを私はそのように理解してきたはずです。

「音楽学校」カテゴリーのばあい

情報紹介サイト制作の現場(2)
「学校・教育機関」ページ群のなかに、「音楽学校」のカテゴリーにあります。ある人の思いつきで設けて国立音楽学院に「音楽学校」を説明して欲しいとお願いしてところ、返事がありました。それを加工していまのページ説明ができています。
ところが「音楽学校」または「ミュージックスクール」を称するところは他にもいくつかあります。それらを自動的に「音楽学校」に加えるのではなく、原則として各学校からの提示、同意が前提です。そこで該当すると思われる学校に照会しなくてはなりません。
しかし、問題は2つあります。
(1)照会していく学校の範囲です。音楽教育をしていれば「音楽学校」にするわけにはいきません。「音楽コース」ならどうか、これは難しいです。やや広くを対象として照会し、同意したところを「音楽学校」にすることにします。
(2)もう一つはさらにとらえづらいです。なぜ「音楽学校」なのか。ネイル専門学校はどうか、パソコン教室はどうか…一般に普通科を除くすべての専門科が検討の対象になります。これは将来そのようにするつもりですが、全部とはいきません。パソコンは多くの学校・教室で教えていますが「パソコン教室」のカテゴリーの範囲には自ずと制限があるということです。これは持ち越しますが宿題になります。

DM発送の申込み状況

28日から作業しますDMによる学校・教室案内書の申込み・問い合わせが続いています。
現在、31団体から問合わせがあり、カバーするのは30都道府県になります。
実際に申込みをされたのは、問合わせの半分以下の15団体で配布地域は23都道府県です。
まだ単一市区郡単位で3団体が申し込みされたところはありません(3団体で締め切ります)。
2団体になった地域が、少しあります。次の地域が2団体になりました。残り1団体申込み可能です。
*岩手県全域、宮城県気仙沼市・登米市、秋田県大館市・鹿角郡、秋田県横手市・平賀郡、東京都板橋区・北区、広島県広島市、呉市、庄原市、廿日市市、三次市。
東京近辺、大阪近辺は問合わせは多いのですが、申込みされたところは少ないので、2団体が申し込みになった地域は少ないです。
申込みが4団体以上になったときは先着3団体を優先します。問合わせだけでは申込みの先着にはなりませんのでご注意ください。
外れた団体には連絡をしますし、発送負担請求額には加えません。
〔参考〕=1月7日「DM発送に参加する当事者を歓迎」
〔参考〕=1月9日「不登校・中退生の受入れ教室を紹介中」