高校卒業になる学校に基準を考える

―情報紹介サイト制作の現場(4)
「音楽教室」カテゴリーの扱いと少し似ている分類のしかたに、「高校卒業になるところと高校卒業にならないところ」を分けるのがいいという提案を受けたことがあります。
もっともな感じですが、実はとても難しいのです。高卒認定予備校を例に挙げましょう。高卒認定(高校卒業認定資格)を高校卒業とするのはいいのです。難しいのはそこではありません。高卒認定資格は文部科学省が実施するものです。高卒認定予備校はその準備をしますが、資格を与えることはできません。ですから高卒認定予備校は「高校卒業になるところ」ではありません。
通信制サポート校(通信制高校サポート校)はどうでしょうか。高校卒業資格は通信制高校にあり、通信制サポート校にはありません。通信制サポート校も「高校卒業になるところ」ではないのです。

話はとびます。大学医学部は医師養成学校ですが、医師は国家資格であり、大学医学部は医師免許を発行することはできません。医学部を卒業することと医師資格を得ることは別のことです。それでも医学部は医師養成大学と認められています。
そうすると高卒認定予備校、通信制サポート校も「高校卒業になるところ」としてもいいのではないか、そういう意見が出てきました。どうでしょうか。似ているような、違うような、判断に困る例です。
ですがはっきりしています。医学部を卒業しても医師資格を得られない人は少数ですがいます。それが社会的に広く知られていないだけです。厳密な意味では大学医学部は医師養成機関ですが医師免許を発行することはできません。そこで区別するならば高卒認定予備校、通信制サポート校も「高校卒業になるところ」とはできないのです。

「使用済みの記念切手」の活用法

「記念切手、貴金属アクセサリー、宝石などの買い取りをします」という、電話での案内がありました。
不動産や株・証券やお墓などの営業案内はときどきありますが、今回の案内は珍しいです。
とは言っても買い取っていただくほどのものはありません。ふと思い出して「使用済みの記念切手はどうですか」と聞いてみました。年末に郵便物の切手を集めて社会福祉協議会に送り、正月に入って記念切手は貼り付けて整理したからです。2000枚以上ありました。
答えは「記念切手は未使用のシールになったものを買い取らせていただいております」とのことです。
残念(?)かどうかはわかりませんが、「使用済みの記念切手」をコレクション以外に活用する方法はないものでしょうか。後でメモを見たら1229種類、2196枚とあります。

「研究会・研究団体」ページをつくります

FR式不登校対応チャート研究会」という研究団体の方からの連絡です。不登校情報センターのサイトから「FR式不登校対応チャート研究会」サイトにリンクの設定をして欲しいという依頼です。
不登校情報センター・サイトの有効な活用方法と理解できます。新しく「研究会・研究団体」ページをつくり、この研究会を紹介し、その紹介ページからリンクをしようとする趣旨です。次の返事をしました。

(1)「FR式不登校対応チャート研究会」の紹介をお願いいたします。
名称、連絡先(所在地・TEL・FAX、メールなど連絡のしかた)、代表者、研究会の趣旨・目的などを書いてお送りください。それに基づき紹介ページをつくります。
(2)紹介ページはできましたら、点検していただきます。
(3)「研究会・研究団体」(仮称)ページの上位ランク(トップページからの接続経路)はなお検討中です。
(4)可能でしたら不登校情報センターにもリンクをしてください。

このような不登校、引きこもり、発達障害に関係する研究団体からの同様な申し出を歓迎いたします。個別に検討したうえ新しい「研究会・研究団体」ページに紹介させていただきます。

葛飾区不登校交流会の区民大学講座案

東京葛飾区内の不登校関係グループが昨年から交流の機会を持っています。
今年は葛飾区が行なう区民大学に6講座を持って参加する企画準備を始めています。
年末に数名からなる事務局メンバーができ具体化を図っています。私はそこからはずしてもらっています。

昨日、準備内容がメーリングリストで送られてきました。それを見て一つの提案を思いつき、メーリングリストを通して返事をしました。

「事務局の皆様ご苦労様です。
お送りいただきました内容構成案を見て一つ提案をさせていただきたいと思います。
講座の構成は4テーマ6講座が提案されています。
当事者(保護者・子ども)の話
スクールカウンセラーからの話
フリースクールからの話
発達障害をもつ子どもを支援する方々からの話

わたしが追加提案したいのは、学生の訪問活動の話です。
ときどき学生の訪問サポートの発表会をするので聞く機会がありますが、おもしろいです。理論的にどうかというのではなく、実体験の話であり、若さの持つすばらしさです。学生が講師として登場すると区民大学も親しみやすさがますと思うのですが、どうでしょうか」