不登校の親の会に来ているお母さんから娘さんがラインスタンプを作成して2組が販売中になっていると聞きました。40作品が1組です。
「yuyuyu」さんの名前で「カエルンルン」が出てきました。もう一つは「虫ちゃんたちの日常」です。さらに第3のシリーズも作成しているといいます。
不登校情報センターのサイト内の適当な場所からアクセスできるようにしようと思っています。…
不登校や引きこもりの経験者で同じようなことをしている人がいましたら連絡をください。ブログを書いている不登校・ひきこもりの当事者のも掲載し紹介しています。
「創作活動関連」カテゴリーアーカイブ
パステルアートで12月のカレンダー制作
今日14日のパステルアート教室は12月のカレンダーをつくりました。
描いていたのはクリスマスツリーの絵です。
小雨の中を自転車で駆けつけた人もいて、今日の受講者は3名です。…
机の関係でこれが定員いっぱいですが増えたら別の方法があるかも…。
来月は、12月12日(土)、新年の干支になるサルの絵を入れたカレンダーづくりになります。あべちえみ(abechiemi.bebe@gmail.com)さんに連絡してください。
次のパステルアート教室は6月13日です
「2月19日の『みんなのパステルアート教室』の案内」にコメントをいただきました。
「パステル画を、やりたいと思っています。
ご都合がつく様ならば、見学しにいきたい」という趣旨の連絡でした。…
パステルアート教室はあべちえみさんが開いているものなので、これをあべさんに転送しました。
次回は6月13日(土)午後1時から3時です。曜日が変更になります。
1回に出席できる人数は多くできませんが、参加者は1名のこともあります。
興味をもたれる方なら他に条件はありませんので参加を歓迎します。
[http://www.futoko.info/…/%E3%81%BF%E3%82%93%E3%81%AA%E3%81%…]
2月19日の『みんなのパステルアート教室』の案内
講師のあべちえみさんからの呼びかけです。
〜・〜・〜パステルアートとは〜・〜・〜
穏やかで温かみのあるパステルのトーンと、
それをパウダー状にして指で描くというアートです。
子どもからご高齢者のどなたでも、
上手い下手に関係なく簡単に描けます。
【日時】 2015年2月19日(木)、13:00〜15:00
【場所】 東京都江戸川区平井3-23-5-101
(NPO法人 不登校情報センター)
※JR総武線「平井」駅南口・徒歩5分
【内容】 パステルアートを用いたカレンダー作り
(桜の絵を描きます/3月用)
【対象】 ご興味のある方
【定員】 3名様
【持ち物】 筆記用具
【参加費】 1,000円(材料費込み)
【ご予約・お問い合わせ】
◆abechiemi.bebe@gmail.com(講師あべちえみ)
◆Mail:open@futoko.info
◆FAX:03-5875-3731(NPO法人 不登校情報センター)
いずれかまで。
皆さんで桜の絵を描きながら、
一足早い春を先取りしてみませんか?
ご予約をお待ちしております。:)
大量生産ではない作品、創作品の特別の役割について
「好きなことを続けて仕事にできる社会的な背景」に次のコメントをいただきました。こうあります。
「何のために生きるか」という問題を抜きにして「生きるために何をするか」しか考えないのは貧しい人生だと思います。
ひきこもりの当事者の一部も、生活費以上に切実と言えるかも知れない目的のために、真剣な態度で趣味に打ち込んでいるのではないでしょうか。
先人の創作活動も、作品に込められた愛着、こだわり、自信、責任感が伝わるからこそ評価されるのであり、たとえアマチュアの作品であっても、それらを尊重する態度がわれわれに要求されることに変わりはないのだろうと思います。
このなかに大量生産方式の工業では実現できない、手づくりとか創作的な活動の根拠があると考えられます。個人的な「愛着、こだわり、自信、責任感」が、一つひとつの生産物にこめられます。だからそれは「生産物」というよりは作品といったほうがぴったりするのです。
もっとも私は社会関係として問題を扱うときはこれを生産物とか小生産と書き表わすことがよくあります。どなたかは明確ではありませんが「小商い」(こあきない)という人がいた記憶があります。芸術のレベルで(あるいは控えめな表現の創作活動では)状況をとらえると、生存のもう一方の基盤をなす生活やそれを支える経済状況を忘れて展開することもあるので注意しているのです。
コメントは「生活費以上に切実と言えるかも知れない目的のために、真剣な態度で趣味に打ち込んでいる」と言われるのはこの点でしょう。そうであるからこそ特別の価値を持つのです。情報社会ではそのことが評価される社会的な基盤ができるのです。
生産物が商品になるときの商品の価値は「それを生産するのに費やした社会的平均的な労働時間である」という労働価値説があります。しかし、芸術作品の価値はこのような尺度では測ることはできません。K.マルクスの『資本論』においてもそのようにされています。
それでは芸術作品や個人的な「愛着、こだわり、自信、責任感」を持つ作品の価値判断の基準が何になるのか。じつは私にはわかりませんが、人間の未来社会の発展的な可能性が潜んでいるように思えるのです。
好きなことを続けて仕事にできる社会的な背景
絵を描くのが好きでLINEのスタンプにあたるものを創っている女性がいます。紙に描いたのですがそこからどうすればいいのか。パソコンに取り込んで色をつけて、しかるべきところに送って、審査をうける。パスをすれば活用される。おおよそこういう順番です。
聞くところによると、審査中のものが大量にあり、審査には数か月の順番待ちとか。
絵を描く人が自分でパソコンを使えるようになる方法と、パソコンを使える人と共同で進める方法の2つがあります。ここから考えたことです。
日本は手芸や工芸をする人の割合がきわめて高い国です。プロとアマチュアの境界がはっきりとしないことも特徴です。言い換えますとアマチュア(趣味の範囲)なのにレベルの高い人が多いのです。販売ルートに乗せる意志と条件がこの違いをつくります(作品のレベルだけではなく)。
19世紀末に日本に来たラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は、日本人の使う食器や家具などの生活用品が、西洋における芸術品レベルにあると驚いていました。少なくとも江戸時代にはそういう状態にあったといわなくてはなりません。
この状態はいまも続いています。この状態が情報社会において新しい様相をもちはじめています。
情報社会とは、この小生産(個人的な作品づくり)が独自の販売網をもつ可能性を劇的に高めます。いまはごく少数の人がその条件を享受しているのですが、これからは相当の多数が仲間入りすると推測できます。そうなったとき初めて(人類にとっての工業社会に続く)情報社会が到来したと判断できるでしょう。
私の周辺の引きこもり経験者には手芸や工芸をする人、また独特の狭い世界に深く入り込んで何かをしている人が多くいます。創作活動というと気後れするのですが趣味が高じたものかもしれません。引きこもり経験者にかぎらず日本人には多いのです。
私は不登校情報センターのサイトを趣味の延長として始めたものと理解しています。これは創作活動とはいえませんが、これも「独特の狭い世界に深く入り込んだ」ものです。これらが情報社会では意味をもつようになります。
初めに紹介した絵を描いている女性に話しました。絵を描くこと、一般的にいうと作品づくりを続けることが大事です。それがこれからの社会に生きます。第三の波といわれる情報社会は入り口まで近づいています。しかし、まだ到達はしていません。それで収入を得るとか生活できる条件にはなりませんがもう少しでそういう時代が来ます。
作品には手芸品、工芸品、日用品などです。バイクにつける小道具や、人の条件によっては車の装飾的な部品をつくることもあると思います。大工業も変わるでしょう(大工業の変化する姿を私は描くことはできないのですが)。
パソコンができなくても自分の好きなことをやり続けると、パソコンのできる人が応援にきます。パソコンのできる人に必要なのはそこに載せる情報だからです。手作りの作品は情報になるのです。
年末のセシオネット親の会で話したことです(21日)。
パステルアートを人とつながる方法に
今年最後のパステルアート教室に、中学生の娘さんとお母さんが参加されました。
作品は来年1月のカレンダーづくりです。
講師の阿部さんによりますと、
お母さんは「ふだん自分の世界に没頭することが少ないので、とてもよい機会でした」
娘さんは「ふわふわした羊が描けて、とても楽しかったです」
ご自分の好きな色で描きながら、このようなご感想をおっしゃっておりました。
ということです。子どもさんと一緒に参加されたのがよかったです。
月1回の「みんなのパステルアート教室」であり、次回は1月15日になります。
阿部さんは、パステルアート教室を他の場でもつくろうとしています。
引きこもっている方を訪ねてパステルアートでつながろうとしています。
「訪問相談サポート」とは違う形のものが広がるかもしれません。
旭爪あかねさんから『歩き直してきた道』が届く
旭爪あかねさんから自伝的な『歩き直してきた道』(新日本出版社、2014年)が送られてきました。
彼女が小説『稲の旋律』を発表した後、不登校情報センターは講演会にお呼びして話していただきました。もう十年以上も前のことです。
その後、この小説は映画化されました。数年前に日本共産党の赤旗祭りで上映する機会がありました。この上映会場に行ったとき旭爪あかねさんがあいさつをされ、そのとき久しぶりに顔を合わせました。
送られてきた本の前書きをみますと、いまは「書けない時期」になるそうです。この本は一小説家の自伝というよりは、私にとってはひきこもった人のジグザグな道をたどる人生記録として読めると思います。
17日(木)1時からパステルアート教室を開きます
絵本『こどもトンネル、おとなみち』の作者、あべちえみさんの提案でパステルアート教室を開きます。不登校情報センターを会場に毎月1回定期的に開ければいいと思います。提案内容は次のようになります。参加の申し込みは(abechiemi.bebe@gmail.com)、または不登校情報センター(メール:open@futoko.info、FAX:03-5875-3731)まで。
パステルアートとは、穏やかで温かみのあるパステルのトーンと、それをパウダー状にして指で描くというアートです。
子どもからご高齢者のどなたでも、上手い下手に関係なく簡単に描けます。
教室が定着するには時間がかかるとのこと、私もそのように考えています。
すぐに結果を求めず、一つ一つの過程を大事にしながら、成立させていければと思います。
初回日程:7月17日 13:00から(セルフサービスカフェ前)
時間:1時間半程度
対象:ご興味のある方
定員:3名程度
持ち物:筆記用具(ない方は情報センターのを使ってください)
参加費:1000円(材料費込み)
「高年齢ひきこもりの社会参加の方法」の説明会
6月に「在宅ワーク・居場所ワークのすすめー高年齢ひきこもり経験者の社会参加の方法」という新しい取り組みの説明会をします。はじめは6月8日(日)11時から12時30分まで。この日の午後「大人のひきこもりを考える教室」と「加倉井亮央さんの家族療法を学ぶ会」の前になります。2回目は6月22日(日)午後1時から3時までを予定しています。その主旨をお知らせします。
30代後半以上になっているひきこもりの人がそこから就職をめざすタイプの支援は現実的なものとは思えません。そういう人がいるとしても、支援の中心目標にするのは的外れではないでしょうか。
経済活動としては家業を手伝う、親などの知り合いの仕事から入るなどがより現実的です。そういう条件がわからない人の社会参加の方法をいろいろ提案してみます。
不登校情報センターでは9年前から学校や支援団体のサイトを制作している人がいます。昨年からは事務作業グループとしてサイトに紹介する情報集めを重ねてきました。その事務作業を見ると、ネットでの情報検索、体験を生かして支援活動のレビューを書き(執筆活動)、ブログを運営する人がいます。こういう経験に基づくもの方法です。数か月前からはCSR(企業の社会貢献)呼びかけに参加を計画しています。
このほかのことも含めて全体的にいえることは、自宅でできる(在宅ワーク)、訪問を受けてどうするのかを習う、居場所でできるという「ひきこもりながら社会参加する」方法になります。単純にひきこもっているわけではありません。ひきこもりながらでもできる社会参加の方法です。家族の方にも参加してほしいし、当事者とともにできることもあるのですが工夫が要ります。
ほとんど収入にならない趣味・関心を生かすレベル、生活リズムを確立するレベル、対人関係づくりが中心のレベル、小遣い程度の収入になるレベルなど状況はさまざまです。しかし、以前の状況からの前進は確かです。その活動を説明する会です。テキスト「在宅ワークと居場所ワーク」を作成中です。