もう、思い浮かぶような種はない。
いつまで文章を書けば気が済むのだろうか。
もう現実から目を反らしてしまいたい。暫くの間は。
夏であった時の心境とは打って変わり、どこかで気弱な心となってきた。
そしてまた、色々な物への否定的な感情をも抱き始めている。
自分自身がシャットアウトをしたい気持ちを強く抱き始めかけてきている十二月での時期。
今年も残りわずかとなってしまった。
心の中での悲痛な叫びが聞こえてくる。
今は近くに居なくなってしまった、あの頃いた誰かさん、今すぐにでも声を聞かせてほしい。
今すぐにでも、自分の前に姿を現してほしい。
いつでもそばに居るよと、そう、ささやいてほしい。
ずっと待っているのさ、僕は。
どんなに叫んでも、叫び足りない程さ。
いつまで自分を、今のままの境遇に置きざりにしているのさ。
非現実的に、非日常のようなリズムへと陥っていく。
無理に上を向くな!