(34)『過ぎ去った日々』

4月 3rd, 2008

 毎日、現在での自分が居る現実を見ては、時計を元への過ぎてきた時へと戻したいと思う事がある。実際には、無理であるという事は十分にわかっている。
 全てを、過去へと戻したい訳ではなく、自分の中で二度とはふり返りたくないような時期もあれば、出来る事なら何年か前の時期へと遡り、そこから自分を出直したいと思っている事が、今でも心に強く残っている。
 その頃、どれだけ自分が恵まれていた事であるか、又、どれだけ幸せであったかなどと。
 2003年の3月から、何月が経ってしまった5年間。
 今でも5年前の時を、自分の中で美化をするように思い出してばかりいる。
 前を向いて進んで行く事が、人生の目的であるのかもしれないが、本当にそれだけが生きる全てであるとしたなら、それ程までに切なく儚いものはないだろう。

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