(69)『周る回るよ、時代は。』

7月 1st, 2009

 年々、新しく新メンバーでデビューをしている若い女子アイドル達。
 輝いていられる年若い時は、二度とは戻って来ない。
 男女を問わず、ある青春時期での1ページでもある。
 場合によっては、人生をある程度にふざけて送っている成人を過ぎた大人よりも、最も辛い年頃であるかもしれない。
 そう簡易には、何でも割り切ってしまえない気持ちを多くに抱ける年頃でもある。
 まだ成熟をしきっていない分にも、良い意味では冷め切ってはいない精神とも思える。
 そして、どこかに多少なりの悪ぶれたいような気持ちをも持ちやすい年頃でもある。
 それが、決して一概に悪いことだとは言い切れたものではない。
 また、大人に対しての不信感を抱きやすく、やたらと大人が嫌に思うこともある。
 自分にも未成年期にはそういう時があった。
 できることなら、ずっと大人になどはなりたくないと思っていた。
 現在に至っては、ようやく今になってからに成人を迎えたかのような実感性が、少しずつ持てるようにもなってきた。
 けれども、どこかにおいては未だに大人社会への不信感も少しは抱いている。
 子どもから大人へと変化をすることは、ごく当たりまえで、ありのままでの成長であるだろうが、誰でもがそのように人生を歩むものではなく思える。
 幼年期から小学校と中学校に渡る義務教育での間は、少しずつ成長をしていかねばならなくても、高校生時期からでの成長期に入ってからは、親などから口うるさくはされたくない年頃でもある。
 そして更に20才という成人を迎えれば、またも高いハードルがやって来る。
 若さというのも、儚くも呆然としている間に過ぎてしまい、気がつけば自分も30代となっている。
 けれど、過ぎてみてから気づくものもあって、やり直すかどうかは自らの願望を持つことにもよる。
 気持ちを若く持つか、それとも年寄りくさく持ってしまうか。
 その願望の違いであるかもしれない。
 人生全てにおいて、何もかも諦めてしまう気持ちだけは決して抱いてはならない。

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