スクールソーシャルワーク シンポジウム
1.趣旨
近年、学校教育現場においては、不登校、いじめ、学力格差、暴力行為、学級崩壊、発達障がい、マイノリティの子ども、保護者の要求行動、教員の精神的疲弊などの課
題が注視されている。また、児童生徒の学校生活における言動の背景として、貧困、生活困窮問題、社会的孤立・排除、子育て不安、ネグレクト・虐待、DV、精神疾患
などの保護者・家族を取り巻く状況や、さらには地域コミュニティの崩壊、人間関係の閉塞化、居場所の喪失などの社会問題が指摘されている。まさに児童生徒を取り巻
く学校、家庭、地域社会の状況は深刻さを増しているといえる。
そのようななか、「子供の貧困対策に関する大綱」(平成26年8月29日)においても、「学校のプラットフォーム化」が明記され、文部科学省によってスクールソーシャ
ルワーカー(以下、SSWr)の配置拡充が提唱されたように、スクールソーシャルワークに対する期待が増してきている。その一方で「学校のプラットフォーム化」とい
う施策の中身と目指すものが、学校教育現場に十分に浸透していない現状も散見できる。
本シンポジウムでは、①「学校のプラットフォーム化」という施策が目指すものを明らかにし、②その実現のために必要な行政、学校、SSWrの協働のあり方を検討するとともに、③SSWrに期待される役割と課題を明確にすることを目的に開催する。
2.主催 一般社団法人静岡県社会福祉士会 こども家庭福祉委員会
共催 静岡市 静岡市教育委員会 一般社団法人てのひら
3.後援(予定)
静岡県教育委員会、浜松市教育委員会
4.開催日時 平成28年11月3日(木曜日、祝日) 12:30~17:00
5.会場 清水ふれあいホール
〒424-8701 静岡市清水区旭町6番8号(清水庁舎3階)
6.参加対象者
学校教職員、教育委員会指導主事、行政職員、SSWr、スクールカウンセラー、
その他、教育・福祉・心理・医療・保健・司法などの専門職、「子どもの貧困」問題
やスクールソーシャルワークに関心のある方、など。
7.定員:200名(先着順に受付し、ご希望に添えない場合にはご連絡いたします)
8.参加費 500円(資料代) ※当日、受付にてお支払いください。