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お答え:居場所は管理的でなく学ぶ機会にするー松田武己

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お答え:居場所は管理的でなく学ぶ機会にするー松田武己

(質問162)居場所にはジョブコーチがいるといいのでは
〔2013年1月〕
シリーズ「なでしこ会講演その後2」です。
質問は「発達障害の人とジョブコーチ」に関することです。
アンケートの中にあった質問はこうです。
「先生に質問です。発達障がいの方の対応・空気を読めず、場をこわしてしまう・ジョブコーチのような方がみえるのでしょうか」。
(お答え162)居場所は管理的でなく学ぶ機会にする
不登校情報センターにジョブコーチはいません。
というよりもジョブコーチという職種の方がどんな役割をするのかをよく知りません。
名称からすると職業技術的なコーチ役に思えるのですが、質問文の流れから見ると場(スペース)における対人関係づくりの役割をするようにも見えます。
この2つの役割は居場所・ワークスペースには必要です。
その方法を講演ではどうしてきたのかを織り込んで話したつもりです。
2つのうち対人関係づくりのほうを書きます。
技術的な指導が問われているようには思えないからです。
場づくりの特徴は管理的な方法で行わなかったこと、教育的な方法です。
多数の人がいるまえでリストカットを始めた人がいます。
2人が口論になり私がすぐに止めようとしないのを見て疑問に思った人がいます(ここでの事態発生は口論です)。
数人のグループから非難を受ける行動をした人がいます。
他にもトラブルじみたことはありますが、静かで穏やかさを保つのがスペースの目標ではありません。
作業や話しをしながら対人関係を育てるのが目標です。
「対応・空気を読めず、場をこわしてしまう」という人がいつもいたのではありません。
最近はアスペルガー症候群の一部ですが、少し以前は境界性パーソナリティ障害という人が代表でした。
「対応・空気を読めず、場をこわしてしまう」ことを恐れすぎていませんか。
場を守ることを優先するとそうなります。
突発的な状態は珍しく、そこにいた人全体がそこで考え、学ぶ機会にすることです。
教育的な方法とは私にとってはこのようなものです。
「ない」ようにするには管理的になります。
事態がないのがいいのではなく生まれたときにどうするかを学ぶのです。

*なでしこ会の講演と質疑
(質問151)お答え:子どもがしていることをやめさせるのではなく伸ばすー松田武己
(質問152)お答え:分担して作業し共通の広報等を応援するー松田武己
(質問153)お答え:能力差よりも関心の違いを生かすつもりー松田武己
(質問154)お答え:ゲームをやめさせるのではなく別の関わり方を持ち込むー松田武己
(質問155)お答え:成果を急がず信頼関係をつくるのが出発ー松田武己
(質問156)お答え:個人ができそうなことを始めSOHO共同体をめざすー松田武己
(質問157)お答え:医師との協力は望むが方法はその経過等によりますー松田武己
(質問158)お答え:居場所にくる人の状態を認めそこからの出発が支援ですー松田武己
(質問159)お答え:不登校親の会も少しずつ変化してきていますー松田武己
(質問160)お答え:オーソドックスな活動が波及しやすいのでは?ー松田武己
(質問161)お答え:教育的な方法で引きこもりに対応するー松田武己
(質問162)お答え:居場所は管理的でなく学ぶ機会にするー松田武己
(質問163)お答え:引きこもりが長期化し居場所に行けない人への対応ー松田武己
(質問164)お答え:親の会と子どもの外出の関係ー松田武己
(質問165)お答え:選択的で了解的な訪問の方法ー松田武己
(質問166)お答え:繊細な感覚を持っているが言葉化しづらいー松田武己
(質問167)お答え:当事者の仕事づくりを応援するー松田武己
講演「長期化する引きこもり支援活動」

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松田武己不登校情報センター相談室

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