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お答え:能力差よりも関心の違いを生かすつもりー松田武己

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能力差よりも関心の違いを生かすつもりー松田武己

〔質問153〕複数の人が来るなかでの能力差や性格・気質の違いをどうする
(3)能力差や性格・気質の違い
居場所の問題点として、能力的な差を感じてさらに傷つくことがあります。
グループ分けを初めからしたほうがうまく行くという意見がありましがどうでしょうか。
社会不安障害中心のグループ、アスペルガータイプのグループを2つつくることはどうですか。

〔お答え153〕能力差よりも関心の違いを生かすつもり
これには唯一の正解はないとするのがいいでしょう。
居場所にどういうタイプの人が集まるかに左右されます。
引きこもりの多くはこの質問にある社会不安障害というか、感受性の繊細さによる対人関係の不安定によるものでしょう。
不登校情報センターの場合を見ると長い経過のなかでいろいろな人が来ました。
それぞれの時期で何が中心的なタイプなのかは微妙に異なります。
実際の方法は、テーマを設けた交流会的な集まり(居場所)を持ったこと、継続的に作業する場ができたことです。
そこに継続的に参加する人の人間関係ができます。
引きこもりの体験者の発表会をすればそれに関心がある人が来ます。
2月にはアスペルガータイプを想定した発達障害の体験発表をします。
これまでには創作展をしました。創作活動をしている人が集まります。
女性の体験発表や就職した人の発表会、自分で仕事づくりしようとする人の交流会もしました。
そういうなかで交流の機会があり、それぞれの人間関係ができるのではないかと思います。

これは不登校情報センターのやり方であってそうでなくてはならないものでもありません。
能力差を前提としたものというよりも関心に基づくものです。
「成人の中学教育学習スペース」も呼びかけていますが、継続はしていません。
他の人の動きによって傷つく、自分と比較して落ち込む、自分にもできそうと思えて動き出すきっかけになる、
猛然と動き出し急停止する、このようないろいろな状態を経験する人がでます。
それは悪いことではありません。
いいこともあるし悪いこともあるように見えますが、自分の状態を知る機会です。
自分に合った状態、自分のいる場所からスタートするのです。
それまではその位置が漠然としていた、それが鮮明になるのです。

なでしこ会の講演と質疑
(質問151)お答え:子どもがしていることをやめさせるのではなく伸ばすー松田武己
(質問152)お答え:分担して作業し共通の広報等を応援するー松田武己
(質問153)お答え:能力差よりも関心の違いを生かすつもりー松田武己
(質問154)お答え:ゲームをやめさせるのではなく別の関わり方を持ち込むー松田武己
(質問155)お答え:成果を急がず信頼関係をつくるのが出発ー松田武己
(質問156)お答え:個人ができそうなことを始めSOHO共同体をめざすー松田武己
(質問157)お答え:医師との協力は望むが方法はその経過等によりますー松田武己
(質問158)お答え:居場所にくる人の状態を認めそこからの出発が支援ですー松田武己
(質問159)お答え:不登校親の会も少しずつ変化してきていますー松田武己
(質問160)お答え:オーソドックスな活動が波及しやすいのでは?ー松田武己
(質問161)お答え:教育的な方法で引きこもりに対応するー松田武己
(質問162)お答え:居場所は管理的でなく学ぶ機会にするー松田武己
(質問163)お答え:引きこもりが長期化し居場所に行けない人への対応ー松田武己
(質問164)お答え:親の会と子どもの外出の関係ー松田武己
(質問165)お答え:選択的で了解的な訪問の方法ー松田武己
(質問166)お答え:繊細な感覚を持っているが言葉化しづらいー松田武己
(質問167)お答え:当事者の仕事づくりを応援するー松田武己
講演「長期化する引きこもり支援活動」

回答者と所属団体
松田武己不登校情報センター相談室

 

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