引きこもり支援の基本視点を思い巡らす

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2月に神戸で開かれた「第7回社会的ひきこもり支援者全国実践交流会」に参加された紀有文さんと話し合う機会がありました。そのなかで記念講演をされた「交流館篠山しゃべり場・遊び村」の井上一休さんの取り組みが興味を引きました。
紀さんは別の機会に聞いてきた北海道の例とあわせて、引きこもりへの取り組みが地域の過疎対策ともなっている点を指摘されました。B級グルメの取り組みなど全国各地で地域起こし・地域活性化の運動が起きています。引きこもり対策をこのような地域活性化の視点から取り組んでいる例は他にもあるのかもしれません。
私たちは東京都内で活動をつづけ、引きこもり支援を狭い視野で見ているのかもしれません。東京都の引きこもり支援は“治安対策”というみすぼらしさですが、それは半ば冗談としても社会的に広い視野から取り組みを考える意味がありそうです。
東京において過疎対策はありません。世代間ギャップ、家族関係、失業・雇用不安、生活保護などいろいろな問題が関係しています。福祉がいいのか、社会教育も1視点ですし、医療・心理がどうなのかと思い巡らします。いまのところ情報社会を迎えようとするなかでの産業経済の変化の視点から全体を見るのがおもしろそうな気がしています。
昨年12月に私は不登校情報センターに関して「引きこもりに結びつく当事者と支援者の情報交流ステーション」と再定義してみました。これは文献を読むなかで思い描いたことで、現実との関係が十分につながっていません。この定義との関係も検討材料です。
発足したばかりの「葛飾の子ども・若者ネットワーク」は、厚労省に「子ども若者ビジョン事前レクチャー」を依頼しています。これに参加するときの問題意識になりそうです。

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